今日は恵庭市にある「えこりん村」まででやって来ました
6月というのに何だろう この寒さは 肉厚のワタシ(40代男性)でも耐えられません
何をしに来たのかって? 実は「グリーンウエーブ2016」に参加するためにやって来たのです
グリーンウェイブは世界各地の青少年や子どもたちなどが、それぞれの地域で植樹活動や森林保全を行い、
世界の東から西に緑の波(グリーンウェイブ)を広めて行こうという運動です
今日は中心となって活動されている「オイスカ北海道支部」の方々と一緒に森を元気にしたいと思います
普段は入る事が出来ない里山に入っていきます 梅花藻が生える茂漁川(もいざりがわ)を渡りました
梅花藻(ばいかも)は水温14度前後のきれいな水にしか生えません
夏には白い花を咲かせます
やがて森の奥へと到着したみんな
まずは森のお掃除・・・・間伐材の整理や下草刈りを行います
みんなで協力して間伐材を切ります 集中しているようです
のこぎりは体の一部さ なかなか太いね
切った間伐材を運びます ワオ こんなに集まった
続いては植樹です
今回はキタコブシを植えます
ところで木は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しますね
人間はその酸素を吸って呼吸していますが、一体何本ぐらいの木があればよいのでしょうか?
実は人一人の呼吸をまかなうのには16本ぐらいの木が必要なのだそうです
しかもこれは呼吸のみの話であって、その他のエネルギー消費活動により排出される二酸化炭素の吸収を含めると、
ナント370本以上も必要となるらしいです
それなのに全世界の40%の森林を破壊してしまった人類・・・・
よしそれじゃせめて一生懸命植樹しよう
小さくても自分たちにできることから始めよう
全員で穴を掘って全員で願いを込めてキタコブシの苗を植えました 今日は札幌第27団のスカウトも一緒です
そして森林ボランティアの方がスカウトたちに教えてくれました
森林ボランティアの方
「木と草は何がちがう?」
スカウト
「木は大きくて草は小さい」 「草は食べられるけど木は食べられない」
森林ボランティアの方
「みんな正解だね」 「でも1番の違いは草はすぐに枯れてしまうことなんだ」
「草が枯れてしまうとせっかく吸収した二酸化炭素をはきだしてしまうんだ」
「だから森林ボランティアは下草を刈って木を守るんだよ」 スカウト納得
続いてのお勉強は・・・
葉の表と裏 表はツルツル 裏はザラザラしてるだろ? 葉の裏のザラザラは無数のクチビル
葉の表面にホコリなどがつくと太陽光の吸収が妨げられるため、不純物が付着しづらいようにツルツルしている
その一方、葉の裏面では無数にあるクチで水を吸い上げ、表面で吸収した太陽光と二酸化炭素を合わせて光合成をしているそうです
根からも水を吸収しているので水分過多になった場合もこのクチを使って水を放出しているということです・・・・便利な口だ
さて色々な勉強もさせてもらい、里山での任務を終えたみんなは村におりてきました
「銀河庭園」を進んでいきます
イエーイ 寒いけど元気に外でランチタイム
食後 冷えた体を温めるべく大人も子どもも必死になって遊具で遊びました
続いて何やら怪しげな洞窟を探索 洞窟の上に登っちゃったオトナ
ラテン語の名言である、Et in Arcadia ego とは、「私(死神)はアルカディア(理想郷)においてでさえも、存在している」
という意味であり、生のはかなさと死の不可避性を表しているそうです
そして場所を移動し、「みどりの牧場」へ
大好きな動物たちと触れ合いました
リャマです アルパカです 噂ではYさんの元カレ
続いては植物を身近に感じてみましょう
ここにはトマトの巨木があります ぜーんぶ1本の根から育っています
ワタシはこれが気に入りました スカウトたちはメッセージを残します
たった1個の種から13,000個のトマトを作ったという伝説の水耕栽培法
水耕栽培は土壌での栽培に比べ、生育が早く収穫量も多くなるそうです
ここのトマトたちはすべてのストレスが取り払われた環境で育っています(うらやましいことです)
聴いている音楽はモーツアルトでした
わたしたちの祖先は「生物多様性」の意味を理解し、動植物や人間が共存する場として森を残して里山としました
今、植林や森林保全は地球温暖化の原因とされる二酸化炭素対策としてだけではなく、心のよりどころとしての
命や文化を守るためにも必要な時代です
まさに「鎮守の森」として大切にしていきたいものだと、今日の体験を通して強く感じました
スカウトたちも 今日はタイヘンお疲れさまでした
ボーイスカウト札幌第12団では活動の見学を随時受け付けております
このブログのサイドバーのカテゴリーから「スケジュール」を選択すると今後の活動予定をご覧頂けます
ご確認の上ぜひ一度気軽に遊びにいらしてください
活動内容などのお問い合わせはbssapporo12@gmail.comまでご連絡ください・お待ちしています