@文末の言葉「専門家は森を見て木を見ない、そして統計学は万能ではない」が印象に残った。情報過多で信じるべきは過去と今の自分を知ることだ、と言うこと。老化(身体的な機能が崩れだす)は誰にでもやって来る、早いか遅いか、世の平均とか基準を気にする事なく自分の体調を理解し自分なりの習慣から脳トレ、運動、食事を楽しむことが最良だと感じた。
・平均寿命:男性81歳、女性87歳(男性世界5位、女性世界1位)
・健康寿命:男性73歳、女性75歳(定義「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」男性は平均寿命から8.73年引く、女性は12.06年とある)日本での最大健康リスク要因は高血圧、喫煙、高血糖、高LDLコルステロール、肥満の順
『脳を鍛える』川島隆太
「老いることに無自覚でいると、衰えてきたことが認められずに否定的になったり、いたずらに悲観的になったりします。上手に老いるには、自分が老いること、いつかは死ぬことを受け止め、準備をする必要があると私は信じています。生物学的死が訪れる「寿命」と、健康的に自立して動ける時間が尽きる「健康寿命」には隔たりがあります。期間としては、私は65歳から73歳くらいだと思っています。
ー老化具合:
階段をスムーズに降りられない
他の人に抜かれて歩いている
腹が立つ頻度が増えた
家事の手際が悪くなった
脳の老化:名前、忘れ物、会話で事・物・名称が思い出せない
ー脳は鍛えられる:記憶力、注意力、判断力、予測力、感情コントロール
読書(早く読む)・鑑賞・ボードゲーム(脳トレ)、学習、社会活動(他の人との交流)
朝の時間が大切、出会いを作る、目標を決めて動く、歯磨き効果(歯周病に注意)
スマホに頼る生活に注意(集中力欠如、記憶力低下、話聞く会話不足)
物忘れ対処:有酸素運動15分以上の歩行・自転車(筋トレ・仲間と一緒に動く)
朝食習慣を作る(脳はブドウ糖が必須・パンより米・納豆/糖質オフはしない)
チーズはカマンベールチーズを選ぶ(骨や歯を作るカルシュウム、リン、鉄)
肉を食べる(腎臓の機能が正常)、魚は認知症を予防、玉ねぎ(認知機能・心筋梗塞)
アルコール摂取量1日当たり男性60g、女性40g以内に止める(生活習慣病)
睡眠時間はおおよそ7時間(昼寝20~30分)
ー人と繋がる習慣が人生を楽しくさせる
人と愛、語らい、笑う機会を増やす
夫婦での会話で「直してほしい事」「褒める」で共感が高くなり心の絆が深まる
ペットは猫より犬が認知機能を高める(散歩、世話、会話も多くなる)
年間100時間程度のボランティアで身体機能が高くなる
外出、役に立つ仕事などを受ける(拡散的好奇心を持つ)
軸になるコミュニティーを作る・見つける
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