MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

牝猫たち

2017-08-04 23:08:03 | 邦画
日活ロマンポルノリブートプロジェクトの第三弾
「牝猫たち」のタイトルからして1972年に製作されたロマンポルノの1本
田中登監督の「牝猫たちの夜」って言うのがあったよね
そこからタイトルいただいたのかな
「凶悪」、「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督の作品ですよねぇ
ポルノ映画は初演出だそうですが

現代社会を逞しく生きる3人の女性たちのいまを
ジャーナリスティックな視点で描くある意味群像劇にしてるんですねぇ
そんな女たちの職業はデリヘル嬢
フーゾク嬢の職業を芯にして彼女たちを取り巻く
"孤独な老人""児童虐待""ワーキングプア""ホームレス""シングルマザー"
"引きこもり""不妊による夫の不倫""ネットの炎上"と様々な社会問題をちょっとぶちこみ過ぎの感も
しないでもないですが、上手に登場人物の人となりと相俟ってきちんと85分の尺に納めて

ロマンポルノの名に恥じないように主人公たちのキャラがデリヘル嬢と言うことで
ふんだんに濡れ場を程よく配分してくれていましたが
難を敢えていうならば、デリヘル嬢を演じております井端珠里、真上さつき、美知枝の三人とも実にハダカも厭わぬ熱演ですけども、三人様ともなんと全員がちっパイなんですよー
私個人的にはちっパイは好みではあるのですが、それはそれとして
エンターテインメントの映画としては、もうちょっと大きく見映えのよいおっぱいのが・・・
敢えて普通のお姉ちゃんがお金のためにデリヘル嬢として働いてるって言うリアリティをちっパイで揃えることでの演出意図だと見ておこう

先にデリヘル嬢の群像劇と書きましたが、よく言えば現代社会がだかえてる社会問題と相俟っているのですが
社会問題の数々を詰め込みすぎって感じで映画の着地点が曖昧になってしまい
テーマが一体なんだったんだろうって言う散漫な映画をだらだらと見せられていたような気がするんだよね
ロマンポルノだから細かい主張なんか要らねぇ
女優さんのハダカとオッパイが何回も見られればそれでいいのだ
って言う意味なら
これで今回のリブート5本一応Rー15版でもありましたけども見た上で言えるのは
ロマンポルノに一番近い作品と言えるのはこの映画と言えるのかな

個人的にはブクロって私にとっ一番遠い存在の街だなぁ
と、改めて感じたロケの場所がどこかどこだかまるっきりわかんなかった

ロマンポルノリブートを記念して白川和子さんがゲスト出演されていましたが
そのシーンでシングルマザーとエッチするのがとろサーモンの村田の方が担当
キレさキャラの相方久保田は緊縛されて吊るされてたなぁ

2016年製作、日本映画、日活+BSスカパー!作品
白石和彌脚本・監督作品
出演:井端珠里、真上さつき、美知枝、音尾琢真、郭智博、村田秀亮(とろサーモン)・吉澤健、白川和子、松永拓野、吉村界人、米村亮太朗、ウダタカキ、野中隆光、山咲美花、天馬ハル、久保田和靖(とろサーモン)
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ANTIPORNO

2017-08-04 17:15:39 | 邦画
日活とBSスカパー!が共同で日活ロマンポルノ45周年記念の企画ということで、
28年ぶりに日活ロマンポルノを復活させた5作品
70分前後の尺の映画に10分に一回程度の濡れ場をもうけているなら
どのような映画を撮っても構わないというロマンポルノ基本理念をおさえて
現代の映画作家がロマンポルノを撮ったらどのような映画が出来るのか?

そんなコンセプトで作られた日活ロマンポルノをリブートさせた第四弾は
園子温監督が、2016年に彼の作品には全作品出演してきた秘蔵っ子で
AKB48をクビになった富手麻妙を主演に迎えて園監督が
敢えてロマンポルノというかポルノ産業に叩きつけたアンチテーゼ作品でしょうかねぇ

日活さんはセルの1ヶ月前にレンタルに出してしまわれるようで
一応Blu-rayの5本セットBOXを予約してあるのですが・・・
レンタル店の店頭に並んでいますが
なんだろうなぁ、私以外に誰もレンタルしてないじゃないですか

