@この本は単に子供を育てる親のみならず、人材育成、人事に関わる会社の経営管理者向けにも通じる、いわゆる「人の心の動きをいかに理解し、伝達するか」にも影響する教本だ。子供もそうだが人材の能力を如何に見出し、採用するかの決定判断は「信じる力の10の能力」分析次第だと深く感じる。特に「言及能力」「仮説思考能力」「目的設定・運用運営能力」「表現力能力」。
『子供が学びたくなる育て方』矢萩邦彦
「概要」27年間20,000人を直接指導した「探究学習」の第一人者が、子ども自身が望む未来のために「小学校6年間で親ができること」を伝えます。「詰め込まない・追い込まない学び」で、ほぼ全員志望校へ進学。「探究学習×中学受験」を掲げる唯一無二の学習塾「知窓学舎」塾長経験
ー子供の求めているのは「回答」ではなく「応答」で、「感想を伝え合うこと」
ー「思考力」+「創造力」を問う会話をする
例:「あなたならりんごをどのように説明しますか」(ケンブリッジ大学入試問題)
従来の知識を詰め込む教育では問題の解き方を教えられない
ー「生きる力」とは 「キーコンピテンシー」と言う指標=能力・技能・力量)
学びに向かう力、人間性など(学んだことを人生や社会に活かそうとする)
思考力、判断力、表現力など(未知の状況にも対応できる)
知識及び技能(実際の社会や生活で生きて働く)
ー「探求型学習」の勧め・3つのスキル
「対話する」否定しない・合理化しない・応答する(思考力を養う)
「なぜなら」「だから」「たとえば」「要するに」「しかし」「そして」「つまり」
「探す」受験のメリット 知的好奇心・先取り学習・受験算数が地頭を鍛える
「~を学ぶ」ではなく「~で学ぶ」(振り返り)
中学・高校受験のメリットは「友人関係を大きく左右する」
「やってみる」大人のやる気を見せる(子供のやる気を刺激する)
日頃のニュース、出来事を一緒に考えてみる
ボードゲーム:ドブル・ディクシット・ガイスター・パンデミック
ー自然法則などからあらゆる事象を理解する(自然との触れ合い)
自然科学(自然の不思議を体験させる・質問する)
ー子供は「できなから嫌い」が多く、「できるようになると好きになる」
マイナスの評価は人の自己肯定感を下げる
ルールを決めるときには必ず理由とセットにする
ー「子供を「信じる」(10の能力)AI研究者松田雄馬
自己決定能力(信じる力)
自己言及能力(疑う力)
仮説思考能力(見なす力)
目的設定能力(求める力)
規則運用能力(続ける力)
組織運営能力(関わる力)
環境表現能力(慣れる力)
芸術表現能力(伝える力)
意味付与能力(納得する力)
自己生成能力(成長する力)
ー「パラレルキャリア」
重複した仕事をこなせる人材「意味があると感じれば、力が湧いてくる」
ー「スモールワールド」(ミルグラム定説)
全ての人や物事は6ステップ以内で繋がる
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