UKコネクション 前編:伝説の幕開け／後編:狂気と破滅

1960年代にイギリスのロンドンの暗黒街を牛耳ったあの双子のクレイズ兄弟を描いた映画は
「ザ・クレイズ／冷血の絆」と「レジェンド 狂気の美学」を見てますし
「レジェンド 狂気の美学」ではトム・ハーディが双子と言うことで一人二役を演じていたのが記憶に新しいのですが

こちらの映画はそれぞれ前編・後編ともに2時間弱の4時間程の尺で
前編は「The Rise of the Krays」と題して暗黒街で成り上がっていく姿を描きま
後編は「The Fall of the Krays」とあるように暗黒街に君臨したクレイズ兄弟のあんこくがいでの凋落をきちっとと言うか、律儀に描いておりまして
所謂映画というよりは、ミニシリーズのTVドラマだったのかよくわかりませんが

トム・ハーディ演じていた人間クレイズ兄弟を描くというより
なんだろうな二人のギャングの成り上がりと凋落の半生を客観的に
実録風に彼らとギャング人生を共にした男の思いでといったモノローグの語りでドラマにしてるといった感じでしょうか

この映画は登場人物が過去の人と言うことで本名扱いいですけども
今日の日本ではオールインが好んで作る伝説のやくざの本名や舞台の都市名や組織名をちょびっと変えた作品群といったところかな

多分TVドラマなんだろうなと思えるような表現の緩さがあるので
グレイズ兄弟特に弟の狂気が伝わりにくかったのがちょっと残念でしたが
実録ものとしては低予算でよくがんばってここまで作ったなと・・・

前編：伝説の幕開け
2015年製作、イギリス映画
サカリー・アドラー監督作品
出演：サイモン・コットン、ケヴィン・レスリー、フィル・ダンスター、ダニー・ミッドウィンター、ダン・パー、アレクサ・モーデン

後編：狂気と破滅
2016年製作、イギリス映画
サカリー・アドラー監督作品
出演：サイモン・コットン、ケヴィン・レスリー、フィル・ダンスター、ダニー・ミッドウィンター、ダン・パー、アレクサ・モーデン

プリズン・ブレイク シーズン5

「プリズン・ブレイク」まさかのオリジナルメンバーで8年ぶりの復活です
って言っても確りとスピンオフ企画の「プリズン・ブレイクファイナルブレイク」を含んで
全シリーズを見たのは
この新シリーズの復活の情報を得てのことでして
スピンオフを除いて廉価版Blu-rayを購入してからですのでつい2ヶ月くらいまえですので
結構シリーズの復活の推移を知ってるから
今シーズンもある意味楽しく見ることができましたが

と言うことで全9話390分一日と言うか、半日で一気見しました
シーズン4だったかなぁサラを生き返らせたのと同様今度は
「ファイナルブレイク」で命を落としたはずのマイケルを生き返らせてのシーズン復活です
確かマイケルは脳腫瘍かなんかで死んだと言うか、
サラを脱出させても彼は逃げ出してこなかったからねぇ
生き返らせての新シーズンってのは読めてはいましたが
まさか８年も経過してるとは

と言うことで物語もマイケルの死から8年後から始まります
刑期終了で出所手続きをしてるティーバックになんとマイケルが生きてる手紙が届きます
彼はそのことをリンカーンに告げに行き、リンカーンはサラに告げにいくという展開
サラは7歳になるマイケルとの子供と大学教授と再婚してるという展開でしたが
まさかこのご主人が・・・

今度の刑務所は内戦激しいイエメンの刑務所
脱出しても内戦状態のイエメンからどうやって国外に脱出するかという二重の脱出劇の様相に
イエメンと言うことでレギュラーメンバーはシーノートにスクレが兄弟を助けます
私個人的にはマホーンを登場させて欲しかったけども

今度の敵はイエメンの反乱兵士だけでなく
アメリカでもCIAの秘密暗殺組織ポセイドンなる国際的組織もあったりし
その組織にマイケルの脱出能力を買われ、最初は断るとサラを投獄され
ってことで「ファイナルブレイク」と見事に新シーズンは重なりましたねぇ

国際的な事件をみたいなはじまりで、どこまで広がるのかと思っていましたが
物語が進行するに連れて、なんだよね
サラに横恋慕した男の単なるマイケル抹殺のこまいお話に収斂していったのは実に残念でしたが

まさかのティーバック個人的サプライズにはちょっとビックリしました
と言っても、スリルとサスペンスたっぷりなシノップスは
どこから見ても「プリズン・ブレイク」でして
メンツを変えた「24」よりも数段安心安定のおもしろさでした