@事件は富豪家族の不可解な殺害で、大胆に素早く動くダフィー刑事らが捜査する。事件発覚の原因は「主犯格3人の分配金問題で仲間割れ」、一人の男が兵器密約計画を立てた男の両親、その男、その恋人、友人を殺害、さらに兵器製造工場のもう一人の主犯格管理専任者へと証拠隠滅を図り殺害計画。事件は国家機密と警察の域を超えるまでに発展する。「仲間割れ」ほど後味が悪いものは無い。共同経営など企業でもそうだが、些細なことで分裂始めると派閥になり、会社が倒産するような事態にもなりかねない。そこにはこの小説にある「欲に絡んだ分配」だ。 人は貪欲になると必ず問題を起こすのだ。
『ガン・ストリート・ガール』エイドリアン・マッキンティ
「概要」富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。当初は家庭内の争いによる単純な事件かと思われたが、容疑者と目されていた息子が崖下で死体となって発見される。現場には遺書も残されていたが、彼の過去に不審な点を感じたショーン・ダフィ警部補は、新米の部下と真相を追う。だが、事件の関係者がまたも自殺と思しき死を遂げ……。混迷深まる激動の時代の北アイルランドを舞台にしたハードボイルド警察小説シリーズ、第四弾にして最高潮。
ー息子のガールフレンドも自殺と見せかけた他殺死体で見つかる。そこから話は昔の学生たちが仕掛けた大麻パーティーである大臣の娘が大量摂取したとして死亡。その家の息子が逮捕された。その時この息子ともう一人がいた。
ー事件があったその現場からもう一人の人相を確認しようと捜査の範囲を広げていく。さらに広がり米国大使館内に滞在している男が浮上、その先にはミサイルシステムの盗難事件が発生する。
ーイギリス国家を揺るがす武器兵器の密約、米国の軍部の中佐が資金をバックアップ、中近東への売却を後押しする計画だった。
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