一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「昭和残侠伝」の三作目です
まずは、昭和初期の浅草から始まる。
池部良扮する桂木竜三が渡世の義理でたった今ある組織の親分を殺めて来たと自首してくる
高倉健扮する武井繁次郎は親分を殺された敵をとりにカフェーに乗り込む
カフェーで首を獲られる親分に杉義一
斬られた腹から両手をカフェーの壁に着きそのまま息絶えるが、壁にべったり血糊の手形に
タイトルと主題歌がかぶさる
主題歌の歌詞は映画によって色々なヴァリエーションがあるんですね
クライマックスでの道行きでは映画の内容に沿った歌詞になっている
さて杉義一さんは血手形を壊さないように死んでいく演技がちょっとカタかったけど安定した死に方はやっぱりうまい
四年後、出所して来た武井繁次郎は女郎宿で働く子分の女、扇千影を身受けし、
故郷銚子の父親のところにつれていくが義理を勤めなかった娘を地元の親分は
敷居をまたぐことを許さなく
二人は芝居小屋に身をよせるが、扇は病で死ぬ
扇さんがヒロインかと思っていたら銚子の親分と健さんとを繋ぐ役割でFOしていってしまった
今作のヒロインは東映真打ちの藤純子
更に藤純子と池部は兄妹
そして高倉健と池部は敵同士
高倉は扇との関係から頑固親分の一家に草鞋を脱ぐ
池部は更に銚子を我が物にしようとする親分河津清三郎の一家にゲソを預ける
そこまではいいのだが
藤と高倉の恋に至るシークエンスが欠如してるのに
唐突に池部は藤におまえ惚れたなってかなり無理矢理な展開に持ってくところが凄い
映画はドラマであり、ドラマの根幹は葛藤であると言うことで
まさに王道のシノップス
河津さんは色気のある演技をされる方、ことにつけ台詞と演技のはしはしに色気と見栄をきられる
それがなんとも言えない悪人を描ききってることを改めて感じた
脚本も監督も前作、前々作と同じなのに
高倉健と池部良さんの役名が未だに固定されてないのですねぇ
いや花田も風間もカスってなかったとは
カタルシスに至る二人の道行きも今作品ではセットではなくて海岸でのロケでしたねぇ
1966年製作、日本映画、東映作品
松本功、山本英明共同脚本、佐伯清監督作品
出演:高倉健、池部良、藤純子、扇千景、河津清三郎、島田正吾、潮健児、御木本伸介、小島慶四郎、雪代敬子、中村竹弥、佐藤京一、高木二朗、杉義一、水城一狼、曽根晴美
本日の一本は「昭和残侠伝」の三作目です
まずは、昭和初期の浅草から始まる。
池部良扮する桂木竜三が渡世の義理でたった今ある組織の親分を殺めて来たと自首してくる
高倉健扮する武井繁次郎は親分を殺された敵をとりにカフェーに乗り込む
カフェーで首を獲られる親分に杉義一
斬られた腹から両手をカフェーの壁に着きそのまま息絶えるが、壁にべったり血糊の手形に
タイトルと主題歌がかぶさる
主題歌の歌詞は映画によって色々なヴァリエーションがあるんですね
クライマックスでの道行きでは映画の内容に沿った歌詞になっている
さて杉義一さんは血手形を壊さないように死んでいく演技がちょっとカタかったけど安定した死に方はやっぱりうまい
四年後、出所して来た武井繁次郎は女郎宿で働く子分の女、扇千影を身受けし、
故郷銚子の父親のところにつれていくが義理を勤めなかった娘を地元の親分は
敷居をまたぐことを許さなく
二人は芝居小屋に身をよせるが、扇は病で死ぬ
扇さんがヒロインかと思っていたら銚子の親分と健さんとを繋ぐ役割でFOしていってしまった
今作のヒロインは東映真打ちの藤純子
更に藤純子と池部は兄妹
そして高倉健と池部は敵同士
高倉は扇との関係から頑固親分の一家に草鞋を脱ぐ
池部は更に銚子を我が物にしようとする親分河津清三郎の一家にゲソを預ける
そこまではいいのだが
藤と高倉の恋に至るシークエンスが欠如してるのに
唐突に池部は藤におまえ惚れたなってかなり無理矢理な展開に持ってくところが凄い
映画はドラマであり、ドラマの根幹は葛藤であると言うことで
まさに王道のシノップス
河津さんは色気のある演技をされる方、ことにつけ台詞と演技のはしはしに色気と見栄をきられる
それがなんとも言えない悪人を描ききってることを改めて感じた
脚本も監督も前作、前々作と同じなのに
高倉健と池部良さんの役名が未だに固定されてないのですねぇ
いや花田も風間もカスってなかったとは
カタルシスに至る二人の道行きも今作品ではセットではなくて海岸でのロケでしたねぇ
1966年製作、日本映画、東映作品
松本功、山本英明共同脚本、佐伯清監督作品
出演:高倉健、池部良、藤純子、扇千景、河津清三郎、島田正吾、潮健児、御木本伸介、小島慶四郎、雪代敬子、中村竹弥、佐藤京一、高木二朗、杉義一、水城一狼、曽根晴美