百草園
2011年11月29日 | 美
百草園
とまりぎ
京王線の百草園駅から歩く。
過去に何度か来たところだ。
梅の咲く時には来たが、紅葉の時期に来たことはなかった。
入口から入る人がいる。
入ってみよう。
階段が続く。
建物がいくつかあって、さらに上へ行くと屋根の上から見える楓の紅葉。
上から見ると、屋根の向うに桜ヶ丘が見える。
建物が丘の上の方に続いていて、何もなかった頃とは景色が変った。
手前には野猿街道があるのだろう。
北側には多摩川の流れがあって、国立方面が望める。
関東平野の北側はずっと開けているから、山が見えない。
西は丹沢山塊の大山が見える。
百草園の地は関東平野の西に寄っている、ということかもしれない。
東には新宿のビル群が見えて、都庁もよくわかる。
こんなに眺めのいいところだとは、今回初めて知った。
若山牧水の歌碑があって、ここへ来たようだ。
そのころの百草園は、今とそう変わらないとしても、周りの環境は全く違ってのどかな丘陵地帯だったにちがいない。
ちょっとはなれた所には桑の木が残っていたりするから、養蚕も盛んであったのだろう。