DIC川村記念美術館について、前記事のおまけです。
この日は本当は美術館に併設されているレストランでランチを楽しみたかったのですが、なんと3時間待ちとのことだったので、今回は諦めることにしました。
その代わりに、お茶席でお抹茶と上生菓子のセットをいただくことにしました。お茶席は当日、店頭での予約となります。
こちらのお茶席は「立礼式茶席」といって、テーブルと椅子の席で、お茶とお菓子をいただきます。各回30分8席のみで、お庭の風景を眺めながら、しばしゆったりとした静かな時間をすごすことができました。
上生菓子はいくつかあるようですが、お店のスタッフがひとりひとりに合わせて選んで持ってきてくださいます。夫の和菓子は、菊の花のように見えますが、ひと目で「あっ!」と気づきました。
やはりそうでした。「光の華」という名前で、エントランスホールの天井装飾をイメージしたオリジナルの和菓子だそうです。
こちらがそのエントランスホールの天井装飾です。ダリアの花のようで、入口を入った瞬間から美しさに惹かれ、うっとりと見上げていました。
私のところに持ってきてくださったのは「紫式部」というお菓子です。
紫式部の実のような、小さくてかわいい紫の飾りがちょこんと乗っています。後でお庭を散策した際に紫式部の実は見つけられませんでしたが、どこかにあったのかもしれません。(それとも今放映中の大河ドラマに合わせた演出かもしれません。)
この他に特別メニューとして、企画展「西川勝人 静寂の響き」に合わせたお菓子も用意されていました。
西川勝人さんの白いほおずきのオブジェを模した、こちらも美しいお菓子でした。
窓から見える風景も素敵でした。噴水の池と、その手前には秋の気配を感じさせるパンパスが見えました。遠くに見える塔のついた建物は、DIC株式会社の研究所です。