シリコンハイドロゲル・ソフトコンタクトレンズといって30日間装用できるレンズがありますが、そのレンズを装着していると、1日で取り替え型のレンズに比べて角膜感染が増えるかどうかを調査した論文が最近発表されました。
The incidence of microbial keratitis among wearers of a 30-day silicone hydrogel extended-wear contact lens.
Ophythalmology. 2005;112:2172.
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★★★★★)
30日間用のソフトレンズを装着した6,245人が調査の対象になり、そのうち4,999人が12カ月まで調査できました。
結果は30日間用のソフトレンズを装着した群では視力低下を伴う角膜感染の発症率は1年間で1万人に換算して3.6人で、視力低下を伴わない角膜感染の発症率は1年間で1万人に換算して14.4人でした。これは従来報告されている1日で取り替え型のソフトレンズの感染率と同等で、夜間装用日数が増えても感染リスクは増大しないようでした。
しかし、厳密に発症率からみれば、角膜感染リスクがもっとも低いのは、1日装用型の酸素透過性ハードレンズで、次は1日装用型のソフトレンズで、次は30日間装用型のソフトレンズでした。
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The incidence of microbial keratitis among wearers of a 30-day silicone hydrogel extended-wear contact lens.
Ophythalmology. 2005;112:2172.
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30日間用のソフトレンズを装着した6,245人が調査の対象になり、そのうち4,999人が12カ月まで調査できました。
結果は30日間用のソフトレンズを装着した群では視力低下を伴う角膜感染の発症率は1年間で1万人に換算して3.6人で、視力低下を伴わない角膜感染の発症率は1年間で1万人に換算して14.4人でした。これは従来報告されている1日で取り替え型のソフトレンズの感染率と同等で、夜間装用日数が増えても感染リスクは増大しないようでした。
しかし、厳密に発症率からみれば、角膜感染リスクがもっとも低いのは、1日装用型の酸素透過性ハードレンズで、次は1日装用型のソフトレンズで、次は30日間装用型のソフトレンズでした。
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