一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「昭和残侠伝」シリーズの8作目
このジャケットの画像を見てください、これが「昭和残侠伝」シリーズの一本の絵面でしょうか?
主役花田秀次郎と風間重吉の二人でここまでやって来た"残侠伝"シリーズとは全然趣がちごうておりやす
東映任侠映画を支えてきた鶴田・高倉の揃い踏み
任侠映画としてならこれはアリの絵面
しかし、「昭和残侠伝」シリーズとしてはあり得ないって言うか、
あってはならない絵面でしょうが・・・
更に我らが秀次郎さんの昔の女に松原智恵子、敵役としても葉山良ニさんと
日活末期のお二人が東映作品に
更に村尾昭の脚本は当の花田秀次郎をある意味脇に追いやって
松方弘樹、光川環世と言う若い二人の道ならぬ恋模様をメインストーリーにして
映画的には任侠映画のある意味集大成といわんばかりに
今まで映像的には省いて来ていた旅人(たびにん)の旅中での立ち居振る舞い、
仁義の切り方受け方を実に克明に丁寧に描くことで
任侠映画の終わりが近いって言うような・・・
そのいい例がジャケットの絵面でしょう、
でもいくら衰退期ではあるものの看板シリーズに鶴田浩二の出演はやっぱアカンやろ
更にクライマックスでの斬り込みにも参加させ
エンドマークに肩を貸して去っていく鶴田・高倉の姿には
やっぱ東映任侠映画の終焉を物語っており「昭和残侠伝」の終焉をも
って、後もう一本あるんですよね
本当に終焉を考えていたんでしょうね"残侠伝"シリーズの生みの親佐伯清監督がメガフォンをとっています
一方健さんも最後と考えていたのか
タイトルロール前の出入りでの殺陣の迫力が凄いですよね
クライマックスでのケレンの殺陣よりもすごかった
この作品でもクレジットタイトルでの主題歌「唐獅子牡丹」はインストだけなのね
ある意味斬り込みの興奮がこっちにもあってインストだけでもワクワクするような・・・
私としては鶴田を"残侠伝"に出しちゃダメだろうって思うのですが
世に喧伝されてる「死んで貰います」よりもこっちの方が"残侠伝"シリーズのベスト作だと思う。
1971年製作、日本映画、東映作品
村尾昭脚本、佐伯清監督作品
出演:高倉健、池部良、鶴田浩二、松方弘樹、松原智恵子、小林稔侍、玉川良一、光川環世、諸角啓二郎、松原光二、八名信夫、沼田曜一、田口計、葉山良二
本日の一本は「昭和残侠伝」シリーズの8作目
このジャケットの画像を見てください、これが「昭和残侠伝」シリーズの一本の絵面でしょうか?
主役花田秀次郎と風間重吉の二人でここまでやって来た"残侠伝"シリーズとは全然趣がちごうておりやす
東映任侠映画を支えてきた鶴田・高倉の揃い踏み
任侠映画としてならこれはアリの絵面
しかし、「昭和残侠伝」シリーズとしてはあり得ないって言うか、
あってはならない絵面でしょうが・・・
更に我らが秀次郎さんの昔の女に松原智恵子、敵役としても葉山良ニさんと
日活末期のお二人が東映作品に
更に村尾昭の脚本は当の花田秀次郎をある意味脇に追いやって
松方弘樹、光川環世と言う若い二人の道ならぬ恋模様をメインストーリーにして
映画的には任侠映画のある意味集大成といわんばかりに
今まで映像的には省いて来ていた旅人(たびにん)の旅中での立ち居振る舞い、
仁義の切り方受け方を実に克明に丁寧に描くことで
任侠映画の終わりが近いって言うような・・・
そのいい例がジャケットの絵面でしょう、
でもいくら衰退期ではあるものの看板シリーズに鶴田浩二の出演はやっぱアカンやろ
更にクライマックスでの斬り込みにも参加させ
エンドマークに肩を貸して去っていく鶴田・高倉の姿には
やっぱ東映任侠映画の終焉を物語っており「昭和残侠伝」の終焉をも
って、後もう一本あるんですよね
本当に終焉を考えていたんでしょうね"残侠伝"シリーズの生みの親佐伯清監督がメガフォンをとっています
一方健さんも最後と考えていたのか
タイトルロール前の出入りでの殺陣の迫力が凄いですよね
クライマックスでのケレンの殺陣よりもすごかった
この作品でもクレジットタイトルでの主題歌「唐獅子牡丹」はインストだけなのね
ある意味斬り込みの興奮がこっちにもあってインストだけでもワクワクするような・・・
私としては鶴田を"残侠伝"に出しちゃダメだろうって思うのですが
世に喧伝されてる「死んで貰います」よりもこっちの方が"残侠伝"シリーズのベスト作だと思う。
1971年製作、日本映画、東映作品
村尾昭脚本、佐伯清監督作品
出演:高倉健、池部良、鶴田浩二、松方弘樹、松原智恵子、小林稔侍、玉川良一、光川環世、諸角啓二郎、松原光二、八名信夫、沼田曜一、田口計、葉山良二