MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

風に濡れた女

2017-08-19 20:33:26 | 邦画
かつて一世を風靡した"日活ロマンポルノ”を気鋭の映画監督5人を起用して現代に甦らせた“ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の第二弾
第一弾の行定薫監督の「ジムネノベティ~」あくまで私個人的な感想ですが
"これってロマンポルノ?"って思えた作品よりは、
この作品はこれぞロマンポルノだよなぁって言える
DNAを受け継いだ作品になっていたのが嬉しくなった

結局9月に発売されるBlu-rayの5本box発売の前に
TSUTAYAさんのセットレンタルに組み入れる作品が見当たらないってのもあったのも事実でありますが
結局我慢しきれずに気づけば5本すべてレンタルしてしまってましたねRー18ヴァージョン

この映画はタイトルロールから主役の 間宮夕貴さんがそのおきれいなパイおつ丸だし
このシーンだけでもう嬉しくなってしまいますが・・・

監督の塩田明彦さんの映画は今まで3本くらい見てますが
彼自身は日活ロマンポルノ作品は見てられるとは思いますけども、
お仕事としては関わっておられない方だと思います、そんな監督さんが
これほどロマンポルノのDNAを受け継いでいるとは、
で見終わってWikiを検索してなぜにロマンポルノのDNAを受け継いでいたのか理解しました
ロマンポルノとは切っても切れない大和屋竺さんのお弟子さんだったのね

第1弾の行定薫監督は彼らしい作品で、現代日本の映画製作の現場に対する
彼自身の思いを映画に託されていらっしゃいましたけども
ロマンポルノリブートとしては不満足な出来だったと私は思いますが、

第2弾のこちらは間宮夕貴を主演に据えてロマンポルノとしてはなかなか面白かった。
旧日活ロマンポルノ作品へのオマージュもあり、エロ度もアップしている。
それは一重に間宮夕貴さんのキャラクターに負うところもあるのですが
前半は比較的おとなしいと言う観点か、
不可思議なキャラが彼女の肉体から醸し出されていたし
後半は彼女を筆頭に女優さんの登場人物がみんな裸で一気に肉弾戦へとなだれ込む展開こそがロマンポルノの真骨頂でしょう

間宮夕貴さんは他作品でも所謂ヌードを目的とした作品から女優デビューだった
やっばり女優さんの肉体あってこそのロマンポルノですよね
男が主役で愛の遍歴ってのも確かに濡れ場が多くなりますが・・・
ロマンポルノじゃなく文藝映画なんだよねぇ

海外の映画祭でも好評価を得られてるのも納得の一本ですよねぇ
濡れ場も多くさらに長めに表現されていて
Rー18ヴァージョンはRー15版を見てる私には大満足な作品に仕上がっていましたねぇ

改めて"愛とは戦い"であることを教えてくれる一本でした

2016年製作、日本映画、日活作品
塩田明彦脚本・監督作品
出演:間宮夕貴、永岡佑、鈴木美智子、中谷仁美、テイ龍進、赤木悠真、谷戸亮太、池村匡紀、前田峻輔、大西輝卓
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日本侠花伝

2017-08-19 18:35:18 | 邦画
日本映画専門チャンネルの8月の"蔵出し名画座"の枠でOAされた73年製作のヤクザ映画
"蔵出し名画座"の名に実にふさわしい"名画座"はおいておくにしても
この映画、実はヴィデオにも、DVDにもされていない映画ですので名実ともに"蔵出し"
別に封印映画ではないのですが、尺が150分もありまして
シネマヴェーラなどでも2本だて興行をモットーとしてる小屋ではなかなかかからないし
レイトショーだとてっぺんをまわっての上映終了になるとか・・・

そんなこんなでフィルムセンター以外では見られる機会は実に少ない映画
私も今回がそんなこんなで、実は初見なんですねぇ
一部、二部とわかれていたのは存じ上げておりましたが、間に3分のintervalがあるんですね
黒地に白字のスーパーで3分とか、あと2分、もうすぐとか律儀に3分あるんですね

と言うことで前半は、若い二人のかけおちの悲恋物語。後半は、引き裂かれた女が結婚した相手は自分を助けてくれたヤクザの親分、神戸の港の利権をめぐって悪徳ヤクザと対決するヤクザ映画という趣きになっていますが
時は大正中期、世情は貧富の差が激しくなり不況と重なって米騒動が・・・
一部と二部とで共通するのは
当時の警察の人権無視の取り調べ

