@日本の起業家は先見性のあるパートナーが存在(提携)していない限り、大手に要を牛耳られるか、海外の起業家・投資家にアイデアをそのまま投与(盗まれる)する形になっているのが現状だ。そこには技術・市場を支援するエコシステムが無い(経験ある見極めできる人的組織)がないから、過去も現在も製品サービスの開発、製品化、販売への道ができないのだ。そして今後も日本でできるとは思わない。よって私の経験からの提言はシリコンバレーに進出(市場調査とパートナ探し)、経験することだ。
『世界の投資家は日本企業の何を見ているのか』アニス・ウッザマン
「概要」2015年著書 イノベーションが起こる仕組み、 機能を学び、日本でそれどのように応用して、各分野において新たなイノベーションが起こる環境をつくることができるか、そのヒントを共有する。
ー日本の技術力
技術力があっても企業内でのイノベーションが不足(活力不足)
伝統的ブランドの価値低下
ユーザーニーズへの多様化に対するスピード、柔軟性が欠如
投資選択の間違いと開発効率の低迷
性能重視で競争優位性(コスト・カスタマイズ)を無視
ー米国の活力
シリコンバレーにみるイノベーション機能が原動力
ー日本で起業しにくい理由
失敗を恐れて起業を躊躇する人の割合が50%を超える(米国30%)
日本での起業家の割合は4%程度(米国12%)
ベンチャーを支援する投資家、アドバイザー機会が整備されていない
現象:日本起業(特許・アイデア)が海外企業に吸収される・買収される
終身雇用制度、年功序列制度、業績評価が少なく、競争力不足、決まり事重視
ー日本・日本企業の変化
一人当たりのGDPランキング:2000年は3位、2008年23位
IMD国際競争力順位:1990年1位、2008年22位(2022年34位)
ー日本起業への期待分野
高齢化社会(介護関係への最新テクノロジー開発・介護ロボット・重作業)
エネルギー枯渇(電池開発・ミドリムシ=機能性食品・化粧品)
地震(地震対策・災害作業ロボット・鉄道管理システム)
ー起業のエコシステム構築
環境整備:アドバイザー・インキュベーター・アクセラレーター・投資家・エグジット
M&Aを活発化させる環境(外からの技術の融合ベンチャー=良いものの評価)
経験を重要視した環境整備(失敗を恐れない・経験を活かす基盤)
パートナー提携(インキュベーター・アクセラレーター等と組む)
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