本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

連載 のたりのたり村物語10(全10回)

2014年11月16日 | そのほかの趣味

長々とお付き合いいただいて、ありがとうございました。
のたりのたり村は人間の部屋以外は健全です。
壊れてるのは村長だけ!


注:ミステリがテーマですので、血に弱い方、お子さんは見ないでくださいね!
順番が前後するので、写真の時刻は無視してください。
ネタ的にとび森をプレイしたことがないと分かりにくいです。
内容はバカミスです!期待しちゃだめ。くだらなくても怒らないで!


3日目正午。
みかづき氏は月見荘ペントハウスを訪ね、住人の死体を発見した。
さっそく警察が来て、去った。
封印された現場に忍び込むみかづき氏。

「昨夜、誰も気づかないうちに殺されてしまうなんて…。
彼は同日にあった鳥見館事件と、どんな関わりがあったんだろう」

「そういえば彼のこと、どんな仕事に就いているかすら知らなかった…」
(背後の幽霊に気づかない、霊感ゼロのみかづき氏)

「HHAとくてんひょう…?そういえば家具の配置が少し風水的だな…」

「ああ、この制服!望遠鏡とカメラが窓際にあったし」

「彼はハッピーホームアカデミーの覆面審査員だったのか!
毎日どこから人の部屋を見て評価してるんだろうと思っていたけれど、
こんなところで仕事をしていたんだ…」

(解説:ハッピーホームアカデミーとは村民の家の内装・外装を審査する謎の機関。
審査員を招き入れなくても午前6時に自動的に審査。
独自の採点基準を持ち、高得点だとアイテムをプレゼントしてくれる。
たぬきハウジング店内にホンマさんが窓口を開いている)

おみくじ18ばんが落ちている。

その言葉は「ひょっとしたら大金持ちになれる」。
みかづき氏には何が何やら分からなかった…。


はい、ここまでが事件編でした。
解決編はぶっちゃけ中途半端でぐだぐだなので、巻きで進めます。
4日目に探偵が村にご帰還。
あっという間に事情を知り、あっという間に解決。名探偵だから。
鳥見館の応接間に、一番目の被害者の殺害時刻に屋敷にいた3人を集め、
例の「さて皆さん…。犯人はこの中にいます」をやる。

ポイントは診療所にあった死亡推定時刻のメモです。
鳥見館の殺人は、初めの被害者が出席していた晩餐会翌日、
つまり2日目の午前6時に行われた。
朝の6時…それはHHAの審査が一斉に行われ、
審査員はその時刻、どの家の内部も覗ける立場にあった。
おそらく月見荘最上階の被害者は、現場から離れた場所で鳥見館の殺人の瞬間を目撃し、
その事実を持って犯人を脅迫したのであろう。
口止め料を要求したが、部屋まで金を持参した犯人に、隙を見せて殺された。

コック「月見荘事件があった晩は、坊ちゃまが行方不明になったままだったから、
内々に見つけるために、わたしもちどりもお屋敷を出ずに探していましたよ」
ちどり「二人でずっと働いていて、それぞれ部屋に引きあげたのは深夜1時頃でした」
探偵「すると第二の被害者の死亡推定時刻、
2日目午後10時にアリバイがないのはご当主だけですね?
おかしいじゃないですか。あの書斎の惨状を目にしながら、
すぐに通報せず、自ら息子さんを探さないなんてことがありますか?
書斎のおみくじ…あれはあなたが渡された脅迫文を
不用意に落としてしまったのではありませんか?」
当主「……」

探偵「この連続殺人事件の犯人は…ご当主、あなただ!」
m9( ゜д゜)ビシッ!

当主「…うう。こんなつもりでは…わたしはなんということを…」
警官「よし、行こう…」

動機と犯行の詳細:息子が帰ってきて家を継いでくれると思い、
晩餐会で大々的に発表したのだが、実は息子にはそんな気はさらさらなく、
早朝金目の物(遮光土器など)を盗んで実家を抜けだそうとしたところを当主が発見。
書斎でもみ合いになり、はずみで壺で殴ってしまったのだが、うちどころが悪く息子死亡。
とっさに死体を納屋に隠したのだが、HHA審査員が大金をせびりにやってきたので、
書斎の後始末や穴を掘って埋める作業を中断し、恐喝者を殺害することに。

おしまい。


…だ、だから、雑でくだらない話ですみませんってば!


崖の上で心情を吐露する2時間サスペンス的結末でも可。
当主「止めないでくれー!こうなったら死して償う以外道は無い、
私にはもう失うものなどないのだー!」

ちどり「命を粗末にするのはやめてください、旦那様!
わたしもコックも…いつまでもお帰りを待っていますから…。
正直、こんなド田舎じゃ再就職厳しいんですよ…!
この間ローンでエルメスのケリーバッグ、買ったばかりなのにーー!」
一同ズッコケ。
警官「そこかい!」
…しまった、これじゃ新喜劇風だ。


実のところ久々すぎて、誰を犯人にする予定か忘れてしまい、
新しくストーリーを組み直す羽目になりました。
もう少しで環境破壊を顧みない悪徳不動産業者を犯人にするところだった…。
村内に犯人がいるように見せかけて商店街の者の仕業にすれば、盲点だと思ったんだなも。