@長年家族ぐるみで付き合ってきた親友が戦争で信頼を裏切り敵側につき、欲から資産を奪い取る。戦時中とはいえ人の信頼は年月の長さではなく人間性だと痛感させられる。人の心は目の前の欲で変わりやすいのだ。信頼関係は付き合いの長さではなく人に対する日頃の「思いやり」と「欲に対する性格」なのかもしれない。真の親友とは難儀な時に助けてくれるものだと・・・
『人間は、たとえ相手が自分の一番関心のある目標に導いてくれる指導者であっても、自分の気持ちを理解してくれない者には、ついて行かない』エイブラハム・リンカーン -
『ミケランジェロの暗号』
イタリヤとの同盟交渉に必須のミケランジェロの自画像の絵を得る為、ドイツは必死になる。それを所蔵、隠し持ったユダヤ人画商が贋作を渡した事で家族が致命的になる。命令を受けたのは元下働きをしていた息子、ドイツ士官となってユダヤ人の画商から本物の場所を聞き出すために家族からすべての絵画含め館丸ごと取り上げ収容所に送ることにする。その後収容所で父が死亡する。残した言葉は「視界から私を消すな」だった。やがてイタリヤムソッリーニが逮捕され戦争が終結。家族は父の肖像画だけは残しておきたいと嘆願し、譲ってもらう。実はその父の肖像画の中に本物の自画像が貼り付けてあった。
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