今の世の中PCで無臭のパコパコ映像が簡単に見られる訳で
敢えて政府の規制を受けてるロマンポルノ映画を見る必要もないわけでして
公開された劇場でもサンデー毎日で映画を1100で見られるお父さんたちが
ロマンポルノの名前につられて劇場に詰めかけられたようですが
手軽にPCとか無臭を見られる若者にアピールは出来なかったような・・・

しかしそこは園監督、出演させる女優さんには必ず「脱げるか?」って聞かれて
「脱げる」という返事を得てから起用されるようですが
と言うことで元AKBと言うかAKBをクビになったアイドル富手麻妙さん初ヌード映画
それも文字通りの全裸でヘアまで露出して頑張っておられましたし

度胸がいいのか園監督の指導がよいのか元アイドルが、なかなか抜けたと言うか
実に吹っ切れた迫真の演技でしたねぇ
ただ残念なのは、彼女の出演シーンに濡れ場が無いことかな
ってあるんですが着衣だし、結局は素股という設定だし
演技的には完全に一皮も二皮も園監督によってはがされた富手麻妙さん
今度は裸と裸のおっぱい揉みし抱かれ相手役とのベロチューな絡み合い艷技で一皮も二皮もむけてほしいものです

表題のアンチポルノと言うことで、メインを張るベテラン女優さんの筒井真理子さんまで
これまたスッポンポンのヘア丸出しにさせてるのに
彼女にも全く男優さんとの絡みの濡れ場は皆無なのね

オープニングで国会議事堂前前をサイレン鳴らして走駆するパトカー
表現の自由と謳いながらも、現状日本では女の裸を謳歌させてるようでいて
政府は無粋な暈しで性器の露出や性交表現を規制してる日本を揶揄し、
また女性の登用とか雇用機会均等といいながら女性の閉塞した社会を
劇中の女優さんの台詞を通して監督が怒りをぶつけた作品になっていたような

そう言う意味で元AV女優さんの穂花さんまでスッポンポンにさせてくれていまして
私はAV見ないのでOVで穂花さんを知っているだけでして
Webで彼女のヘアヌード画像を探したもの見つけられずいまして
穂花さんのヘアヌードをはじめてこの映画で拝められたのはある意味収穫でしたねぇ

アンチ・テーゼとしてのポルノ規制へのテーマをしっかりと訴えているけども
やっぱ商業映画の常として濡れ場は必要事項と言うことでチラっと申し訳程度にありますが
映画としての喧騒が一躍この世に名を馳せた当時の園子温を彷彿とよみがえらせたかなぁ

とりあえずRー15のスカパー!を見ていまして
Rー18の暈しなしの「ANTIPORNO」を見てみたいと購入予約もしましたが9月まで待ちきれず
この映画とスカパー!でRー15版を唯一見逃した「牝猫たち」をレンタルしてきちゃいましたが
9月までこの2本だけのレンタルでもつのかしらねぇ

2016年製作、日本映画、日活+BSスカパー!作品
園子温脚本・監督作品
出演:冨手麻妙、筒井真理子、不二子、小谷早弥花、吉牟田眞奈、麻美、下村愛、福田愛美、貴山侑哉、穂花
コメント (2)
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妻の秘蜜~夕暮れてなお~

2017-08-04 08:19:49 | OV
東映チャンネルの3日の深夜枠でOAされていたものを録画視聴しました
城定秀夫監督+AV人気女優さん天使もえ主演のOVです
朝っぱらから見るような代物ではないのですが
城定ま監督らしいドラマでしたねぇ、監督お得意のある意味ファンタジーでもありますが
高齢化社会を迎えた現代日本の将来あるべき姿をエロチックOVの形を借りての問題提起にもなってるような気もしないでもない

画像を探して見つけましたが・・・
”わたしはきっと、求められることを、求めていた”って言う惹句が実にいいんですよねぇ

ヒロインの菜緒は26歳の主婦で夫と義父と3人で暮らしている。
ヒロインの菜緒に天使もえ、夫に守屋文雄、義父に飯島大介
やっぱ上手だよね飯島大介さん
彼の演技に城定監督の演技指導もあって天使もえさんも実にいいんだよね台詞回しも
演技と艷技に開眼されてましたね更に言えるのは
おっぱいと言うか乳首と乳暈のバランスが実に私好みの天使もえさん
いい感じでしたねぇ

