一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「昭和残侠伝」シリーズの5作目
前作に引き続いて再びメガフォンはマキノ雅弘
映画としてはいつもの明るい家族的な映画と言うかマキノ節の映画の様相ではなく
全体としては暗い感じなのは登場人物のすべてがヤクザ渡世の人たちだからか
って2作目と同じ大谷石の採掘が物語の舞台になっているが
主要人物は生粋のヤクザなので
マキノ節の明るく愉しく働く人たちの姿は全く描かれていない
こういった作品も作れるところが職人監督の監督たる所以
唯一働く堅気の人間として志村喬の組の代貸し山本麟一の妹役で小林千枝が
一応クレジットでも新人記載
そんな重要な役ではないが新人女優として期待されていたのかしら
この後の彼女は殆ど脱ぎ専の存在ってのが今ではなんとも
もう一人、東映東京作品なので悪の組員の一人として赤いシャツ着てウロチョロしてる小林捻恃さんが
赤シャツのせいかも知れないけど目だっていたよ本当に・・・
ヒロインの藤純子さんが実にお美しい
油の乗りきった真っ盛りの時だったんだけど
この後は東映では女を捨てた任侠(おとこ)を演じさせたら右に出る者がいないと言う存在になっていくけど
この時代の藤純子さんは女を演じさせても右に出る者がいない時だったンですね
志村喬が映画を締めている存在感が半端ない、闇討ちされて死ぬ所など流石です
伊達に永い間に作品を選ばずに出演してるだけのことはある
こんな志村御大と比すのもなんだけど、待田京介の存在がこの映画のアクセントになっているようですが
クライマックスでの殴り込みに登場させるのはちょっとウザかったかなぁ
さらに二丁拳銃はやり過ぎでしょう
この映画シリーズの一本でして取り立ててどうのこうのという作品の域を出ていないけども
道行きに被る主題歌の間奏部分での
男同士の心意気の所作が決まっているのと
"ご一緒させてもらいます"の台詞のやり取りはこの作品から見せ場のひとつとしてパターン化されたようですね
1969年製作、日本映画、東映作品
山本英明、松本功共同脚本、マキノ雅弘監督作品
出演: 高倉健、藤純子、池部良、待田京介、小林千枝、志村喬、山本麟一、河津清三郎
本日の一本は「昭和残侠伝」シリーズの5作目
前作に引き続いて再びメガフォンはマキノ雅弘
映画としてはいつもの明るい家族的な映画と言うかマキノ節の映画の様相ではなく
全体としては暗い感じなのは登場人物のすべてがヤクザ渡世の人たちだからか
って2作目と同じ大谷石の採掘が物語の舞台になっているが
主要人物は生粋のヤクザなので
マキノ節の明るく愉しく働く人たちの姿は全く描かれていない
こういった作品も作れるところが職人監督の監督たる所以
唯一働く堅気の人間として志村喬の組の代貸し山本麟一の妹役で小林千枝が
一応クレジットでも新人記載
そんな重要な役ではないが新人女優として期待されていたのかしら
この後の彼女は殆ど脱ぎ専の存在ってのが今ではなんとも
もう一人、東映東京作品なので悪の組員の一人として赤いシャツ着てウロチョロしてる小林捻恃さんが
赤シャツのせいかも知れないけど目だっていたよ本当に・・・
ヒロインの藤純子さんが実にお美しい
油の乗りきった真っ盛りの時だったんだけど
この後は東映では女を捨てた任侠(おとこ)を演じさせたら右に出る者がいないと言う存在になっていくけど
この時代の藤純子さんは女を演じさせても右に出る者がいない時だったンですね
志村喬が映画を締めている存在感が半端ない、闇討ちされて死ぬ所など流石です
伊達に永い間に作品を選ばずに出演してるだけのことはある
こんな志村御大と比すのもなんだけど、待田京介の存在がこの映画のアクセントになっているようですが
クライマックスでの殴り込みに登場させるのはちょっとウザかったかなぁ
さらに二丁拳銃はやり過ぎでしょう
この映画シリーズの一本でして取り立ててどうのこうのという作品の域を出ていないけども
道行きに被る主題歌の間奏部分での
男同士の心意気の所作が決まっているのと
"ご一緒させてもらいます"の台詞のやり取りはこの作品から見せ場のひとつとしてパターン化されたようですね
1969年製作、日本映画、東映作品
山本英明、松本功共同脚本、マキノ雅弘監督作品
出演: 高倉健、藤純子、池部良、待田京介、小林千枝、志村喬、山本麟一、河津清三郎