@「昔」「若い頃」「まだ」「もう」など歳をとるとつい声に出てしまう言葉だ。何かに萌え熱くなった若い頃、何事も恐れがなく失敗してもやり直せると行動した若い頃などと比べると、歳をとるとだんだんその意識が消え何事も用心深く、構えすぎて結局めんどくさいなどの理由で何もしない事が増えたと感じる。人生において「人間関係の複雑さ」は子供にも大人にも多くの悩みと苦しみを与えるが、いかに乗り越えていくべきかベストな選択は誰にも分らないない、だから悩んで悩んで自分で選ぶ方が誰も恨む事なく、悔いもなく良いという事だ。
『ビタミンF』重松清
「概要」7つの人生に絡む悩みなどの短編小説。ゲンコツ,はずれくじ,パンドラ,セッちゃん,なぎさホテルにて 他
ーゲンコツ 不良に対する悪儀な悪戯に嫌な気持ちが起こる、だが、若さの武器はもう無い。
ーハズレくじ 妻は病衣で入院、息子と二人の父親 父は昔から毎回たった一枚の宝くじを買っていた 家族への夢を追った
ーなぎさホテル 二十歳の時ガールフレンドと記念として止まったホテルから優待券が届く。家族と共に37歳の誕生日をお祝いするが誕生日ケーキにあったメッセージプレイとには二十歳の時のガールフレンドの名前が。。。
ー母帰る 子供を一人前にし、舅と姑も送ったあと離婚し一人立ちした母が再婚、だが、相手が亡くなり再び一人となった。家族の中心をなくした子供たちが父親を心配して母親に再度戻ることを決める
「出て行った人を責めたり恨んだりする権利はない」「出て行った人を黙って迎えてやろうとする人に反対する権利もない」
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