MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

釜石ラーメン物語

2024-04-08 20:08:36 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画と
普段はあんまりレンタル店でジャケット手に取らないで絵面一発の見た目でレンタルが常ですが、1日二本ブログアップの相方邦画を探す手前
新作ですがどんな映画かって手にとったらもう出演者は完全に知らない人ばっかり
そんな中で今関あきよし監督の名前を見つけて
そう私一昔前まではハロヲタでしたのでモー娘。映画とかで今関監督の作品を見てきていましたのもあってセットレンタルに組み込んだ次第
まぁどこにも書いたり映画の中に東日本大震災の復興って言うよように事は出てはきてはいません
もうあれから10数年経ち復興から今や町起こしっていう感じで作られた作品のようですね
っていうか確かに主人公の母親は津波にさらわれてご遺体が未だ発見されてないという設定でしたし
そりゃ傷痕は目に見えるとこにもまだあるようですし、街並みも変わってるようですし
この映画では目に見えないヒトの心の傷痕をしっかりと描いてる作品
 
まぁ見てるとここまでせんでもいいやろうって思わせるような昭和ティストの人情喜劇というか
家族の絆の復活を描いて最後にはあざとく観客までをも泣かそうって魂胆で作られていましたねぇ
そこまでやらんでもええやろうって思って見てたのは多分私だけだろう・・・
 
第一イラストの宣材自体が完全に昭和でしかないんだもの
姉妹の葛藤を中心に家族の絆を取り戻して行くだけでなく
そこには明日への希望までも描いてきるんですからねぇ
そして副題と言えるのか惹句と言えるのか釜石ラーメンを表現しつつ映画の内容も微妙に表してる
 
“麺は細いが絆は太い。湯気の向こうに笑顔咲く。”
 
のキャッチも昭和だよね
 
2022年製作、日本映画、「釜石ラーメン物語」製作委員会作品
今関あきよし共同脚本・監督作品
出演:井桁弘恵、池田朱那、利重剛、渡辺哲、大島葉子、岡村洋一、木月あかり、厚木拓郎、関口アナン、佐々木琉、山崎将也、森湖己波、長田涼子、椿かおり、島本和人、佐伯日菜子、村上弘明、藤田弓子
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デシベル

2024-04-08 05:05:33 | 韓国映画
今月もそんな輸入量としては多くはないが韓国映画は面白そうな作品ばっかがリリースされるようですね
ってタイトルだけからですけども、それでも見る前からこっちのボルテージも上がる
映画としてはタイトルが「デシベル」っていうことで
周りの音の大きさとか高音によって反応する騒音反応型爆弾(サウンドボム)を探し出そうと必死に釜山の街を駆け回る海軍潜水艦副長の孤軍奮闘の姿を追って行くお話だったのね
 
オープニングの潜水艦はきっかけに過ぎなかったのね
「デシベル」ですからねぇ潜水艦のソナースキャンのお話かと
仮想ではなく現実戦争中(ただし休戦中)の韓国の潜水艦の米韓軍事演習での海中事故での息苦しいお話だと思って見始めたら・・・

なんとその潜水艦が沈んだ一年後、釜山で起きた一軒家の爆破事件のニュースを目にした件の潜水艦の元副長カン・ドヨンの携帯に一本の電話が入ってくる。それの中身は
次はサッカースタジアムを爆発させるというテロリストからの予告電話だった。
その爆弾とは起爆装置に仕掛けがしてあり、音が一定の基準を超えると爆発するという特殊爆弾であると教えられたドヨンは、スタジアムへと向かうが・・・

そう元副長の妻は警察の爆弾処理班の隊長で公園に仕掛けられた爆弾の処理に向かい彼女も音によって起爆が早まることを知り
そんな公園の爆弾とサッカー場の爆弾どっちを選択すると爆破犯はドヨンに選択を迫るもドヨンはそれに答えずサッカー場に向かうもののなんとVIP観覧室が爆破され
かつドヨンの妻も公園で被爆するものの防護服で一命を取り留める
 
サッカー場で新聞記者を味方につけたドヨンは犯人を追って行くわけですが
追って行くうちに爆破犯が何故、こんな凶行に出たのかが次第に明らかになって行く仕組み
そうそれがオープニングでの潜水艦事故だったわけで
 
味方の魚雷に当たって沈没した潜水艦乗組員46名はどう計算しても救助が間に合わず
酸素も不足してくる中で司令官としてドヨンのとった行動は半分の兵士の命を救うという究極の選択だったわけで
死ぬ運命にあたる半数の中に実弟がいることからそれと交代させてくれという兵士がいて
肉親の情からすればもっともなことなんですが
軍の規律としてこれを許せば軍としての規律は崩れるわけで
まぁ韓国は徴兵制度で組み込まれた兵士もいるわけで、全員が職業軍人ではないものの
一度軍に入れば上官の命令は絶対で覆らないものでなければいけないわけで
 
それを恨んでの犯行ですからここまでもドヨンとその家族に対しての二者択一を爆破犯は求めてきてたわけで
それにしても騒音に反応して爆発する爆弾を作れるちゅうのは頭のいい犯人ですよね
普通の爆弾だと大きな声を出し避難させられるんだけど、それをしたら爆発してしまうんだからねぇそこいらにこの映画のもう一つの緊張感を張っていたんですね。
 
そしてドヨンには最終的に妻と娘のそのどちらにも爆弾を仕掛けてさてどっちを選ぶってあくまで二者択一に家族愛を絡ませてくる爆破犯のサイコパスっぷりも見事ですよね
まぁ結末に関しては・・・としておきますが
 
なかなか緊迫感もあって韓国映画の面白さを堪能させてもらいましたが
エンディングでドヨンが如何にもって感じの演説してるシーンはいらなかったんじゃないのかなぁちょっとねぇ
その前のシーンで終わったほうがよかった気がしたのは私だけ?
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
ファン・インホ監督作品
出演:キム・レウォン、イ・ジョンソク、チョン・サンフン、パク・ビョンウン、チャ・ウヌ、イ・サンヒ、チョ・ダルファン、イ・ミンギ
コメント (2)
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