午後の奥様 初めてのアロママッサージ

8月4日のCSのチャンネルNECOの深夜枠でOAされていたエロティックOVです
2016年にDVDリリースされたようですが、
今年の３月だかにこの"午後の奥様"シリーズ？3本を一巻のDVDにまとめたものが
DVDとしてリリースされていた記憶はあるのですが
主演の初美沙希さんはAV女優さんでエロティックOVには初出演のお方だそうですが
ジャパニーズAVを見ない私には、はじめましてのお方

こう言うOVをそれなりに撮ってる山上カヲルさんの監督作品ですが、
なんだろうなぁこの退屈と言うかダラダラとメリハリのない映像は
ただただアロマオイルでマッサージしてるか
こう言うOV特有のシミュレートsex シーンが羅列されてるだけで
山場もなければ何もない

エロティックOVですから主演女優他の裸はそれなりに出ては来ますし
濡れ場もあるのだけどもちっともエロくない

ただただ脚本通りに映像化してるだけなのでしょうけど
脚本自体が面白くない
主演の初美さきさんのタレントとしての素材はいいと思えましたが
どこかなげやりでアンニュイな感じが予期せぬキャラクターとしての力量を感じましたが
そうまさに午後の奥様そのまんまのアンニュイ感がしっかり出ていたけども
有閑マダムじゃない役どころじゃないとよかったのにね
つうか、もうこれ以上なにも書くことも無いんだけど・・・

2015 年製作、OV、CRプロジェクト作品
山上カヲル監督作品、向山幸子脚本
出演： 初美沙希,、美泉咲、 岡本純治,、平田司、戸崎あつし

ホワイトリリー

日活ロマンポルノリブートの第５弾は日活ロマンポルノの終焉を助監督で迎えた
ジャパニーズホラー映画の帝王中田秀夫監督が満を持しての登場です
基本コンセプトに日活ロマンポルノ作品監督未経験に辛うじて合致してるけども
ある意味何作品に関わったかは知りませんが助監督として日活ロマンポルノを知り尽くした方でもあるので5作品の中では一番エロチックな作品になっていたような

最近BS・CSではロマンポルノを映倫さんに当時の作品をまんま再審査申請して
あれから28年も経過していますから、時代の影響も受け当時のRｰ18がRｰ15に再認定されてるようですね、結構ロマンポルノがOAされていますが
日活ロマンポルノが28年前に終焉せずに続けられて製作されてきていたら
こんな作品になっていたんだろうなと思わせられたと言うか、そんな感じの進化形を見せられた感じでしょうか

そんだけ自分が育てられた世界に恩返しと言った感じでしょうかねぇ
作品としては女優さんの体当たり熱演も含めて一番いい作品だったと言っても過言ではなかったと思ったのは私だけじゃないだろう

ある雨の降る夜女流陶芸家に拾われ内弟子として彼女ひとすじにつくして来たはるか
婚約者の事故死から自失していた陶芸家をたち直させたのもはるかであり
陶芸家の今日ある名声の一部の影の立役者ははるかと言っても過言ではなく
はるかは己の肉体も何もかも陶芸家に捧げて来たのだったが

ある日陶芸家の先輩の息子が二人の前に現れて、奔放に生きる陶芸家と若者が肉体関係に陥り
はるかは精神的に追い詰められていく
はるかの傷ついた過去はなにも語られないけれど、自分の居場所と言うか、自分らしく生きていられるのはこの陶芸家を置いていない訳で

そんなはるかを戦隊ものヒロインである飛鳥凛が全裸も辞さずに好演
師匠である奔放な陶芸家にこれまた初ヌードで熱演の山口香緒里さん
どちらも好演でして実にエロい作品となってる
って言うか濡れ場の演出にもロマンポルノが28年後には時代を反映して
パコパコのAV顔負けの規制ギリギリ？の表現が実にエロさを醸し出していたような

プロットとしてはある意味これまた使い古されたものですが
そんなドロドロ感も今じゃピンク映画でも作んないじゃないかと思うものの
斬新な濡れ場の絡みシーンが相俟って実に完成された作品となっていたような

雨の中で拾われた女は、自分のすべてを師匠に捧げて来たものの
男によってかき回され、かつ肉体的に傷ついたことで
師匠から離れていくときにちょうど雨があがったことではるかの顔に日差しが・・・
ここいらはシンメトリーになっていたんですね

レズシーンでもはるかが師匠の股間に顔を埋めた次のカットは
はるかがユリの花弁を嘗めてるシーンにも映画としての譬喩が実にエロっぽい

2016年製作、日本映画、日活+BSスカパー!作品
中田秀夫監督作品
出演：飛鳥凛、山口香緒里、町井祥真、西川カナコ、三上市朗、鎌倉太郎、伊藤こうこ、榎本由希、松山尚子、はやしだみき