いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

庭木の花たち(1)

2009年03月11日 | SO-Color

 東風吹かば匂ひ送来せよ梅の花
           主無しとて春な忘れそ

 菅原道真の余りにも有名な歌。これは私の身にも別の意味で当てはまるような気がしている。母はこの花を、そしてこの庭をなかなか見には来ることができないで居るのだ。もう少し様子が好転してくれるといいが…と期待しながら……。
 
 このごろ少し春らしくなってきた。庭木の花たちは、私がちっとも手入れをしないけれど、自己主張し始める時期。これは枝垂れ梅。梅なのに梅の実がならないような記憶。もしかして以前実をつけていたのだろうかと考えてみるが、確とした覚えがないほど、無関心でいる。
 鳥も訪れてくれる。嫌いな虫も勿論!そして我が物顔で、この庭を我が通り道と猫がゆうゆうと歩いてくる。そして縁先に木製のテーブルを置いているが、そのテーブルの脚に、テリトリーの標とオシッコをちょっとかけて行く。それに刺激されて、別の猫がおしっこ!そしてまた、別の猫!
 とうとうテーブルの脚は朽ちかけてグラグラしてきた。朽ちている方の脚を濡れ縁にもたれ掛ける。ちょっとだけ安定するが、また先日の猫が現れて、“私の臭いが薄くなっているわ”なんて、朽ちてはいない方の脚に標をかけて行く。そして次の訪問シャも、次の訪問シャも。
 四脚のうちの、もう一つの脚もそのうちにグラグラして来るだろうと思う。そうしたら、木製テーブルの脚を、蒲鉾の板などで補ってやろうかと、計画中。蒲鉾を食べては板を少なくとも4枚は保存しようと考えている。

 これはボケの花。季節を把握せずに、勝手に花を咲かせているので、ボケと言うとか? 私の記憶がぼけてきているため、間違っているかも知れないので、調べると下記のようであった。

木瓜(ぼけ・もっこう)
(1)バラ科の落葉低木。中国原産。庭木とする。高さ約2メートル。小枝はときにとげとなる。葉は楕円形。春、五弁花が前年枝に数個ずつつく。花は紅・白のほか咲き分け、絞りなどがある。果実は楕円形で黄熟し、香りが良い。
 〔「木瓜の花」は [季]春〕
(2)クサボケの別名。

  
馬酔木も鈴蘭型の小さい花をたくさんつけてかわいい花だ。この花の命名には謂れがあるようだ。この木を旨い旨いと食べた馬が、酔ってしまったとか?
 本当のところはどうなんだろうか?ちょっとずれていた記憶!あ~惚けている私だね。

(ウィキペディアから。)
 馬酔木(あせび)の名は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。 多くの草食哺乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。たとえば、奈良公園では、鹿が他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。逆に、アセビがやたら多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる。