MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

順子わななく

2018-10-15 23:22:41 | 邦画
久々の日活ロマンポルノです
日活ロマンポルノの四天王宮下順子さん主演で邦題が「順子わななく」
一昨年だったかなハピネットと言う会社から
3K以下の低価格でのロマンポルノの旧作のリリースが始まりまして
昔VHSで販売されていたモノがDVDでの再販とかに移行してきましたが
その一方でBlu-rayも発売されてるんですね

下に当時の映画館用のポスター画像を見つけたので貼っておきましたが
DVDジャケットと微妙に違うんですが
当時の映画館や該当ではB地区丸出しのポスターが・・・
今の方がある意味規制がキツいことはないと思えるんだけどね
これってあれだよね所謂公的ではなくて会社の自主規制なんでしょうね

何本かこのブログでも宮下順子さんの作品をアップしておりますが
名作「四畳半・・・」の影響ではないんでしょうけども
昭和の下町情緒がこれ程仁(にん)にあった女優さんもいないと思われるくらいのはまり役

お話としては亡父親の古い知り合いの家の二階に間借りする女。
貸し主の女は気が強かったが、彼女はどことなく影のあるおとなしい女だった。
って家主のオバサン武知杜代子ってなっていましたが武智豊子さんですよね
いつ改名されたのか
日活ロマンポルノは濡れ場があるもののピンク映画と一線を画しての普通の映画って言う立ち位置なんでしょうね
って言ってピンク映画を決して私自身は貶めていませんです

ヒロインはセックスの絶頂を迎えた時に、昔の男の名前を呼んでしまい、
過去に最愛の男から捨てられ、今は河岸の仲買の社長の囲い者、
ある日、昔別れた男が自分をストーカーしてるにのを知り、
居ても立っても居られず尋ねていったものの
男には新しい女ができ、自分の割り込む隙間がない現実を知らされ

ショックを受けた女は、夜のネオン街を彷徨い、見知らぬ中年男に抱かれるが、
そんなことでは癒せるはずもなく、再び男のところを尋ねていき
お互いの身の上を語りあった上で体を重ねあった上でついに絶頂で男の名前を・・・

寝る度に昔の男の名前と付き合ってくれる河岸の仲買の社長さんに殿山泰司さん
安定の演技ですね
安定のと言えばその社長夫人に絵沢萠子さん
日活の女優さんの層も厚いですね
って言うか、なんと撮影は姫田真左久ってスタッフの層も厚い
彼の撮るもう無くなってしまった築地市場のマグロのセリとか
浅草寺の節分豆まきの絵とかしっかりと撮ってるのがいいよね
映画って歴史の目撃者でもあることを思い出させてくれた

1978年製作、日本映画、日活作品
いど・あきお脚本、武田一成監督作品
出演:宮下順子、桐谷夏子、絵沢萠子、江角英明、武知杜代子、榊原めぐり、吉原正晧、三上寛、殿山泰司、遠藤征慈、田中小実昌
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パシフィック・リム:アップライジング

2018-10-15 03:53:23 | 洋画
買っちゃうと安心して見ないので結構未公開作品として購入した米盤のBlu-rayが結構溜まって来ております

前作で怪獣の抜け出てくる海底に開いた裂け目け目を
爆弾と怪獣と抱き合わせで爆破して閉じて怪獣に勝利した防衛軍
特攻とも言える作戦で命を落としたスタッカー長官の息子が今作の主人公
そしてまだ10代ではあるがスクラップでミニイェーガーを作ってしまう少女アマーラがヒロインになるのかな

一応ストーリーの芯としてはこの二人の成長物語を横軸に
巨大ロボットvs巨大ロボット、巨大ロボットvs超巨大怪獣との闘いを縦軸として
紡いでいきながら、無人機イェーガーの暴走とその暴走と超巨大怪獣を再び裂け目から呼び出した黒幕の正体、
そのカテゴリー5の超巨大怪獣とイェーガーとの東京最終決戦までを、
前作違う監督が作品化を・・・

