このほど「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002」が3年ぶりに改定されました。このガイドラインを見ると、喘息のお子さんをお持ちの方にとっては、発作時に病院を受診してどういう治療が施されるかがわかりますし、逆に医者にとってはどういう治療を施すべきかがわかります。今回は急性発作時の治療についてお伝えします。
ガイドラインでは、発作は小発作、中発作、大発作、呼吸不全に分けられています。
小発作(2~15歳)
気管支を拡張させる薬であるβ2刺激薬の吸入が推奨されています。
病院で使われるβ2刺激薬の吸入薬には以下のものがあります。
アロテック、アスプール、イノリン、ベネトリン、メプチン
中発作(2~15歳)
20~30分ごとに3回までのβ2刺激薬の吸入が行われます。β2刺激薬が効いたかどうかの判定時間は15~30分後として、1回目あるいは2回目の吸入で、発作の改善を認めるが、まだ残存している状態では3回目で吸入を反復することになります。しかし、3回行わなければ次の治療に進めないというわけではありません。
3回のβ2刺激薬の吸入が無効な場合は、ステロイド薬(静注か内服)とアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)点滴静注のいずれか、あるいは両者を追加することになります。これらの追加治療によっても改善が認められない場合はさらに酸素投与などが必要となるために入院が考慮されます。
小発作(2歳未満)
気管支を拡張させる薬であるβ2刺激薬の吸入が推奨されています。
中発作(2歳未満)
20~30分ごとに3回までのβ2刺激薬の吸入が行われるのは2~15歳の場合と同じですが、2~15歳の場合と異なるのは、これらの吸入が無効である場合には、ステロイド薬(静注か内服)とアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)点滴静注のいずれかが次に考慮される前に入院が考慮されるということです。
大発作(2歳未満)(2~15歳)
この場の治療は入院により行われることになります。酸素投与に加えてアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)とβ2刺激薬の持続点滴静注が行われます。
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小発作(2~15歳)
気管支を拡張させる薬であるβ2刺激薬の吸入が推奨されています。
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アロテック、アスプール、イノリン、ベネトリン、メプチン
中発作(2~15歳)
20~30分ごとに3回までのβ2刺激薬の吸入が行われます。β2刺激薬が効いたかどうかの判定時間は15~30分後として、1回目あるいは2回目の吸入で、発作の改善を認めるが、まだ残存している状態では3回目で吸入を反復することになります。しかし、3回行わなければ次の治療に進めないというわけではありません。
3回のβ2刺激薬の吸入が無効な場合は、ステロイド薬(静注か内服)とアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)点滴静注のいずれか、あるいは両者を追加することになります。これらの追加治療によっても改善が認められない場合はさらに酸素投与などが必要となるために入院が考慮されます。
小発作(2歳未満)
気管支を拡張させる薬であるβ2刺激薬の吸入が推奨されています。
中発作(2歳未満)
20~30分ごとに3回までのβ2刺激薬の吸入が行われるのは2~15歳の場合と同じですが、2~15歳の場合と異なるのは、これらの吸入が無効である場合には、ステロイド薬(静注か内服)とアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)点滴静注のいずれかが次に考慮される前に入院が考慮されるということです。
大発作(2歳未満)(2~15歳)
この場の治療は入院により行われることになります。酸素投与に加えてアミノフィリン(気管支を拡張させる薬)とβ2刺激薬の持続点滴静注が行われます。
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