「新年早々配られた自民党の某区議のチラシに私たちの会派のことが、
ご親切にも取り上げられていた」…から始まる うちの会派のおおば正明
幹事長のブログ。
その記事に添付されている写真はこのレポート。
うちの会派は、4月の選挙後(3回の議会を経ていますが)すべての
議会において、「財政問題」を取り上げ、「人件費の削減」「を訴えて
きました。
なぜなら、まさに、おおば幹事長のブログのタイトルにあるように、
「予算の本質は人件費である」、からです。
このレポートに書かれてあることは事実ですが、私の感覚からしたら、
「自民党は国では7.8%の削減!と言っているのに、区ではたったの
0.2%で、それを何も問題としないで、OKですよ~!とするなんて、
一体どういうこと?!」 ですかねー。
しかも、それでいかにも “ちゃんと削減したみたいに” 「人件費の引き
下げ案に賛成しました!」、と、胸を張っちゃうなんて?!
感覚、違いすぎる~!!(区民の皆さまはどう感じられるでしょうか)
私は、人件費引き下げの議案については、これまでのブログでも報告
していますが (特に、12月2日のブログ「たった0.2%しか削減しない
人件費関連の議案に反対しました!」と、12月7日のブログ「人件費、
0.2%カットでは、とても削減とは言えない!」をご覧ください)、 区長は月
102万2000円もらっていて、たった2000円のカット。議長は92万8000円
もらっていて、たった1000円のカット。役職のない議員は、61万6000円が
61万5000円に。
区の職員については、平均で月約800円程度のカット、ということになります。
これでいいのでしょうか?
しかし、だからと言って、やたらと削減すればいいというものではなく(根拠
なく削減されたら区の職員だって納得できるはずありません)、区財政が
全体でどれだけ足りなくて、区民サービスをどれだけ減らさなければならない
等々、予算フレームが決まらないことには、代替案も出せないわけで、
「だから早く示せ」と、すでに6月議会から、うちの会派は言い続けてきています。
その数字が明らかになって初めて、「では、人件費はどれだけ削らなければ
ならない」という議論ができるというもの。
しかし、どんな数字が示されたとしても、今、この財政状況で「0.2%でいい」
はずはありません。それだけははっきりしています。
詳細、おおば正明議員のブログをぜひご覧ください。
http://seisakukaigi.blogspot.com/2012/01/blog-post.html
まあ、たまたま、自民党区議のレポートだったので、このように書きましたが、
この議案、うちの会派以外、自民党だけでなく、全会派が賛成ですよ。
区民感覚からかけ離れていないでしょうか…?!
うちの会派「みんなの党・世田谷行革110番」では、真に「徹底した行財政改革
を進める」立場から、この程度の引き下げでよしとはしない故、この議案に反対
しました。
もちろん、引き続き、「健全な財政基盤を確立するよう」、会派として責任をもって
切り込んで、まいります。