まぁこんな超長ったらしいそれも完全なる散文になってるタイトルの作品
一体誰が借りるのやらって
そりゃGEOさんがGW祭りでレンタル100円均一してるからレンタルしてきましたよ
まるで私に借りてくれと言わんばかりの100均まつりでしたねぇ
いわゆるPOVの撮影で芸術系の大学に通う仲のよい4人の学生たちはなんとちょっと気に入らないって排除されてた教授たちの不倫現場を抑えようとPOV撮影で尾行したら
不倫どころかまさかの"人間狩り"の真っ最中を撮影してしまうというとんでもなとこに出くわして獲物として強制参戦させられるものの誰かのカメラが止まってなかったために
2人は惨殺され、1人は捕まり、1人は瀕死の重傷をおいとこを克明に撮影されていたんですね
普通のファウンドフッテージ映画だとここでカメラの映像が止まってそれでおしまいっていうのが今までのこの手の作品の常套手段のかなり中途半端なバッドエンドでしたが
このデジタル時代SNSが極端に全世界に浸透しているおかげでこういったPOVのファウンドフッテージ作品も時代を反映して
1人生き残ってていた女性が警察ではなくてSNSを頼りに本事件の映像を編集しその資料を克明に集めてSNS上で真相を暴くっていう作品だったのね
原題は「The Glenarma Tapes」といたってシンプルで事件が起きた森を示していますが
邦題の方は映画の"あらすじ"そのままの散文にしたタイトルでしたねぇ
全く見なくてもわかるけど最後の数分間の全ての真相と行方不明者の発見に犯人まで特定するとこはタイトルに示されていなかったからでしょうか
発見フィルムの再現でプツンと切れてのバッドエンドでない部分をあえて散文タイトルに入れなかったところは輸入会社の矜恃だったのかなと善意に解釈しておきましょう
ただ本編見てても邦題に入ってる"謎の儀式"ってなんだったんだろう
そこだけ誰かさんが脚色してたのかなぁ
確かに人間狩りが始まる前に何かやっていたようだけれどよくわからんかったがあれは儀式ではなかったと見てましたが・・・
まぁ主観映像であるPOVですがちゃんと4人がそれぞれカメラ持ってるってことできっちり殺しの場面もしっかりと捉えているのですが
ホラー作品としてのグロさも全く感じられなかったのはちょっと残念でした
そして先にも書きましたがPOV映像がプツリってバッドエンドで映画を終わらせるのではなく
時代を反映させてSNSなんて現代のツールを有効活用してきっちりと犯人を追い詰める展開は新鮮でした。
2023年製作、イギリス映画
トニー・デブリン脚本・監督作品
出演:ウォーレン・マクック、ソフィー・ヒル、リアン・アーリー、エミリー・レイミー