@本書は2020年の出版、その後の技術革新、特に「生成AI」の進化と予測はこの本書には出ていない。この「生成AI」技術が急速に変化している世界で、何故か日本は大幅に立ち遅れた。その原因は本書にある「攻めと守りを分離した経営(破壊的イノベーション必須 )」がスムースに実現できなかった事だ、とある。古来日本の家電製品等は高額だが品質に拘り壊れないという信頼を勝ち取ったが、新たなイノベーションを導入する事なくレガシイーでも耐えてきた自負があることで諸外国に逆転されたと思う。今後日本のあるべき姿は経営者マインド(世代交代)に変化を持たせ大胆なイノべーションで高齢化・人工減少・労働力不足を解決、特に「生成AI」による農業のデジタル化と予防医学に期待したい。
『2030年の第4時産業革命』尾木蔵人
「概要」スマートダスト、サイバーフィジカルシステム、マスカスタマイズ、MaaS、5G、IoT、AI・・・・・・最先端のテクノロジー、デジタル化が生み出す第4次産業革命は、すべての社会とビジネスを変革していく。どんなテクノロジーが登場する?これからの世界はどう変わるのか?
ー「第4次産業革命」
コンピュータパワーの拡大に伴うモノづくりの変化、製造業、サービ業へのデジタル化
新たなモビリティへの躍進
米国による半導体覇権争い(中国への輸出禁止)
物を販売した後のサービスで価値を生み出す(MaaS)
ー第4次産業革命を実現するテクノロジー&コンセプト(所有から利用する)
コンピューティングパワーと小型化(クラウド化)
AIとデータ(シミュレーションと5G)
ー2030年の第4次産業革命
プラットファームの共有化(知識の共有:講演・イベント・eスポーツなど)
2030年に台頭している企業(米国・中国との覇権争い)
ー日本の未来
キープレイヤーとしての活躍に期待(クラウド・インフラ整備)
攻めと守りを分離した経営(破壊的イノベーション必須 )
地産地消への躍進(生産拠点の移動・農業改革・デジタル化)
ー世界の課題
高齢化・人工減少・労働力不足
医療改革(高齢者医療・予防医学)