高齢化社会の到来とともに変形性膝関節症の患者さんが増えています。街中でも杖をついて歩いている人を多く見かけるようになってきました。
最近、変形性膝関節症の程度はMRIという磁気共鳴画像で軟骨の強度と柔軟性をもたらすグリコサミノグリカン(GAG)値が測定できるようになり運動が変形性膝関節症の程度をある程度改善できるかという調査が可能となりました。。
Positive effects of moderate exercise on glycosaminoglycan content in knee cartilage: a four-month, randomized, controlled trial in patients at risk of osteoarthritis.
Arthritis & Rheumatism. 2005;52:3507.
(インパクトファクター★★★☆☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
膝の半月板切除術を受けた変形性膝関節症の患者さん45人を対象にして、1回1時間、週3回の有酸素運動と膝の運動負荷を4ヶ月続ける群と、そうでない群に分けました。調査を完了できたのは運動群で16人、対照群で14人でした。
結果は、運動群の多くでは対照群と比較して、身体運動能力検査の結果が優れていました。また呼吸機能検査と体力検査も優れていました。
MRIによる検査ではGAG値が運動群で有意に多くなり、このGAG値は運動量と強い関連(r =0.70)があることが分かりました。
この論文では、対象が半月板切除術を受けた患者さんにかぎられており短期的な結果のみですが、膝関節の軟骨の強度と柔軟性は運動で改善することが初めて証明されました。こういう調査が可能となったのもMRI画像技術の進歩のおかげです。
最近多くの方にお立ち寄り頂いております。誠にありがとうございます。ところで、ブログランキング投票をお忘れでないでしょうか。なるべく多くの方にこのブログを見ていただくためにも、ご協力宜しくお願い致します。
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結果は、運動群の多くでは対照群と比較して、身体運動能力検査の結果が優れていました。また呼吸機能検査と体力検査も優れていました。
MRIによる検査ではGAG値が運動群で有意に多くなり、このGAG値は運動量と強い関連(r =0.70)があることが分かりました。
この論文では、対象が半月板切除術を受けた患者さんにかぎられており短期的な結果のみですが、膝関節の軟骨の強度と柔軟性は運動で改善することが初めて証明されました。こういう調査が可能となったのもMRI画像技術の進歩のおかげです。
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