「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005」の中で喘息発作時の治療についてお伝えしました。今回は小児喘息の普段の治療についてお伝えします。
ガイドラインでは、喘息の程度は軽い方から間欠型、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型に分けられています。
15歳までの全年齢で、間欠型に対する常用薬は使用せず、発作時のみ程度に合わせた治療が推奨されています。
軽症持続型では2歳未満では抗アレルギー薬が常用薬として使われることになります。抗アレルギー薬にかんしては以前アレルギー性鼻炎の薬でお伝えしました。2歳以上では抗アレルギー薬あるいはフルタイドなどの吸入ステロイド薬(小児喘息における吸入ステロイド薬の重要性)が推奨されています。
中等症持続型では全ての年齢で吸入ステロイド薬を日常的に用いることが推奨されています。そしてβ2刺激薬の貼布剤、気管支拡張薬テオフィリン、オノン・アコレート・シングレア・キプレスなどのロイコトルエン受容体拮抗薬の併用が推奨されています。
乳幼児期の喘息の経過は個人によって差があり、一過性で消失するタイプや乳児期に消失するタイプ、長期にわたり持続するタイプがあります。発症時には区別ができないため、一過性のタイプに長期投与にならないよう、3か月をめやすに投薬のステップダウンを行うことが推奨されています。ただし、以前お伝えしたように6歳児の小児喘息の状態はその後も10年間不変ですから、6歳時の状態からステップダウンするのは難しいと考えられます。
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン (2005)
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ガイドラインでは、喘息の程度は軽い方から間欠型、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型に分けられています。
15歳までの全年齢で、間欠型に対する常用薬は使用せず、発作時のみ程度に合わせた治療が推奨されています。
軽症持続型では2歳未満では抗アレルギー薬が常用薬として使われることになります。抗アレルギー薬にかんしては以前アレルギー性鼻炎の薬でお伝えしました。2歳以上では抗アレルギー薬あるいはフルタイドなどの吸入ステロイド薬(小児喘息における吸入ステロイド薬の重要性)が推奨されています。
中等症持続型では全ての年齢で吸入ステロイド薬を日常的に用いることが推奨されています。そしてβ2刺激薬の貼布剤、気管支拡張薬テオフィリン、オノン・アコレート・シングレア・キプレスなどのロイコトルエン受容体拮抗薬の併用が推奨されています。
乳幼児期の喘息の経過は個人によって差があり、一過性で消失するタイプや乳児期に消失するタイプ、長期にわたり持続するタイプがあります。発症時には区別ができないため、一過性のタイプに長期投与にならないよう、3か月をめやすに投薬のステップダウンを行うことが推奨されています。ただし、以前お伝えしたように6歳児の小児喘息の状態はその後も10年間不変ですから、6歳時の状態からステップダウンするのは難しいと考えられます。
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン (2005)
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