昨年4月4日に上野公園に行きました。多分、美術館の帰りだったように記憶しています。もう、満開!で、散った桜の花びらもいっぱいでした。
今年はまた、桜の開花は早いようです。今年の二千和会のお花見を兼ねての文学散歩は3月28日です。早々と桜便りが聞かれるこの年は、きっと見事な花盛りに出会うことだろうと思います。
ところで、桜とは関係がないのですが、会の浅田副会長のお友だちが、川柳の部門(よみうり文芸・3月10日付け)で、秀逸を取られましたので、ここに新聞から転載させて頂きたいと思います。
【秀逸】 千葉 朱浪・選
漢検で儲けの文字が大き過ぎ 千葉市 山口 武
(評)財団法人を隠れ蓑のように、一族で金儲けの
実態が白日の下にさらされる。儲けの文字が一
番大きかったのかも。上五は「漢検の」で落着く。
これが川柳だ!という作品だと思いました。私やAyaちゃんが作っている傾向は叙情詩傾向で、自分の心情などを主に捉えて自分史を綴っている方向で作っていると自覚しています。
川柳的に「ユーモア」や「穿ち」の気持ちで、物事を観察して見つめるので、生き方も明るい方向性が見えて前向き姿勢になります。川柳の要素のもう一つは「風刺」ですが、そのあたりの精神は追及したくもあるけれど、ズバッと言い切れるだけの目はまだまだ…難しいと思います。しかし、20年以上続けての私自身は行き方や捉え方が違ってきたと、昔の生き方と比べると、そう思ったりします。これもまた、本人の感じ方と他の人は、違った角度や視点で見てくれますので、必ずしもそうだと言い切れないような多面的だと言えると思います。
♪ことしのボタンはよい牡丹…というわらべ歌がありますが、「今年の桜」もきっとよいさくらとなることでしょう。あと一週間ですね。
今年は“隅田川から墨堤の観桜散策”と題しての散歩です。参加者もそろそろ締め切りますが、多くの反応が寄せられています。どうぞ、お楽しみに! (so-color担当)