夫のイビキで眠れぬ夜中に一人台所で酒を飲んで自慰行為にふけることと
浮気した夫へのあてつけで始まった、昔の上司との不倫関係に退屈な日常をまぎらわすしかない
義父の様子が最近おかしい。深夜、台所に入ってきて冷蔵庫に小便をしようとしたり、
入浴中に脱衣所へ入ってきて洗濯篭のパンツの臭いを嗅いだり

義父はボケてしまったというのたが、ある日、偶然義父の日記を読んでしまい、
それがすべて確信犯だったことを知ってしまう。
そして、義父が菜緒の不倫を知っていたおり・・・その日から、義父は菜緒に対して、
あからさまにいやらしい行為を仕掛けてくる。

初めは戸惑う菜緒だったが、ある日自分が抱えている秘密と思いの全てを義父にぶちまけると
義父は、自分が余命幾ばくもないことを菜緒に告げ、
彼もまた自分が長年押し殺してきた菜緒に対する思いを打ち明け
酒の勢いで互いの心と体ををさらけ出した2人は・・・

そうなんでうが、ヒロインも義父に体を許そうとするものの義父の息子はもう役にたたない状況でして
自分の代わりに息子との性交を観ることで

まさかと言うか絶対に使うよなと思った梅干しの種
イイ使われかたでしたねぇ
不断はオールインでの極道でしか見たこと無い千葉誠樹さんがヒロインの不倫相手でしたねぇ

このblogにアップするときに気づきましたが「妻の秘密」じゃなくて「妻の秘蜜」だったのねぇ
意味が深いやねぇ

2016年製作、日本OV、「妻の秘蜜~夕暮れてなお~」製作委員会
城定秀夫脚本・監督作品
出演:天使もえ、飯島大介、守屋文雄、千葉誠樹


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ナイスガイズ!

2017-08-04 02:27:05 | 洋画
「ラ・ラ・ランド」に引き続いて再びのライアン・ゴスリングの映画です
なんと舞台もLAではありますが、時代設定が1970年代
アル中のケチな私立探偵を演じております。日和ちゃうは金に汚ないけども
一人娘を愛するよきパパ
で邦題も原題も「the Nice Guys」とあるように
ラッセル・クロウ演じる粗暴な示談屋と一緒に行方不明の娘を探してLA中を暴れ回るアクション・コメディです。

”Guys”と言っても二人の男にヒロインが一緒について回ります
このヒロインがなんとゴスリングの13歳になる娘
演じてるアンガリー・ライスが実にキュート
ロリコンではありませんが、11歳でさんざ殺しのテクニックで悪党どもをバッタバッタと
ころしまくった「キック・アス」のヒットガールのクロエちゃん以来、
女優DDのわたしはもう彼女にトキメイテしまいました
ヒットガールと違うのは人を殺さないところ
この人を殺さない精神は暴れもののラッセル・クロウでさえ殺すことをやめてしまうほど

って言うけども映画のなかではもう人がバンバン殺される
それも狙って殺されるだけでなく関係ない人々が流れ弾に当たって・・・ってのも沢山
そして会話が実に下品
ま行方不明の娘もポルノ女優だし
オープニング、ポルノ雑誌のピンナップガールガール少年の目前にクルマごと飛び込んで来て
「私に乗っかる?」って言って言って死んでいくけど・・・
とまあ繰り出されるギャグは、ひたすら不謹慎で下品なんだけども
70年代に時代を設定してるのはアメリカも排ガスによって環境汚染されてる時代を
背景に自動車産業を潰せばアメリカの経済が成り立たないと
司法長官であるキム・ベイシンガーの探してる実娘が自動車産業を告発するために

ポルノの形を借りての告発ポルノムービーを作っていたらしく
そのフィルムをめぐってのドタバタかつシリアスなアクションを展開してくれます
あっけなくこの行方不明の娘も殺されちゃうものの
親は国の安定を語るのみでしたねぇ

ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウのバディぶりがじつに楽しそう
しかしゴズリングの娘役のアンガーリー・ライスのキュートさが、
主役二人を喰っていたような・・・撮影当時が13歳だったとか
今じゃもっとキュートに成長してることでしょうね将来が楽しみ

楽しみと言えばポルノ産業を扱ってますのでお姉ちゃんたちの
おっぱいも一杯、ぜひ続編をつくってほしい

2016年製作、アメリカ映画
シェーン・ブラック脚本・監督作品
出演:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マット・ボマー、マーガレット・クアリー、キース・デヴィッド、ボー・ナップ、ヤヤ・ダコスタ、キム・ベイシンガー
コメント (2)
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