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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

死霊館 エンフィールド事件

2024-04-13 20:08:01 | 洋画
ジェームズ・ワンの「死霊館」からスピンオフとは言いつつもその共通する世界観から世間では“死霊館ユニバース”と称されてるこのシリーズの最新作「死霊館のシスター 呪いの秘密」を見るためにということで
この「死霊館のシスター 呪いの秘密」は製作順では最新作にあたるものの
“死霊館ユニバース”における時系列としては実は二番目にあたるということが判明したことから
ならばってことで一応今んとこ全9作ということから時系列で見始めたってことで

本筋のウォーレン夫妻の「死霊館」シリーズとしては二作目
そして製作順では三作目に当たりますが、時系列だいうと第八作に当たります
でこの作品も監督はジェームズ・ワンが当たっての実話です
ウォーレン夫妻はアメリカ人でアメリカ在住ですが、今作は彼らが属してる教会からの要請でロンドンに出向いてきましたねぇ
まぁオープニングではこのエンフィールド事件と同様の日本的にいうと“事故物件”を知らずにというか知らされずに購入してしまった家族が怨霊に悩まされた事件を解決していたことからのロンドン出張だったのかなぁ

相変わらず怖いそうでその悪魔の実態を具象化した映像を見せつけないので
そう大抵はこのシリーズをここまで見てきたらでました悪魔ヴァラク
ヴァラクが出たついでに書いときますがもちろんアナベルも関わりないけどそのお姿だけはチラッと見せていましたねぇ
このヴァラクに乗っ取られ支配されてた幽霊っていうことをロレインがしっかりと明かしてくれていましたねぇ
ウォーレン夫妻がこんだけ命を張っても退治できない悪魔のヴァラクだけれども、今回もこの映画における最大のテーマは家族愛でありウォーレン夫妻の夫婦愛のが映画でもあったってことで、ホラー映画としては日本のレイティングでさえPG 12ですから
ちっとも怖くなく、家族愛の絆を見せてくれる映画だったのですね

途中で、ウォーレン夫妻が帰国しちゃうもんだからそこで終わるわきゃないよなぁってわかってるもののそこから悪魔の正体を紐解いて行くとこがホラーというよりミステリーでししたよね
あとこの作品133分も尺があったのね
さほど長く感じなかったのは・・・

そして今回もまた実際の当該ご家族の写真とかこの事件に関わった人々とウォーレン夫妻のお写真がエンドロール前に表示されるのね

2016年製作、アメリカ映画
ジェームズ・ワン共同脚本・監督作品
出演:ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、フランセス・オコナー、マディソン・ウルフ、フランカ・ポテンテ、ローレン・エスポジート、パトリック・マコーリー、ベンジャミン・ヘイ、マリア・ドイル・ケネディ、サイモン・デラニー、サイモン・マクバーニー、スティーヴ・コールター、ハビエル・ボテッド、ボニー・アーロンズ、スターリング・ジェリンズ
コメント (2)
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愛にイナズマ

2024-04-13 05:05:12 | 邦画
まず持って冒頭から260億円かかったとかかからなかったとかのコロナ禍でのアベノマスク協奏曲から始まるのね
コロナ禍が始まって丸4年。II類からⅤ類にフェーズが変わっても今もマスクを外せないでいる人もますものね。ってそれは私ですが何か?
さらに劇中でもあのガーゼのちっちゃいマスクが何度も使用されてましたねぇ
そういや私使わなかったケド捨てた記憶もない、一体何処に消えたのだろう

なんだろう一本も商業映画も撮ったことはないのにWikipediaにも載ってる松岡茉優が演じる自称映画監督の
折村花子が、MEGUMIさん演じるプロデューサーさんと三浦貴大演じるベテラン助監督と初めて商業映画の監督作品の打ち合わせから物語が始まるんですが
 
なんと140分の長尺映画だとは思わなかった
最初は脚本からキャスティングまで全て花子に任されるが、花子の面倒な性格から、っていうか最初っから胡散臭かったのもあって仕組まれていたのかなあ監督を降ろされて、
撮影中に見知った窪田正孝演じるアベノマスクの男と一緒にMEGUMIさんたちへの反撃のため花子の実家族を使って、「消えた女」というタイトルの6歳の時に自分捨てて出て行った母親の映画を撮影し始め
家族とは何かを問いかける作品
まぁ確かに家族って実にメンドくさい存在だし自分のアイデンティティでもあるし
切っても切れない関係だしと色々映画を撮って行く中でそういった問題を浮き彫りにして行く作品なんだけど
そんな家族の父親に佐藤浩一さん、長男に池松壮亮次男に若葉竜也と俳優陣も揃ってるから実に見応えのある作品となっており
先に書いた140分も苦にならずに最後まで見てられた作品でして
 
確かに家族だから隠しておきたい現在の自分の姿とかあって然るべきだしそう言った問題を提起しつつ
家族はなんだろうって我々に改めて問題提起もしてるんだと思う作品

MEGUMIさんや三浦貴大さん演じるベテラン助監督のパワハラセクハラなんていうのも常態化してる映画人の実態を描いて見せてくれちゃっていいのかなぁ
なんて逆にこっちが心配してしまうような被虐的な作りにもなっていたのは・・・・
さらに携帯ショップでの対応の女性係員のマニュアル対応とか
これら全てが石井監督の社会への皮肉や業界への風刺だったんでしょうね
 
2023年製作、日本映画、「愛にイナズマ」製作委員会作品
石井裕也脚本・監督作品 
出演:松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、仲野太賀、趣里、高良健、三浦貴大、MEGUMI、芹澤興人、笠原秀幸、鶴見辰吾、北村有起哉、中野英雄、益岡徹、佐藤浩市
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