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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

修羅の掟

2024-04-12 20:08:18 | Vシネマ
日本映画専門チャンネルが「映画 氷室蓮司」の公開を記念して
公開日前日の4月11日に“日本統一劇場SP  4.12 映画『氷室蓮司』公開記念祭!”として映画のメイキングとか日テレの連続ドラマ「日本統一 関東編」のノーカット版やら本宮泰風さんと山口祥行さんのオールイン製作の共演任侠Vシネマ3本を連続OAしました。
 
そんな中でメイキングの他のVシネマは記憶的に見てるものもあるようですが
デラシネのブロガーですからどこかに感想書いてるかもですが見つからないので
改めて・・・
いやよくできた作品でした主演は小沢和義さんではありますが
2012年の作品ですので本宮さんも山口さんも実にお若いし、「日本統一」が始まるちょっと前の作品
ある意味東映の着流し任侠映画をそのまんま洋服に着替えさせて、時代を暴対法というか暴排法が施行された時代に置き換えて
組の若者がコトを起こしたりしたら使用者責任で組のというか大同団結した組織のトップまでが司法に持ってかれるという
ヤクザを窮屈な社会に押し込む事でシノギにも制限をかけてきてた時代
 
横浜で大岡川を挟んでお互いにそのシノギをかすめ取ろうと小競り合いを繰り返していた吉蝶会と濱組
吉蝶会では小沢和義若頭の下で本宮・山口の三人は気を許した仲
そんなある日吉蝶会の親分が濱組にはじかれ死ぬ
血気にはやる山口さん十分にお気持ちは分かりますが
早速一門の親分衆から横槍が入り大組織関東連合の仲裁で手打ちということに・・・
組を守ることで若頭は隠忍自重ですがおさまらないのが山口さん
 
まぁ彼がややこしく突っ走って最終的手打ち前に浜組の親分をとってしまう
実は大組織は横浜の再開発に濱組とその大部分に吉蝶会のシマが入っていて
その利権を得るために介入してきて、結果その連合の思惑通りに山口さんは勝手に動いたってことなんですが
そこはヤクザですから山口さんのケジメをとる本宮さん
ヤクザドラマの泣かせどころですよね
 
結局大組織に踊らされてた事に気付いて最後に小沢さんとなんと永倉大輔さんが大組織に殴り込みをかける
山口殺害で自首したために一人刑務所で生き残ったのは本宮さんだけというお話
完全に昭和テイストの任侠ドラマでしたが
なんとガンエフェクトの浅生マサヒロさんの監督作の割にはバイオレンスな作品だった気がする
さらに劇中の台詞が心に刺さる作品だった
もう松田優さんとか古井栄一さんとか最近どうしてらっしゃるのやら
 
2012年製作、日本Vシネマ、コンセプトフィルム作品
林克美脚本、浅生マサヒロ監督作品
出演:小沢和義、本宮泰風、山口祥行、清水宏、永倉大輔、諏訪太朗、野口雅弘、古井榮一、奈良坂篤、木村圭作、松田優、山本昌平
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ギャングスター(2019)

2024-04-12 05:05:30 | 韓国映画
今月2本目の韓国映画、邦題に同題の作品が複数あるためにタイトルに製作年次が入れられてる
っていうのはGEOさんでの分類ですが、これが見終わって調べる時に結構役に立つのでここにも一応入れて置いた
 
ジャケットでの一瞥でレンタルしたいと思っていた作品ってのもフライングで先にレンタルされててようやっと見ることができたが
韓国映画としてはなんとも物足りない作品だった
そうこの映画は主人公がハンマー持ってるもんだからこれでクライマックスは・・・
って思ったら、最初の方の主人公の人となりの説明のときに腕力でここまでのし上がってきたって言う説明映像での暴力シーンで両手のハンマーでのバイオレンスにちょこっと使われてただけで
それ以来まるっきりそんなハンマー振り回すシーンどころかクライマックスでも全くって言う作品
 
ムサンの再開発計画を推進するボスであるチェ会長の元、浮浪者から腕力で高利貸しの地上げ屋をしているチンピラのヨンゲ
ヨンゲは取り立て先の店にソウルから帰省してきた娘スヨンと出会い・・・
そう借金の取り立て先のいわゆるハイソで綺麗な娘と出会い、一目でその美貌に惹かれたチンピラがそのためにボスに逆らって、ただただ仕事を遅らせているだけのお話でしかなく
 
確かに惚れた女は明かに美女でしたが
彼が思いを告げるわけでもないものだから
なんとも恋愛には発展していかなくとても煮えきらない作品
挙句ヨンゲは手下の一人はボスに殺されるは
最終的にはこの美女にお金で裏切られてしまうという体たらくで
思ってたのと違つて、全くもって面白くない作品でした

強いて言うならばここまで色々と面倒を見て貰ってきたものの、女に惚れたってことで主人公ヨンゲがボスに対して恩を仇で返すことになり
惚れた弱みで色々と陰ながら便宜を図ってきた女にも最終的には彼の気持ちもわかってもらえずに裏切られた形になるだけのお話だった

そんな映画ですから主要人物のでキャラクターに魅力を感じられず、映画的にも全く面白くもなんともなくクライマックスのアクションもかなりショボって言う作品
唯一の救いはヒロインが私好みの美女だっただけ
それで一応最後まで見てられたわけ

2019年製作、韓国映画(日本未公開作品)
ソ・ジェヒョン脚本・監督作品
出演:パク・ドゥシクイム・イジ、ユ・ジョンホ、キム・ジェホン、コ・ユアン
 
コメント (2)
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