ストックホルム症候群の語源になった、1973年にスウェーデンのストックホルムで実際に起こった銀行強盗事件を題材にしたクライムドラマです。
イーサン・ホーク、ノオミ・ラパスというキャスティングに惹かれて見に行きました。監督はイーサン・ホークがチェット・ベイカーを演じた「ブルーに生まれついて」(Born to Be Blue) のロバート・バドロー。
ストックホルム症候群とは、誘拐・監禁事件において、被害者が犯人と長くいっしょにいる間に心理的なつながりを築いてしまう状態を指す心理用語です。私が思い出したのはアル・パチーノ主演の「狼たちの午後」(Dog Day Afternoon)。
比べると、この2つの事件には共通点が多いです。「狼たちの午後」は1972年にブルックリンで実際に起こった銀行強盗事件をモデルにしていますし、場当たり的な犯罪で、犯人が人質を思いやる優しさを持っているところも似ています。
イーサン・ホークは、悪者なのにどこかぬけていて憎めない、犯人ラースにはぴったりのキャスティングでした。ラースが過去に起こした事件のエピソードも、彼が冷酷な極悪人になれきれない優しさと弱さがにじみ出ていてきゅんとしました。
ラースの相棒グンナーにマーク・ストロング。でも70年代風のロン毛にしていたので、映画が終わるまでわからなかったです。^^;
そして人質の銀行員ビアンカを演じていたのがノオミ・ラパス。70年代風大きなレンズの眼鏡がすごくかわいくてチャーミングでした。映画を見るまでは、犯人と心理的な絆を築くなんてあるか?!と半信半疑でしたが
いつの間にか、ビアンカに完全に感情移入していました。あの状況だったら、私もきっとビアンカと同じ行動をとっていたと思います。自分が生き残るためには、なんとしてもラースを助けなければならない、という気持ちが作用していたのだと思いますが
それ以上に彼女は、ラースは決して悪い人ではないと信じていたのではないでしょうか(母性愛に近いような??)。私もどちらかというと性善説を信じる人間なので、ビアンカの気持ちに共感できました。
むしろ警察のやり方が、犯人を逮捕するがために人質の人命を軽視しているように感じて、腹が立ったくらい。
ビアンカが、警察に連れられてきた夫に、魚の焼き方を一生懸命説明するシーンがとても好きです。ほろりとしてしまいました。
こちらの作品も前から気になっていました。
確かにロン毛のマークストロングでは気が付かないですよね(爆
犯人に味方してしまう奇妙な関係性になるのは、もともと凶悪に人を殺傷して金を奪う強盗と、どこか違う人間性が垣間見えるからなのかもしれません。
是非、時間を作って観たい映画です☆
気軽に楽しめる作品で、おもしろかったですよ。
マーク・ストロングはいつもと雰囲気が違って気がつきませんでした。^^
どこか憎めない犯人で、見ているうちに
警察よりも犯人の味方をしたくなるのが不思議でした。
ノオミ・ラパスがよかったです☆
銀行強盗映画なのに面白かったですね。
とぼけた感じのイーサン・ホーク、強いノオミ・ラパス
とナイスな配役でした。
マーク・ストロングはスキンヘッドの方が似合って
ロン毛は似合わないな。
ストーリーはもちろん脚色していると思うけど
あのラストには驚きました。
ビアンカはホントにラースに会いに行ったのかな?
魚のシーン最高です!
おもしろかったですね。
とぼけた持ち味のイーサン・ホークもよかったですが
久しぶりに見るノオミ・ラパスが魅力的でした。
マーク・ストロングは体重も少し増やしていたかな?
いつもと雰囲気が違っていましたね。
ビアンカに感情移入しながら見ていましたが
あのラストは私にはあり得ない、と思いました。
あの場では半ば普通ではない心理状態だったと思いますが
さすがに事件が終わったら、目が覚めるのではないかしら?
魚のシーン、母親の愛情がにじみ出ていてほろりとしてしまいました。
あぁーーー、いいな、イイナ♡
イーサン・ホークとノオミ・ラパス、二人とも大好き。こちらでは今のところ劇場公開無いようですが、これはぜひ観たい!!
イーサンはこういう憎めない役がとっても上手いですよね。先日観た「15年後のラブソング」の伝説のスター(けどかなりダメっぷり)もとってもチャーミングでした。
ストックホルム症候群っていう言葉の元になった事件っていうことも興味津々です。
イーサン・ホークとノオミ・ラパス、いいですよね~☆
こちらでも小さな劇場でのみの公開ですが
なかなかおもしろかったですよ。(^_-)-☆
「15年後のラブソング」もいつか見たいです。
記事にしていませんが、少し前に見た「マギーズ・プラン」も
やはりダメダメなイーサン・ホークが魅力的でした。^^
人質の心理状態に共感してしまうのが不思議でしたよ。
いつか是非ご覧になって体感していただきたいです☆
レンタルがはじまったのでようやく観れました。
イーサンもノオミさんもぴったりの役でしたね。
警察のやり方には驚きました(>_<)
フィクション部分もあると思いますが、あれではどうしたってビアンカのように(警察を)信じることはできませんよね。
ご主人へのお料理指南シーン、印象的でしたね。でも結局はミートローフかい!?と思わず思ってしまいました(苦笑)
ラストシーンも驚きましたが、実際の事件でも何十年後かに人質の方が会いに行ってるという記事を読んでなお!ビックリです。
ご覧になられたのですね♪
イーサンとノオミさんの魅力がたっぷり味わえる作品でしたね。
キャスティングがばっちりでした☆
警察が悪者に描かれていることもあって
ついイーサンに肩入れして見てしまいました。
でもああいう特殊な状況下ゆえのつながりだと思っていたので
事件が終わった後も魔法が解けなかった?!というのに驚きました。
いっしょにこの難局を乗り越えた、同士のような感覚だったのでしょうか??