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ヴィクトリア・ホテルの朝食 @ファントム・スレッド

2018年07月06日 | +映画のひとさら

またまた映画「ファントム・スレッド」から、お料理の話題におつきあいください。

レイノルズがアルマに初めて会ったのは、休暇で訪れた海辺の町の小さなホテル。このヴィクトリア・ホテルは、北イングランドのノース・ヨークシャーという場所に実在するそうです。(BBC.com) いつも"朝食は軽く"と言っているレイノルズが、この時ばかりはたくさん注文していたのがおかしかったです。^^

注文の中に聞き慣れない料理があり、後で調べたらウェルシュ・ラビット(Welsh rarebit)というウェールズの料理とわかりました。(VULTURE) 昔ウェールズを車で旅したことがありますが、このお料理は知らなかった...。(ジョークで)ウェールズ人は貧しいからウサギの代わりにチーズを食べたとか^^; 諸説あるようです。

本来は、からし粉・ギネスビール・チェダーチーズ・ウスターソースなどを混ぜて、パンにのせて焼くようですが、私は簡単にアレンジして、パンにマヨネーズと粒マスタードをぬり、とろけるチーズをのせて焼きました。そしてレイノルズと同じく、ポーチドエッグをのせ、ソーセージとベーコンを添えました。

ノース・ヨークシャーでは映画の影響で、ウェルシュ・ラビットにポーチドエッグとベーコンをのせるスタイルを、”ヨークシャー・ラビット”と呼んでいるそうです。ボリュームたっぷりですが、ポーチドエッグからとろりと流れる黄身がチーズやマスタードに合って、おいしくいただきました♪

さらにレイノルズは、スコーンも注文していました。小麦粉・ベイキングパウダー・バター・グラニュー糖・豆乳を混ぜて作った生地を冷凍庫で扱いやすくなるまで寝かせ、半分は円型で抜き、残った生地はラフに丸めて焼きました。私はラフに丸めた方が素朴な感じがして好きです♪

レイノルズは、ジャムはストロベリーではなくラズベリーを、と言っていましたが、私は前に作ったルバーブのジャムにしました。

ルバーブは見た目はフキ、味はレモンに似たフルーツです。素朴で野生味があるところが好きで、毎年この時期になるとジャムやお菓子を作ります。

全部同じに見えますが、右の2つはルバーブ&ストロベリージャム、左はルバーブだけで作ったジャムです。今回は赤みの強いルバーブだったので、赤いジャムになりましたが、緑色っぽくできることもあります。

スコーンにはジャムのほかに、クロテットクリームを添えるのが定番ですが、私は家にあったホイップクリームを添えました。スコーンは食べる前に軽くグリルで温めて。外はサクッ、中はしっとりおいしくいただきました。

私はウェルシュ・ラビットとスコーンを別の日にいただきましたが、レイノルズはこれを一度に食べたのです。いくら何でも食べすぎでしょう...。(-_-;)

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6 コメント

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わぁ~ (マリンカ)
2018-07-06 16:56:45
セレンさん、相変わらず素敵なお料理の数々
いつも楽しみです。
セレンさんの再現お料理拝見すると元ネタ映画もすっごく観たくなってきます✊(笑)

ルバーブ、実物を見たことが無いのですがフキみたいなのにレモンの様なお味なんですね。
お色がビーツに似ていますね~とっても美味しそうです😻💞


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☆ マリンカさま ☆ (セレンディピティ)
2018-07-06 21:19:41
マリンカさん、こんばんは。
そんな風に言っていただけてうれしいです。
ファッション界を舞台にしたロマンティックホラー?といった感じの映画でしたが
お料理映画としても楽しめると思います。^^

ルバーブ、ここ数年見るようになりました。
酸っぱいのでお砂糖といっしょにジャムやお菓子にするのがいいようです。
たしかに色がビーツに似てますね~
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ウェールズのお食事 (ノルウェーまだ~む)
2018-07-06 23:39:21
セレンさん☆
ギネスと濃い味のチーズは合いそうですが、ウスターソースは想像がつかないです~~
ところでイギリスのお料理は結局のところ、イングリッシュブレックファーストなかんじになりますね(笑)セレンさんのアレンジだと、ぐっとおいしそうに見えます。
何しろイギリスで一番美味しいのがイングリッシュブレックファーストですものね。沢山食べちゃうの判ります♪
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☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ (セレンディピティ)
2018-07-07 16:17:30
まだ~むさん、こんにちは。
ウスターソース、レシピを見るとほんの少しなので
アクセントになるのでしょうね。
勝手にアレンジしたなんちゃってウェルシュ・ラビットですが
それっぽくできて、これはこれでおいしかったです。^^
イギリスをドライブ旅行した時は、B&Bのかわいいお部屋と朝食が楽しみでした☆
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Unknown (tomo)
2018-07-08 16:20:40
こんにちは。
セレンディピティさんの「映画の料理を再現する」ブログ記事、毎回、はーすごいなぁって思います。
ウェールズのお料理って馴染みがなくて、どんなのだろうって思いました。もちろんウェルシュ・ラビットも初めてでしたが、ギネスビールを使うというのがイギリスっぽいなぁと勝手に思いました。セレンディピティさんのアレンジでしたら、気軽に作れますね。家にある材料で作れるから、今度私も試してみます。
スコーンも手作りされていてすごいです。おいしそう!
ルバーブの赤がお皿の上で素敵なアクセントになりますね。彩がとても鮮やかできれいです。

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☆ tomoさま ☆ (セレンディピティ)
2018-07-09 11:07:04
tomoさん、こんにちは。
映画のお料理シリーズ、そう言ってくださってうれしいです♪
私もウェルシュ・ラビット初めて知って、へ~!と勉強になりました。
ギネスビールとチーズで作るトースト、どんなお味か想像できませんが
少し苦味があるのでしょうか? 食べてみたいです。
私のアレンジでは、ほんものとは似て非なるお料理かもしれませんが^^;
これはこれでおいしくいただきました。
スコーン&ジャムは素朴でほっとする味でした☆
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