ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

ヘルメットの色で職業が分かる「米国の常識」

2023-05-15 12:56:34 | 世界の常識(平均値など)
米国ではヘルメットの色で識別できる職業があると言う。
白色:技術者・管理者・スーパーバイザー・職長
青色:電気技師・大工・テクニカル技術者
赤色:消防隊員
緑色:安全管理者
灰色:訪問者・見学者
黄色:労働者・道路工事現場
茶色:溶接者・高熱物取扱者


死(自殺)と生きぬく選択『悼む人(下)』

2023-05-15 08:00:10 | 人生を「生かす」には
末期の癌の母が思う息子の帰宅、娘の出産、更に編集者の出会いなど、最後の最後に意識の中で出会うことの喜びは最高の人生だったと、思いたい。「死に悼む」と「愛と生きる」が生死の人間が思う極まりではないかと感動した作品だった。
『悼む人(下)』天道荒太
ー静人はある日一人の女性と出会う。「悼む」の心情を知りたく、また自分には帰る家もなくなったことで静人の「悼む」に付き添い歩くこと4ヶ月。ある日その女性の方に出る亡霊、殺した夫、との会話を持つ機会を得て、その女性は「執着」していたことを感じ、過去の経緯を静人に話すことにする。すると亡霊はいつの間にか消え去り女性も気持ちの切り替えと静人への「愛情」が芽生えたことを悟る。
ー一方、母は末期の癌で自宅療養で娘の出産を迎えたいと願っていた。更に静人の帰りを期待しての自宅待機していた。
静人は旅で知り合い数ヶ月旅を共にしたことで、女性を意識し「死ぬこと」よりも「生きること」への希望を持ち、その要因が「愛」であると感じ始めた


人の死を「悼む」とはの旅をする『悼む人(上)』

2023-05-15 07:59:37 | ミステリー小説から見えるもの
@人の死、様々な死因があるが死後には殆ど死者に対する営みが家族以外されず、忘れ去られる。家族、親戚、同僚、更に鳥の死から死後に報われる世界を見ていた静人は「悼む」事でその死を弔ため旅に出る。知りたかったことは3つ、生前、誰に愛され、誰を愛し、誰から感謝されたのか。僧侶が悟りを受けるまでの修行のような旅を続ける。
『悼む人(上)』天道荒太
「概要」善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは?不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。
家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!