6月最後の集会は、石狩市民プールで行います。
北海道もこれからが夏本番、水辺に出かけたり、遊んだりする機会も増えてきますね。
服を着たまま、海や川などに落ちる事故は、水着をきて泳いでいる事故と比べ、何倍も多く起こっている
そうです。(「日本赤十字社 ウォーターセーフティハンドブック」より)
万一の場合にそなえ、本日は日本赤十字と出張寺子屋 マリンスクールの協力で行われる「水上安全講習会」で
着衣泳を教えていただきます。
水着に着替えて、プールサイドへ。心なしか、顔がこわばっているスカウトがチラホラ・・・・・
なんとなく ドンヨリした雰囲気を感じるのは筆者だけ?
気持ちはわかります、中には水泳がちょっぴり苦手なスカウトも。
でも、大丈夫 ベテランの先生達がほぼマンツーマンでついてくれます。
本日の先生がおっしゃってました。今日のプログラムは「泳げなくても、大丈夫」
先生方の紹介や準備体操をし、2人1組(バディの組)になり、いざプールの中へ。ちなみに、まだ水着のままですヨ。
先生から「バディ!」の掛け声がかかれば、この組で手をとって集合です。
まずは、水中歩行。その後、顔をつけ、手をのばしプカ~っと浮いて、足をまげて立ったり、あお向けで浮く練習からスタート。
浮けなくても、泳げなくても大丈夫。先生がしっかりサポートしてくれるので、安心して挑戦だ!
次は、みんなで同じ帽子をかぶり、いよいよ着衣泳を教えてもらいます。
この帽子は、「ライフセーバー」の方々が身に着けているものと同じです。「自分の身は自分で守る」という意味で、
本日はお貸しいただけました。
バディの組同士で帽子の紐の結び合い 同じ帽子で一致団結、なんとなく可愛らしい
片方が頭を押さえ、もう片方が浮き身(浮くこと)の練習。先程とは違い、今度は着衣のまま。
怖がって腰をひくと、沈むゾ=
次は、誤って水に落ちたとして、その状態からあせらず浮いて、あお向けに体をかえて呼吸を確保する練習。
後ろ向きに、プールに落ちる怖さに負けず、挑戦だ=! 先生がしっかり支えてくれるから、大丈夫
こわいよ~、先生 ヨロシクお願い! 胸を打たないように、要注意ね
前半の練習の成果がみられ、浮き身はほぼ全員マスター。
うつ伏せで水に落ちても、慌てずあお向けになり、まずは呼吸を確保することが一番大切!!
次は空のペットボトルやビニール袋を浮き具として使って、浮き身の練習。
500mlのペットボトル1本を首にはさむ ビニール袋に空気を入れお腹にのせる
余裕のある服なら、服を一度めくり腹部に空気をため、浮く方法も!
首の部分より空気が逃げないよう、顎をひいて
続いて、ライフジャケットを身に着けている時に事故にあった場合の説明をお聞きしました。
全員で一列にあおむけで手をつなぎ、足をバタバタ・・・・・ 向こうまで一列で行けました
講習会、楽し~い!!今日一番の笑顔のSスカウト オレ達いつの間にか泳げるようになったぜ
ここで先生から質問。「もし、万一みんなの乗ってるボートが転覆したら どうしたらよいだろう?」
答えは、まず呼吸を確保して、なるべくみんなで集まって浮いて助けを待とう。集まっている方が、体が冷えにくいよ。
ライフセーバーの人は、上の写真のような道具(人をひく浮わのような道具)を使い、人を助けます。
よく、おぼれた人を助けようとする人がいますが、人を助けながら泳ぐということは、非常に難しいです。
もし、水に落ちてしまった人を見かけたら、特に子供が見つけた場合は、自分で助けようとする前に、
絶対に大人に知らせることが大切です。どんなに泳ぎが上手な子供でも、人を助けながら泳ぐということは非常に困難です。
最後は、サーフボードのような物を使って、ちょっぴりお楽しみ
最後はチーム対抗 ボード競争(?)
偶然にもY/Yコンビで、対抗だ! がんばれ~!がんばれ!
最後はみんなで記念撮影 受講証と記念品もいただきました
最初は、顔がつけれない・・・泳げない・・・と不安たっぷりのスカウトもいましたが、
先生方のわかりやすい説明と万全のサポートで、そんな不安は瞬時にとんでしまったようでした。
どのスカウトも真剣かつ、積極的に講習を受けてました。本日参加されたスカウト達、お疲れ様でした!!
<最後に>
着衣泳プログラムで学んだ大切なポイント
1. 誤って水に落ちてしまった場合は、焦らず、あわてず体が浮くのを待ち、あおむけに浮いて、呼吸を確保する
2. 無理に泳いで進もうとしない。服を着ている時は泳ぎにくく、体力を消耗するので
3. 水の中で服・靴をぬがない。水中で服を脱ぐのは困難。服は保温の効果や浮く助けになる。靴も同様。
4. 水に落ちた人をみたら、自分で助けに向かわず、大人にすぐに知らせる。
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