
「道警刑事サダの事件簿」 菊池貞幸著 (徳間文庫) 660円
“佐々木譲氏がうなった!
・・・・・・・・・・・・・(中略)
警察ノンフィクション登場!”
これは表紙帯の宣伝文。
これに関する説明が末尾の解説にあったので紹介する。
“世間的には無名の一刑事が、長年の警察官生活で経験したあれこれを纏めたのが本書で
ある。作者の菊池貞幸さんは北海道警察の現役時代から、記憶に残る事件と関係者のエピ
ソードをノートに綴り、それを親しい警察官仲間に見せていたらしい。そして退職後に、
その本文と仲間から送られてきた感想を『私の事件簿Ⅰ』(くらてる社・非売品)という
私家版に纏め、周囲に配布したという。配布先には菊池さんの手で刑務所に送られたヤク
ザもいたそうな。
その私家版を読んだ一人に、北海道出身で今も在住している作家の佐々木譲がいた。
佐々木さんは一読後、その面白さに驚嘆し、徳間書店に出版の仲介を申し出たのだ。その
ような経緯をたどり、『私の事件簿Ⅰ』を加筆修正した『道警刑事 サダの事件簿』が本
文庫より上梓されることになったのだ。”
とにかく人情味あふれる一冊だった。
字、大きい?
字は特に大きくありません。
19話あるので、細切れに読んでも大丈夫です。