法然と親鸞
とまりぎ
上野の国立博物館で「法然と親鸞」を展示公開中だ。
久しぶりの国立博物館だ。
ちょっと見ると人が多いので、展示の平成館へ入る前に本館へ行く。
撮影可能な千手観音。いい顔をしている。
平成館が若干空いてきたと思われるころ、入る。
「南無阿弥陀仏」というように、阿弥陀仏が浄土宗と浄土真宗における仏像の象徴だ。
浄土真宗本願寺派では「南无阿弥陀仏」(なもあみだぶつ)という。詳しいことはわからないが。
いつの時代も人間は心の平穏を願っているのだ。
平成館へ入ったあとは、裏庭へ入ることができるので、廻ってみる。
本館の窓から見る風景がいいので、入れる時には入ることにしている。
池を隔てて見えるのが、転合庵。ほかに六窓庵、九条館、応挙館、春草廬など5棟の茶室がある。
庭から本館の窓を見る。ここから庭をのぞいていたのだ。
「出家とその弟子」で法然と親鸞の関係を知ってはいたが。
念仏によって悟りの境地に到達するのは、座禅による禅宗と対比されるが、それも難しいことだろう。
だが、逆境の中にあって法然が80歳、親鸞が90歳まで生き得たことは、その精神性によるとしか考えられない。
現代人は、このことをよく考えねばならない。
朝日新聞号外に、親鸞は小豆、法然は豆腐が好きだったとある。
法然没後800年、親鸞没後750年になる。
最新の画像[もっと見る]