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城崎温泉 ゆとうや旅館

2019年10月12日 | +兵庫

京都・城崎温泉旅行記の続きです。今回、城崎温泉では「ゆとうや旅館」さんにお世話になりました。

江戸・元禄元年(1688年)創業。300年以上の歴史をもち、国指定登録有形文化財に登録されている老舗旅館です。温泉街の中心に位置し、アクセスも便利でした。2000坪の広大な日本庭園があり、どのお部屋からもみごとなお庭を眺めることができます。

歴史ある旅館ゆえに、よくいえばレトロ、少々老朽化しているところは否めませんが、もともと伝統と歴史のある建築の好きな私には、多少の不便も愛おしく、博物館に宿泊するような感覚で楽しめました。

さんざん外湯に入ったあとでしたが、チェックインしてからお宿のお風呂もいただいて、その後別室にて、地元の海の幸、山の幸をふんだんに使った会席料理をいただきました。記録を兼ねてご紹介します。

食前酒に梅酒。先付は、菊花くらくら和え。前菜は、季節の彩五種盛りー秋の白和え・焼き海老・むかご真丈・合鴨ロース・穴子八幡巻。お造りは、間八・若水・鮪・甘えび。蒸し物は、茶碗蒸し。酢の物は、刺身くらげ・糸雲丹・わかめ・白バイ貝酢味噌・のどくろ広島菜巻き。

やはり海の幸、お造りがおいしかったです。お料理が多すぎず、お酒をいただきながら、ひとつひとつのお味をしっかり楽しめたのがよかったです。松葉蟹の漁が11月からということで、残念ながら蟹のお料理はなかったのですが、名物の但馬牛がいただけてよかったです。

温物は、海鮮白湯小鍋。ほっとするお味でした。

焼き物は、水晶プレート焼き。但馬牛と旬の野菜を、山葵と塩でいただきます。石でなく、水晶プレート?というのが珍しい。お肉をタレでなく、お塩でいただくというのも新鮮でしたが、お肉のおいしさがストレートに味わえました。

お食事は、豊岡市但東町赤花産 能勢家の自然米こしひかりを炊き込みご飯でした。赤出汁と香の物とともに。

季節の果物(メロン・ぶどう)と、紅葉ようかん。

お部屋から見るお庭。雨に潤う緑が瑞々しくきれいでした。

翌朝は7時に外湯に出かけた後に、ゆっくり朝食をいただきました。

少しずついただく小鉢のお料理が楽しい。

そして旅館の朝といえば湯豆腐。つるんとおいしくいただきました。

 

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