「みんなの党」事務局からのメールをご紹介します。
いつも思うけれど、「みんなの党」は少数会派だけど、本当に真剣に真摯に
まともなことを言っている。でも少数会派だから、マスコミがあまりとり
上げない。だから、なかなか多くの国民の皆さんに伝わらない…。
だから、細々とでも、こうして、皆さんにお伝えしたいと思います。
「君の居場所はない。後進に道を譲ってくれ」。
先月下旬、大胆な霞が関改革を提唱してきた経済産業省の古賀茂明氏が肩た
たき(早期退職勧奨)を受けた。
通告したのは松永和夫・経産次官。外局の原子力安全・保安院に在籍時、東
京電力の甘い津波対策を見逃してきた張本人だ。
古賀氏は1980年、通商産業省(現経産省)に入省し、経済産業政策課長など
を歴任。
政権交代前には国家公務員制度改革推進本部事務局の審議官として「天下り
規制の強化」「事務次官廃止」などを提案したが、霞が関の猛反発で退けられ、
2009年12月に待機ポストの「大臣官房付」となったまま現在まで「塩漬け」
となっている。
最近は、福島第一原子力発電所事故の被災者に対する補償問題とそれに伴う
東電の処理策を巡り、株主や貸手責任を棚上げしたまま電気料金という形で
国民に負担を押し付ける今の政府案に異を唱え、発送電分離などの大胆な改
革案を提唱していた。
東電を敵に回したくない経産省にとっては厄介な提案だったのだろう。
古賀氏を追放しなければ自分たちの天下り先がなくなるかもしれない。
肩たたきの背景にはそんな省益優先の保身があったのではないか。
問題なのは、こうした不当な肩たたきに「待った」をかけられない海江田大
臣だ。
もともと民主党は肩たたきの禁止を公約していたはずだ。
2007年に衆院に提出した「天下り根絶法案」でも肩たたきの禁止を盛り込ん
でいる。
古賀氏に仕事場所を提供することが真の政治主導ではないのか。
それができなければ次の総選挙で有権者による肩たたきが待っていることを
お忘れなく!