配給会社がWBからユニバーサルに変わりましたが
製作会社が100%中国に2016年に買収されたレジェンダリーですから
もうズブズブをとおりこして完全に120%チャイナマネーで作られたハリウッド映画
ですから中国人俳優を重要な役で使っていますし
東京を舞台に闘ってるのに

文革以来の簡便漢字の看板って、おい中国人、東京をバカにしてるだろう

結局イェーガーにパイロットが入っての戦いで貴重な兵士を消耗するから
中国企業は前作であんだけ活躍したニュート博士を引き抜いてイェーガー残る無人機を開発させるンですね
それは中国が世界の主導権をって言う未来の願望の青写真をプロットにしていたって言うのは穿ち過ぎか

このように時代とともに人も技術も進化していった。これを映画として良しとするか、悪しととるか。

あの頃はよかった、と歳を重ねると思うことがよくある。
あれこれ便利な世の中になったけど、そうなったことで何かを見失ってしまっている現在。不便だったからこその利点というものがあり、それに懐かしみ過去を美化し今を憂う。
今作はそんな過去を美化し今を憂うような年齢になった自分からすると、残念極まりない作品へとなり下がってしまったように思う。

てか、中国の企業が防衛軍に介入することで、
パイロット不要の無人機ロボットの製造とその承認をさせておきながら、
結果新戦力でなく、まんまと敵の罠にハマってしまったという件とか怪獣を再び地上に現した黒幕ってある意味意外でしたねぇ
木乃伊取りが木乃伊になっちゃっtsんですが
この木乃伊姿を消してしまってますから更に続編ありきなンでしょうか

森マコの菊池凛子さん殉職しちゃってますから、次に活躍する日本の俳優さんて
まさか真剣祐じゃないのでしょうよね

2018年製作、アメリカ映画
ギルレモ・デル・トロ製作、スティーヴン・S・デナイト監督作品
出演:ジョン・ボイエガ 、スコット・イーストウッド、ケイリー・スピーニー、菊地凛子、ジン・ティエン、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイ、マックス・チャン、カラン・ブラル、イヴァンナ・ザクノ、新田真剣佑、シャーリー・ロドリゲス、リーヴァイ・ミーデン、ウェスリー・ウォン
コメント (2)
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パシフィック・リム

2018-10-15 01:07:05 | 洋画
日本での2作目の「アップライジング」DVDリリースの大分前にアメリカ盤のBlu-rayを購入していたのですが
実はい1作目のBlu-rayを購入しっぱなしで未見の山に埋もれさせていたんですが
もう「アップライジング」のDVDもリリースされて2週間も過ぎなんとしていまして
ブログにアップせねばとレンタル新作もそこそこに
ようやく見ましたし「パシフィック・リム」1作目

私は日本のマンガもアニメも見ないと公言してはおりますが
それは大人になってからのことであり
ガキんちょの頃からTVっ子と言うか動く映像が好きで映画に行ってなければ家でいちんちじゅうTVにかじりついていて
ロボットアニメや怪獣モノはしっかりと見ておりましたが
大人に成長するに従って行動範囲や遊びの種類が増えまして
映画館以外でのTV視聴が他の遊びによって激減してから
マンガやアニメから遠のいていったようで・・・

デル・トロ監督が、少年期に熱中した日本の怪獣ものやロボットものへのノスタルジーを
文字通り、映画として具現化しちゃったってのは十分に理解できる作品でした
監督の本気度と情熱が映画の中の怪獣とロボットそして登場人物の造形に十分に反映されていましたね
従って130分強の尺もダレることなく最後まで見られたンだから、
デル・トロ監督の気合いと言うか思い入れと言うかノスタルジックな感情は実に半端なく伝わってくる作品でした。

ただ私的にはこのような巨大ロボットとか、怪獣って言うのがアナログ世代ですから
この映画でのメカニカルロボットとかに違和感を感じはしませんがって
一人での操縦といったイメージはありますが
怪獣の造形にはちょい馴染めなかったのが難点と言えば難点

