@「知りたい」と言う欲求(好奇心)が人生を変える、また「つまらないもの」を「面白い」に変える根底には「小さい物事にもじっくり観察」する事で、「好奇心+洞察力」が偶然の発見(セレンディピティ)に繋がる事である。それには常に「なるほど」から「なぜ」に転換させる事が必要だと言うことだ。
『子供は40000回質問する』イアン・レズリー
「概要」「好奇心格差」が「経済格差」を生む! 「知ることへの意欲=好奇心」は成功や健康にまで大きな影響を及ぼす。その好奇心を突き動かしつづけるのは実は「知識」であり、知識を得るには「労力」が必要だ。また、知識のない好奇心や創造性は失速する。
ー知りたいと思う気持ち認知欲求力をもつ「知的好奇心」が必須
ーダ・ヴィンチの「ToDoList」には15項目の疑問があるがそのうち8つは他人に相談している
ー赤ちゃんの「指さし」仕草は好奇心(興味)の表れ、学習し始める時期
ーパズルとミステリーの違い 好奇心は「ミステリー」と同じ感覚
パズル:「いくつ」「どこ」の問い
ミステリー:「なぜ」「どうして」「どのように」の問い
ネットでの検索は短絡的「考える」を低下させる(認知能力の低下)
ー「偶然の成功・発見」(セレンディピティ)は好奇心がなければ成り立たない
レイセオンの電子レンジはコーンの入った袋が偶然マイクロ波が当った
フレミングのペニシリンは偶然入り込んだカビが薬となる
ー検索ソフト(グーグル)は「何を訊ねるべきか」を教えてはくれない
好奇心とは、自分がまだ気がついていないことに興味を惹き寄せる欲求
ー社会格差(教育)
教育の格差の代償は大きい、だが現代は個性や性格といった要素の良し悪しを重要視
特に粘り強さ、自制心、やり抜く力(挫折を乗り越え、目標に意識を集中する能力)
オンライン教育(コーセラ・カーンアカデミー・MOOC)意欲の起爆剤となる
但し継続力を持ってやり抜く受講生は10%位にとどまる
「知識こそが好奇心を持続させる力」となる
ー家庭教育で大切なことは「問いかける力」を親が子供に継続的にすること(知的探索)
「いけません」「よしなさい」より「どうやって」「どうして」に変える
ー好奇心を持ち続ける方法
成功にあぐらを描かない
自分の中に知識データーベースを構築する
ハリネズミのように探し回る
何故かと深く問う
手を動かして考える
パズルをミステリーに変える
ーミクロとマクロの考え方 (「考える」と「自分の手を動かす」)
Thinkから Thinkerへ さらに To thinker (統合・融合・結合させる)
「私には特別な才能はない。どこまでも好奇心が旺盛なだけ」アルベルト・アインシュタイン
「人が無知な理由はただ一つ、余り気にかけないからだ」スティーブン・フライ
「リーダーシップを発揮できないのは、質問能力がないか、質問を躊躇するのが原因であることが多い」マイク・パーカー
「知らないと知らずにいることもある」ラムズフェルド
「言葉による指導ではなく、ひたすら経験によって学ぶことだ」ジャン・ルソー