@情報を武器にする時代・情報戦略、現代は競合他社の情報を如何に素早く入手し、情報を力に変えることだ。(収集力・分析力・仮説力・実行力)特に課題は入手した情報そのものが正しいか否かを判断することの重要性は必須である。そこには「常に何故」から「どのように対応するかの仮説から選択肢」を用意することだ。私の対策は如何にシンプルに誰もが即座に(知的武装)理解、実行できることだ、と思う。
『最強の知的武装術』デビッド・オマンド
「概要」スパイ(情報分析官)が、どのように情報を論理的な決断をくだすか。
その考え方を学び、より良い意思決定ができるようになることは、個人の人生に大いに役立つ。
著者は、イギリスのGCHQ(イギリス政府通信本部=国内外の情報収集・暗号解読を担う諜報機関)に勤務した後、防衛省を経て、GCHQ長官を務めるなど、“スパイの親玉"だったともいえる人物。
マネジメントを含めた大所高所の視点を持ち合わせている点も魅力だ。
ーどんな苦境も乗り越える10のレッスン
【レッスン1】状況認識:情報に対する偏見や先入観に注意 事実の正確性・信頼性を確認する
【レッスン2】事実説明 :事実説明を求め 信憑性を検証 リスクを予測を立てる
【レッスン3】状況予測 :信頼できる情報の選択とデータ分析、仮説を立てる
【レッスン4】戦略的警告:中長期動向に対するリスク予測警告 対処方法を立案する
【レッスン5】認知バイアス:先入観・偏見を排除する(個人的な邪念)
【レッスン6】強迫観念 :妄想・陰謀に対する対策を立てる(失敗・失脚への心理状態)
【レッスン7】偽情報 :情報源を改めて確認する(改竄・欺瞞・捏造)
【レッスン8】相手の立場で考える :立場を変え目的と動機を探索する(長期的な目線)
【レッスン9】真の信頼関係を構築する :協力関係と共有する利益を確認する(利益の模索)
【レッスン10】デジタルメディアという“脅威”:擬報等を注意深く掘り探る(脆弱性の確認)