いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

謹賀新年・・・いわき

2016-01-01 10:34:48 | いのしし君一家

庭の蠟梅(ろうばい)が満開に。
やはり暖冬なのでしょう。


山名先生から
大國魂神社の株分けを3本いただいたものの1本です。
昨年から本格的に咲き始めました。


高橋書店さんの
2016 (平成28年)名言・格言 日めくりカレンダーより
1月1日


なるほど歴史塾で現代訳しました
長谷川さんの「寛政11年農家年中行事」
今から217前のいわきの年中行事が書かれています。

謹賀新年

今年もよろしくお願いします。

2016年いわきの元旦は
好天ですが、
風が少しふいています。
お正月としましては
穏やかな日和となりました。

いわきの古い一月一日は
どのように過ごしていたのでしょうか。
振り返ってみますと

なるほど歴史塾で現代訳しました、
今から二百十七年前の一月一日が書かれています。

寛政十一年農家年中行事(長谷川安道著)から

寛政十一年農家年中行事より

一. 元朝は早く起きて、
     風呂に入ってけがれをおとして、若水を迎える。


   付け火をもやし、歳徳神ならびに諸神・諸仏へ
        鏡餅をそなえて拝む。


   次にお茶を入れ、先祖より家の定めにより、
        あぶり餅(餅を焼く)、

   干し柿を添えてお茶をいただく。

   冬ねぎの皿おき、きざみ菜、里芋、焼き豆腐の雑煮に、
   花かつお、の掛け塩がめでたい、お節料理だ。

    穣葉、ウラシロ、炭、昆布、栗、かやの実、みかん、
        いせえびなどで、
蓬莱を飾り、客座に出す。
   これを菓子台という。

   台所のお飾りには、
   塩かつお、秋あじ、平目、カナガシラ、きじ、はと、
        昆布などのほかは
飾ってはいけない。

   分限にこえてぜいたくなのは甚だ悪いことだ。

一.元日は、
       表座敷に鍾葵馗様と元三大師の絵を張る。

   それらは、一年中の悪魔を祓うための方法である。
   ・・・

一.元日には、
      衣装を改めて、自宅の氏神様(北西の隅)より初めて、

   鎮守、産土(うぶすな)、菩提寺、祈祷所本尊、
  先祖のお墓にお参りをする。

    決して明日に延ばしてはいけない。

   元日というのは、今日ばかりであるので、
   三百六十日(365日ではありません。)に報いが来る。
   ・・・

  今日は、年中の月日を重ね、
    家業を勤め何事もなく無難に年を越して行こうという
  (心がけをたしかめる)日だ。

    こうした喜びを親に見せ、
    親の喜び顔を持たんということは

    大般若の御祈祷にも勝るだろう。
   ・・・
    晩景に及び旧冬より整えておいた野菜・干物・魚・鳥の献立を整え、
    祖父・祖母・両親を呼んで、
    椀飯振舞(大盤振舞は当て字になります。)をして
   喜びの顔を拝むこと。

 
217年前のいわきの農民
長谷川安道さんは
元旦の様子をいきいきと書いています。

この様に

一月一日とは
家業を勤め
何事もなく無難に年を越していこうと
心がけをたしかめる日なのです。
同時に
高橋書店さん日めくりカレンダー
1月1日のように

視野を広く持ちたい年にしたいです。

当ブログも
いわき・うぶすな広場だより Part1、Part2
現在がPart3で
5年11ヶ月が過ぎました。
書き始めて約8年。

Part3、5年11か月で
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閲覧数は1.693.866と。
継続は力と。
今年も書き続けていきます。

コメント (2)
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