MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

哀しき抗争 第2章

2017-08-26 23:17:12 | Vシネマ
松田一三企画・主演のヤクザドラマの2本撮りの完結篇ですが
前作とうって変わってなんだか話の進みが遅いし
武闘派・木川田を演じる武田幸三のある意味キ◯ガイぶりもある意味空回りと言うか
彼の描写も少なく、せめてヤクザVシネですから
敵対する組織との武力での抗争もなく
前作で伊吹吾郎を襲っただけであとはゲンナマの実弾の飛ばしあいで
数を頼んでの勢力を争うだけと言う展開だけならともかくも

お話の中心は
育ての親分誠太郎の家で兄妹のように育てられた麻衣と龍夫と昇の
三人の男女のそれぞれ実らない交錯する想いをムーディ歌謡ロマンみたいに延々と描いてるだけで
まあこんな雰囲気はオールイン作品では始めてだし金子昇はともかくとして
松田一三の苦虫を噛み潰したような顔芸には似合わねえし、
麻衣を演じてるサヘル・ローズがどっから見ても日本語が堪能だとしても
基本日本人の顔じゃないから、いかに絵にはなっていても見てるこっちには違和感しか感じませんでしたが
演技てきには学芸会じゃなかったのが救いでしたが
ムーディにはほど遠いもどかしさを感じて・・・

これなら70分前後の尺での2本撮りではなくて90分前後の1本にした方がドラマとしては凝縮されて見ごたえがありそうな・・・
ま、オールインの基本商売が2本撮りと言うことで予告編を仕方ないんだろうけど

一方昇は、龍夫に隠してきた自分がヤクザである事を告白するけどあっさり受け入れられてしまうのね
金子昇の惨殺シーンはお約束ですよねぇそれがないと松田一三がうごけないけども
惹句にあるようなラスト10分の武田幸三と松田一三との殺陣も思ったほどのケレンではなかったのが残念

松田一三自体は何がやりたかったのかわからない企画でしたが
製作会社のofficeMHって松田一三が作った企画会社の名前なのかしらね

2017年製作、日本Vシネマ、officeMH作品
すぎやまたろう脚本・監督作品、松田一三企画・出演
出演:金子昇渡辺裕之、武田幸三、サヘル・ローズ、丸純子、水沢アキ、伊吹五郎
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韓国に流れて来た女

2017-08-26 10:25:07 | 韓国映画
これで未見の山から見ていこうと勝手に週間企画化して一応そのつもりで
新作も含めて見てきましたが、これで丁度10本
ブログの1ページの表示数に達しますので、その最後の記念に
我が愛しの古川いおりさんが単身韓国に渡り製作された韓国映画「韓国に流れて来た女」

ジョンビンは小説のネタを考えるために街のカフェでふと見かけた、
日本人の女ミカがとても美しく、その笑顔にジョンビンは一瞬で魅いられた
そうだ、彼女を主人公にして小説を書こう。
とジョンビンの頭の中でストーリーは無限に広がっていった・・・

ミカはジョンビンの婚約者・ウンジの親友で日本から語学留学でやって来たばかり
韓国での部屋を貸すだけだったのだが一つ屋根のしたで暮らしてるうちに
彼はミカに恋に落ちていくし
ミカはミカで寂しかったのかジョンビンを誘惑し、何度も何度も身体を重ねていく・・・

そんな小説家の妄想を映像として具現化していくだけのエロ映画
最初に古川さんが一人韓国に渡りって書きました通り
一応日本の製作会社も絡んではいるようですが
監督スタッフすべて韓国人の中で古川いおりさんが文字通り
孤軍奮闘たったお一人で裸一貫での外貨稼ぎといった形でしょうか

小説家志望の韓国人男性が、婚約者の親友である日本人女性に恋をしてしまうが
そこは外国人同士いつか離ればなれになるものの3年後にはなぜか父親の婚約者として
自分の目の前に現れると言う切ないラブストーリーとなっていますが
内容的にはこういった映画では使い古されたプロットの積み重ねでしksないので
既視感ありまくりで先の読める展開の映画でして
って言うかラストエンドクレジットがすべて終わった後に”シルヴィア・クリステルに捧ぐ”って出てきたときに監督のキム・ジョンスクさんが意図した作品の意味をすべて理解できましたが
ひょっとしたらこの監督さんって私と同世代なのかも知れませんねぇ

この作品は、韓国映画ですので日本版では韓国語の台詞にのみ日本語字幕が出ていましたが
古川さんは日本語しかしゃべらないし、韓国人俳優は韓国語しかしゃべらないのですが
会話は他国語同士で成立を見せていました
と言うことで予告編を見たら古川さんの日本語にハングルのスーパーがついていましたねぇ

普通につまらない作品でした

2016年製作、韓国映画(日本未公開)
キム・ジョンスク監督作品
出演:古川いおり、キム・ミンギ、アン・ソリ、キム・ビョンソン、アン・ミニョン、キム・サンウ
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ゴースト・イン・ザ・シェル

2017-08-26 01:53:58 | 洋画
この映画のBlu-rayを見るために、あんまりというか、殆ど見ないBlu-rayパッケイジ同梱の
アニメ版の原作を見てから見たのはある意味正解だったかも知れませんねぇ
この映画は女優さんDDの私自信がスカヨハ目当てで見たいなぁとか思った映画です
何せ遠目の引き絵で見るとスカヨハが殆ど全裸に見えるのがいいですよねぇ

原作は草薙素子と言うか日本人の脳に体の部分が義体の公安9課の少佐でしたし
舞台はどっから見ても香港であったようですが
映画では少佐はスカヨハが演じていますから、草薙素子ではなくしたんだと見ていましたが
結局原作へのオマージュからその少佐の脳は草薙素子だったんですねぇ
と言うことで草薙素子の母親に桃井かおりさん

ここまで書いちゃうとネタバレしてるかも知れませんが
サイバーテロ組織と戦いながら、幽かに脳の識域下に残ってる元の人間の記憶をたどりつつ
サイバーテロ組織よりも悪だったのは身内それもサイバーテクノロジー会社のハンカの経営陣だったという
もうハリウッドお得意のロジックの映画に変身していましたが
そう言う意味では原作への思い入れの強い原作ファンにとっては絶対にありえない実写版と言うことになりますが
単なる私みたいな原作も何も知らず(直前に原作を見ましたが)に見た人には
普通に面白い映画と言うことになるんでしょうね

原作を直前に見てましたのでビートたけし演じる荒巻なる人物も寸なり受け入れることができますが
リボルバーの件は原作の捜査官お一人を彼に重ねてしまわれたようで
ただ桃井かおりに英語しゃべらせてるのに、ビートたけしだけ日本語のみをしゃべらせていたのは意図的だったんでしょう

原作に対するオマージュ溢れる映像が至るところに散見できましたが
舞台はかなりな超近代的な建物の林立する国際都市に見えるけども
よく見てると俯瞰で撮ってる道路を走るクルマはすべて左側通行と言うことで
やっぱ近未来の香港シティだったんですねぇ

と言うことかどうかは分かりませんが
この映画もズブズブのチャイナマネーで作られていたんですねぇ
オープニングでは米国1社に対して中国企業2社のロゴでしたね
なんだか日本の財産を中国にとられたような気持ちで見ていましたが・・・
一応製作に日本人が加わっていたのでま、いいかな

2016年製作、アメリカ映画
ルパート・サンダーズ監督作品
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・カルメン・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュ、ラザラス・ラトゥーリー、福島リラ、桃井かおり
コメント (2)
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