巨大怪獣vs巨大ロボットという、少年の夢を形にしたものなので、プロット的には単調になり勝ちのところを普通はドラマ部分で補ってこその映画といえるんですが
そこいら完全に排除してたデル・トロ監督の勝利ですよね
またこういった作品に往々にしてあるプロパガンダ的な要素まで排除してる見事さと言うか潔さが実にいい

菊池凛子さんの少女と言うか怪獣へのトラウマと言うか憎悪を生じさせる重要な役を
しっかりとこなしていた芦田愛菜って本当に凄い子役なのね
ロン・パールマンの胡散臭い怪演が・・・エンドクレジットの靴云々まで印象に残る

オープニングのロゴがレジェンダリーだったのですが2016年ですよね
中国が完全に買収したのは
と言うことはこの1作目にはチャイナマネーが入っていないってことですよね

2013年製作、アメリカ映画
ギレルモ・デル・トロ製作・脚本・監督作品
出演:チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、菊地凛子、チャーリー・デイ、ロブ・カジンスキー、マックス・マーティーニ、芦田愛菜、ロン・パールマン、バーン・ゴーマン、クリフトン・コリンズ・Jr、ディエゴ・クラテンホフ、ロバート・メイレット、ヘザー・ドークセン、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、サンティアゴ・セグーラ、ロビン・トーマス
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仁義のはらわた2

2018-10-15 00:56:00 | Vシネマ
一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「仁義のはらわた」の完結篇

前作を見たときは東映作品のオマージュと松竹の国民的映画「寅さん」をモチーフにした
キャラクターや組織のネーミングに感動しちゃったので、あんまり細かいことにこだわりを見つけられなかったてのが正直なとっkろでした

今作で気づいたのが
多胡組事務所で太宰組長と虎次とのシーンのカメラワークやカット割りって
「仁義なき戦い」へのオマージュになってましたね

車屋七代目総長の座に就いた渥美虎次だが、竹松連合での総会で
しのぎはシャブ宣言をしたものの、自分でシャブを喰いまくり溺れ、彼の暴走はエスカレートするばかり
しまいには、シャブの卸値が高いと多胡一家にまで喧嘩を売る始末
その時のカット割りって先に書いたとおりカメラを斜めに据えての細かいカット割りっ

そんなシャブ依存の虎次の姿に、弟分からさくらの旦那になり義弟となった博を始めとする舎弟分たちも
虎次に愛想を尽かし始めて、いまや虎次についているのは玄一人
あ、予告編で知ったのですが、佐藤玄っていう役名だったんね・・・こだわりが細かいやねぇ
後、登もでていたのね

前作にかすかにあった人情喜劇のムードは今作では全くといって良いほど消え
シャブ喰って狂暴さを増して、たった一人暴走しまくる虎次の姿と、
それに翻弄される敵組織と、身内の人間たちが
次々に不幸に堕ちていくと言う、まさにタイトルがあらかじめ表してる無惨なお話でした。

私的には小沢和義さんの狂気の演技は好きですし
破滅型人間を演じさせたら天下一ですし見応え十分な映画
更においちゃんも一筋縄な演技をしない野口雅弘ってのもありまして
結局兄弟相噛むシノップスの破滅型ドラマでしたが

それにしてもあのラストはやり過ぎと言うか、
竹松連合の安倍会長と全国組織の小浜会長の
小浜・安倍会談に体に爆弾を巻いた博が自爆テロを仕掛けると言うまさに大きな展開
まだ2016年なんでトランプじゃないので小浜ですがトランプって花札とでもするのかなぁ

それも建国記念日だし、会場には日の丸に君が代
これは前篇とのオープニングシーンとのシンメトリーですよね
イヤある意味シノップスより脇で楽しむVシネでしたが、
製作をされた曽根晴美さんのお姿はもう新作では見られないのですね・・・

2016年製作、日本Vシネマ・コンセプトフィルム作品
曽根晴美監修、村田啓一郎脚本・監督作品
出演:小沢和義、本宮泰風、麻美ゆま、川本淳市、舘昌美、曽根晴美、北代高士、野口雅弘、藤巻潤、原田龍二
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