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最後まで出筆を夢見た作家『夫・遠藤周作を語る』

2023-04-18 07:57:13 | 歴史から学ぶ
映画「深い河」、著書「沈黙」は力作となり、特に「母と宗教の絆」には多くの想いがあったのかそのエピソードが多いなど、病魔に体が侵されていても最後まで執筆していた姿は想像し難い。周作の「永遠の別れは無い、死は終わりじゃないんだ」(復活)という言葉、そして周作の妻の言葉「治してあげれなくてごめんね」が強烈に記憶に残る。
『夫・遠藤周作を語る』遠藤順子
「概要」「私が遠藤のファン第一号です」 この妻なくして、作家遠藤周作はありえなかった。苛烈な闘病生活、最期のメッセージ、母との絆…。今、明かされる感動のエピソードの数々。
「転生」とは大切にに思う人の中で、生き続ける、復活の意味、だという。
ー病魔に襲われた周作は「俺はお袋にも兄にも会えた、もう光の中に入ったぞ」と言うメッセージを遺した。(臨死状態でみる夢)
周作のメッセージには「永遠の別れは無い、死は終わりじゃないんだ」絆は繋がっている、と。
ー周作がよく使う「母なるもの」とは人間の存在を超えもっと大きな存在があると言う意味
周作は結婚後40年のうち4分の1くらいは病院での生活、カトリック教徒、「沈黙」の書が教会を揺さぶることにもなる。病院では3度の手術(結核・肺炎・腎臓病)、最後には苦しい闘病生活後、延命治療も拒否し73歳で逝去する(息子からの腎臓提供を断固拒否している)
ー周作の性格
    大病のせいで優しく人と付き合える人
    パチンコ屋と寄席には頻繁に足を運んだ
    人を楽しませるのが好きだった
    仕事は狭い暗い部屋に篭って出筆するのが好きだった(カーテンを閉め、音楽を流す)
    音楽はバッハ、その他バイオリンソナタが大好きだった
ー周作の1日
    10時半ごろ起床、お昼過ぎから夕方まで仕事、本はジャンルと問わず2冊ペースで読破
ー旅が好きで多くの諸外国を訪問している
    ドイツ・アウシュビッツ、イスラエル、インド、イタリヤ、フランス、ロンドンなど
    チベットではお寺で3年間の修行もしている(前世の母の思い出を思い続けた)



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