いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

221年前のいわきの行事・・・寛政十一年農家年中行事から

2020-12-04 09:54:29 | 家庭菜園

家庭菜園最後の春菊です。
まだいただいています。

いよいよ師走!!
早いですね。

私達「なるほど歴史塾」で、現代訳しました
今から221年前に長谷川安道さんが書いた
寛政十一年農家年中行事の12月を載せてみます。

 

一.十二月一日は、餅をついて今日を祝う。

 俗に川ひたり餅という。そのわけは知らない。

 せちの薪のこり始めともいい、
 総じて、正月の事始めというわけである。

一.領主の「御厩別当」(馬奉行役人)が、馬喰配下の者を派遣して

 村々の馬をあらためて役銭四十文ずつを取り立てること。

 付けたり、他領の馬を育てていることがあれば、
 村の馬喰(ばくろう)へ役銭と沙(サ)米(コ)祭の費用を渡して置き、
 当日の出入りがないように心掛けなければいけない。

一.今日は、吉例により節(せつ)木(ぎ)樵り、
 あるいは、米つきなどをくり合わせて行うこと。

一.二十七日は、年季奉公人の交代の日である。

  さて、下男、下女」の約束をしたときは、証文をきちんと取って、
  目の前で、印を押して、名主の証判と寺請証文に添えて、
  金子と引き代えに実行すること。

  けっして、口約束だけで、無証文の約束あるいは、
  内々の印判など不心得があってはなおまた、

  下男、下女に決めた場合は何という村の誰それというものを召し抱えたということを
  必ず名主へ届けなければならない。

  後日にいかなる問題が生じ、苦労するか予測し難いゆえなのだ。

  1. 正月の支度として、なくてならないものには、
    串柿、延紙、鼻紙、桶、柄杓、肴の類、野菜の類、炭、薪、元結、 
    伽羅の油、履き物、あるいは歳暮・年始始の進物などを整え置いて、
    それぞれに門松を迎え、(一年間の)帳面のしめくくり
    (正月の)御飾りまで済ませ、
    歳末の祝儀はめでたく相つとめるべきである。

歳末の(さまざまなしきたりごとなどいを)失礼することは、
新年早々から」申し訳け(も立たず)不吉の至りである。

と書いて1年の締めくくりの月に
やらなければいけないことを書き残しています。

一昨日
グラレコ講座に参加し
手法を学んだので、本やネットの動画等を見て、
年賀状を書く合間に
練習をしてみました。

面白いですね。
文字だけのレポートでなく、絵も入ると
共有できるので、理解しやすくなるかもしれないですね。

日めくりカレンダーから
☆努力は心でなく、
 力だ !
宮城県 学生の方

お母さんの一言だそうです。
 
努力というのは
力を上げるためのものだと。

コメント
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