@ビジネス会食・飲み会での善悪のマナー・ヒント集だが、仕事の延長で夜の会食など「接待」は今後日本でも考え物だ。コロナを経てビジネスへの取り組みが変化し、「接待」なくても「結果」を出す世界が通例となり始めたことは好ましい限りだ。だが、日本古来の商習慣の「接待」は好きでなければ体力的にも精神的にも苦い思いとなる。欧米ではもっぱら「会食」とは「昼食」であり、家族付き合いができる人であれば「夜の会食・飲み」まで誘えるが、現状、高度成長期を経た日本での団塊世代等が経験した「夜の接待」は全く違い、現世代には想像を絶する成金会社の悪習と言っても過言ではない。今回のフジTV問題はこの悪習慣が未だ根付いている会社環境だとも思う。
『ビジネス会食の技術』戸賀敬城
「概要」接待、懇親会、打ち上げ、歓送迎会、忘年会、新年会――多くの人が「なんとなく」参加している食事会や飲み会。実はそのたった2時間の振る舞いが、ビジネスの成功の鍵を握っていた!!
ー日本の商習慣、悪習が近代の日本の経済ビジネスを低迷
「仕事の為に酒・会食をする」(馴れ合いの場を持つ)
「仕事の為の付き合い・ゴルフ・懇親会・パーティーなど」
「会議で議題を提出、中身を把握しないまま上司の意向で決定される」
「上司に対していつでもYESである」(意見を言えない立場・地位)
ー現実的な仕事の為のお付き合いヒント(ビジネスを成功裡に導く日本風接待)
「会食・飲み会をセットする」(お店のセンス=担当者・会社のセンス)
「行きつけのお店をもて」(最低5軒くらい確保)
「仕事の話8割を目指す」(相手を知る・余計な話を避ける)
「存在感を上げる」(人間性・話題性・役にたつ情報補填・脇役に徹する)
「演出」(メニューは予め把握注文・いい事をメモる・聞くことに重点)
「無礼講はあり得ない」(人間関係を尊重・羽目を外さない)
「ご馳走になるときは手ぶらはあり得ない」(立場・関係改善)
「外国人とは片言の母国語で」(近親感を持たせる)
「前もって精算するカードをポケットに入れておく」奢るっ方のエチケット
「カラオケは上手いよりもウケる」を狙う
「クロージングは一週間以内に」(醒めないうちに)
「締めごとを忘れるな」(仕事での決まり文句を用意)
「お礼のメールは飲み会の前に書いておく」