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世間は「何事も疑い持って」社会になった『人は悪魔に熱狂する』

2024-10-04 07:34:02 |  社会の歪みと偏見
自己保守主義社会が人の煩悩を強調(誘惑)させている。人の煩悩・感情変化は時代と共に変化しており「キレイ事」では人はなかなか動かなくなった。思惑ありの政府・企業等が作り上げる「統計・データ分析」なども国民・消費者が疑問と疑惑に気づき始めたのはその証拠。それは世の中に過大広告や一方的で身勝手な情報(言葉のあや)など疑惑情報が溢れ出した社会現象だ。「疑って当たれ」的に自主的に自己判断し始めたことは世の中の流れになってきた
『人は悪魔に熱狂する』松本健太郎
「概要」「キレイごと」より「本音トーク」がウケる理由とは。 洞察力に欠ける・人間は合理的に考え「背徳感」を持つ・人間の心理(行動経済学)ー人の煩悩・貧(欲望)、瞋(怒り)、痴(愚かさ)、慢(怠惰)、擬(不信)、悪見(偏見)がある。世の中のヒットとブームは煩悩で決まり、洞察すること。
ー 人は「強欲」な存在である『花咲か爺さん』
「食べ放題」はなぜ人気なのか/ ヒットは「不満」から生まれる:「腹8分目」には熱狂しない                
 ・人間の満腹は400g 
・ヒットは「不満」から生まれる
ー「怒り」が人を動かす『カチカチ山』
・「都合のいい結論」に飛びつく
・人は「信じたいこと」を信じる
・大人はなぜ「正論」に怒るのか(自己中心的な考え)
ー人は「怠惰」な動物である『ウサギと亀』
・努力すれば勝てるという教訓から「適当に休む」「手をぬく」に変わった
・本音と建前「大人の世界」(現状を否定したい人が増えている)
・稼いだもん勝ちを嫌う(ホリエモンの悪口はなぜウケるのか)
・「サボりたい」という人間のダークサイド
ー言葉は人を騙す『浦島太郎』
・「開けるな」と言われると余計に開けたくなる
・「キレイごと」はなぜ売れないのか(SDGの世の中の動き)感情は心が先
・「煽り文句」はなぜ刺さるのか(権力者・上級者保護)
・「新しい技術」はとにかく叩かれる「知らない人はやばい!など情報弱者を騙す
ー噓は真実より美しい『姥捨山』
人は確率に騙される(ギャンブラーは確率を知らない)
・ なぜ日本人は「ランキング好き」なのか(客観的なデータに弱い・人は多数派に靡く)
・人は「信じたいもの」を信じる
ー人は「矛盾」に満ちている『笠地蔵』
・「善」の部分が強調されると疑う・矛盾を抱く
・「しいたけ占い」はなぜ気分がアガるのか(占いは統計学)
・「新型コロナウイルス」が巻き起こす「綺麗事」だけでは人は動かない