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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

昭和残侠伝 破れ傘

2018-10-09 19:24:50 | 邦画
一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「昭和残侠伝」シリーズ9作目というか最終作です

色々と調べると73年の正月映画一週目の作品で
この次の正月映画第二弾が「仁義なき戦い」だったそうで
そういう意味ではシリーズの終焉作品でもあり、東映着流し任侠映画最後の作品とも言える訳で
もうなりふり構わずに東映オールスター総出演というか
傍目ではお正月の総出演にも見えるもののやっぱこんだけ出演してると
それぞれにみせばを作らなくてはって言うか、えんしゅつも大変だったんだろうけど
もう待田京介辺りには見せ場がないような・・・

この映画の冒頭、安藤昇が賭場で恥をかかされてすぐにドスを持って殴り込みっていうのは
実に無茶な展開であるし、実に荒っぽい作品となっていて
前作で多分に終焉作品として「吼えろ唐獅子」を格調高く撮りあげた佐伯清としては、
ある意味不本意だったンではなかろうかというくらい
実に荒っぽい作品となっている
これは恐らく村尾昭も同様な気持ちだったンではなかったんじゃ
そのくらい荒っぽい・・・って言うのも

登場する女優さんが全員死ぬというか殺されてしまう設定
星由里子も花田風間の斬り合いに入って斬られて死ぬし
檀ふみはレイプされそうになって舌を噛んで自死するし
安藤昇のかみさん役の女優さんは役柄からして実兄の山本麟一に刺される始末
今までこんな無茶な脚本を書いてないだろうが
とにかく女優さん以外でも渡世人がやたらに死ぬ映画
そんな中で諸角啓二郎がいつのまにか消えていたンですねぇ
敵役は山本麟一さんお一人になっていた

さてプロットも基本変化のない映画群ですが
次は何を見ていこうかなぁ
オールイン作品もあるし、広い意味では東映の実録路線もあるし
CSでの録りだめ作品もいっぱいあるんですが
3ヶ月なんとか頑張っていかねば・・・

1972年製作、日本映画、東映作品
村尾昭脚本、佐伯清監督作品
出演:高倉健、鶴田浩二、安藤昇、池部良、北島三郎、星由里子、山本麟一、待田京介、山城新伍、今井健二、檀ふみ、諸角啓二郎、水島道太郎、小林稔侍、
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ショウダウン 不死身の銃弾

2018-10-09 19:18:24 | 洋画未公開
WOWOWでのジャパンプレミア枠でOAされた後に
未公開作品として10月3日にDVDスルーされたアクション映画です
何日か前に見たタイを舞台にした肉弾アクション映画「ライジング・コマンドー」と
出演してる俳優さんがWっています
あちらはジョー・ルイスさんが6、7年前に亡くなられているので
DVDリリース時期が日本で偶然に重なっただけでしょうが
この作品も2016年に製作されてた映画のようです

“ロシアのシュワルツネッガー”こと、アレクサンダー・ネフスキーが警察の特殊部隊の隊長としてケイリー=ヒロユキ・タガワ率いる悪の組織の壊滅に乗り出すものの
ケイリー=ヒロユキ・タガワの奸計にはまり
部隊は全滅させられ責任をとって警察を辞めて
今ではしがない不倫調査の私立探偵をこれまたロスで警官していたヴァン・ディーン演じる相棒コンビでマニラで生活していた
ロシアのシュワルツネッガーといわれるアレクサンダー・ネフスキーがデカいですから
この凸凹コンビが絵的には存立してるンですねぇ

でマーク・ダカスコス演じるインターポールの警官が妻と休暇でフィリピンにやって来て
なんとケイリー=ヒロユキ・タガワの姿を見つけて
後を追うもののあっという間に殺される
マーク・ダカスコスっていったら肉体アクション俳優ですが、
この映画ではアレクサンダー・ネフスキーを担ぎ出すためというか、監督に専念するためかいそいそとFOしてしまいます

彼の顔を見たときはアレクサンダー・ネフスキーの助っ人かと思っていたんですが
あてが外れたけども
なんと残された奥さんがティア・カレル!
太めになられたし更けられましてあの美しかったティア・カレル今何処
って面影だけがなんとか
実に悲しい現実を突きつけられましたねぇ

こうして主人公が、依頼を承けて2年前に受けた部隊全滅への復讐の戦いへ!という流れになるんですがその助っ人部隊としてシンシア・ラスロックにドン・“ザ・ドラゴン”・ウィルソン他二人が加わり・・・
だけどこんだけの肉弾俳優を揃えてるんだけどね
このところ映画役者の特技を殺しての銃撃戦のみという映画
監督に意図的にはずされたって感じが否めないというか
私自身では納得の行かない展開に・・・

2016年製作、アメリカ映画
マーク・ダカスコス原案・出演・監督作品
出演:アレクサンダー・ネフスキー、キャスパー・ヴァン・ディーン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ティア・カレル、シンシア・ラスロック、ドン・“ザ・ドラゴン”・ウィルソン、マシアス・ヒューズ、オリヴィエ・グラナー
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