一部では警察の拷問を受けるのは加藤泰御贔屓と言うか、愛人とも言われる任田順好さんがある意味主役と言っても過言ではないような扱いを受けていますし
それに応えるかのごとく彼女のあまり見たいとも思わなんだおっぱい丸出しでの熱演
まさかのおっぱいにちょい萎えましたけど

愛人のおっぱいを画面に出すってのは深作欣二じゃないけども、監督冥利につきるのかなぁ
ま、どうでもいいですが、二部ではNHK朝ドラヒロイン真木洋子さんもスッポンポンでの
警察拷問取り調べシーンが
70年代の女優さんってちゃんと脱いでくれるんですね

加藤泰監督が長年暖めていた企画だったようですが
この時代東映じゃ実録路線に転換してるし

日活、大映が倒産し、東宝がそれらの映画の受け皿になっていて
石原プロ、勝つプロ製作の映画や役者さんたちの映画を配給上映していましたから
明るく楽しい東宝映画のコピーがもうどこへやらの
スプラッター映画の配給ばっかで東宝直営館のスクリーンを賑わせていたようですが
そんな中で作られた東京映画作品ということなのでしょう

何と水戸黄門の集団ペンネーム脚本家の葉村章子のプロデュース作品だったのにはちょっとビックリ

そういやお気に入りの男優さん汐路彰さんが異彩を放ってましたし
相変わらずのローアングルですが、ちょっとうざったい演出意図には・・・
とりあえず2時間30分一応満足の映画でしたが
今さらパッケージ化しても、平成の方々には受け入れられない映画でもあるのかな
とりあえず録画できて良かったなー

1973年製作、日本映画、東京映画作品、東宝配給
加藤泰原作・脚本・監督作品
出演:真木洋子、渡哲也、北大路欣也、曽我廼家明蝶、任田順好、菅井きん、加藤剛、安部徹
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雀魔

2017-08-19 03:30:40 | OV
8月17日のCSのチャンネルNECOのミッドナイトシアターの深夜枠でOAされたいつものエロチックOVです。
ここんとこチャンネルNECOのミッドナイトシアターは一日分2~3本まとめて一気に来るのですねぇ
したがって見ない作品も結構な数量ありますが、録画の数量もそれなりにたまって行くのも、これまた事実
生きてるうちにちゃんと消化できるのかなぁ

こういうOVのメインプロットに使われる勝負事は、麻雀・パチンコ・スロットと相場が決まっておりまして
これは麻雀、それも女の子たちが卓を囲む4人ともにするような脱衣麻雀ではなく
ヒロインが、凄腕の女雀士の娘で、負け知らずの脱衣麻雀士であったのが
唯一負けた相手に一晩体を預けたあげくにシングルマザーにさせられて・・・

ヒロインを残したまま死んでしまい、雀士の血を受け継いだヒロインが母親と同じ脱衣麻雀で父親を探すと言うシノップスに
脱衣麻雀とヒロインを愛する同級生との濡れ場を絡めたOVといってしまえば身も蓋もありませんけども

主演の脱衣麻雀をするようなヒロインをAV女優の 百合野ももさん
相変わらず日本のAVは見ないので、私にはお初のお方ですが
こんだけ色々OVを見てきてますが、この作品2012年の製作と言うから
もう5年も前の作品ですが、過去のAV女優さんのお名前とお顔とおっぱいをいっぱい見せてもらってきたような
一体どんだけAV女優さんがおられると言うのか
AVというのは実に深い業界のようですねぇ

こういうOVで一応主演を帳れると言うことはお顔はおいておいても
それなりにAV業界での需要を満たしてる訳ですから人気もあると言うことですよね

前置きが長くなりましたが、これはそれなりに楽しめる作品でしたねぇ
何故に楽しめたかは、この麻雀OVのメインプロットが実はいかさま麻雀であったところかな
時代的に今じゃ全自動の雀卓ですから
積込とか牌のすり替えとかのテクが使えない昨今
まさかの牌のすり替え・・・そのための脱衣麻雀って言う必然のシノップスだったんですねぇ

父親が誰かってのはすぐにネタバレしちゃってるけども、ちゃんと見られるものにしてるのは奥渉の手腕でしょうか
百合野ももさんは20年前の母親との二役を演じてはいたものの演じ分けられてはいませんでしたねぇ
学芸会の演技といいすべてご愛敬ご愛敬、面白ければそれでよいのだ

2012年製作、日本OV、シネポップ作品
奥渉脚本・監督作品
出演:百合野もも、磯田泰輝、稲葉凌一、森羅万象、如春、ホリケン。
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