東映チャンネルでいつ拾ったのかもわからないけども
いわゆる梅宮辰夫という稀有な役者を囲ってる東映さんだから作れる昭和40年代の
プログラムピクチャーだから作れるフーゾク映画であり
歌謡曲映画でもある作品
夜の歌謡シリーズとしては第八作目にあたるのかな
主演女優さんに野川由美子さんということと表題である歌謡曲は森進一の『おんな』という楽曲
野川由美子さんと森進一さんとは野川のホームグラウンドである日活で姉おとうとという
ある意味共通したような役所で夜の牝シリーズとして3本作られており
ある意味この時代プログラムピクチャーでの自社劇場の番線シスタームービーとしては歌謡曲映画って結構重宝されてたようですね
個人的に野川由美子さん好きですから日活の夜の牝シリーズ三作品はスカパーで拾って全部見てるんですがブログにアップしてるのは一本しかないのね

この東映作品でもおんなそれも田舎の故郷から出てきて都会の夜の世界で自らの肉体をひさぎながら懸命にこの世を浮遊するおんなを描いていく作品っていう共通点で様々のプロットで歌謡曲の歌詞に合わせたおんなを描いていくわけで
脚本家の先生たちも世の中を見る目の確かさを見せてくれてるようですね
おんなの悲哀と男の身勝手さをこれほど鮮明に描けるのは映画の持ってる力でもあるようですね
こういった作品において東映作品がズバ抜けて面白く見てられるのは先にも書いた通り梅宮辰夫という稀有な役者がいてこそなんでしょうね
この作品パッケージ化されてると思ってましたが未パッケージ作品のようですね
あ、そういえば都会の夜に浮遊するおんなの生態をコミックに描いた「ネオンくらげ」シリーズ2作品が今月ようやっとパッケージ化されるみたいですね
1969年製作、日本映画、東映作品
鷹森立一監督作品
出演:梅宮辰夫、野川由美子、森進一、橘ますみ、松井康子、小林千枝、中千鳥、浦辺粂子、晴乃チック、 八名信夫、名古屋章、遠藤辰雄、小松方正、大塚吾郎、永山一夫、佐藤晟也、須賀良大泉滉、左卜全