MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

下忍 青い影

2019-12-21 03:47:02 | 邦画
先に見たというか、劇場での上映でも、DVDのリリースでも
「下忍 赤い影」よりも後塵を拝しているものの
こちらの「下忍 青い影」の方がどちらかと言うと「下忍 赤い影」の前日譚にあたるような作品位置になってるんですね
でも時代劇、もといネオ時代劇としては、数段「下忍 赤い影」よりも面白かった

多分にケレンとしてのアクションは長いし、「下忍 赤い影」のワンカットにこだわらなかったとこも
成功の一因かなぁ
したがって、出演者も演出(坂口拓のアクション演出も)ちゃんとチャンバラしてるし、敵役として聾唖の女忍者というか
琉球槍術の手練れを演じてる山本千尋さんの貢献もおっきいと、私個人的には贔屓の引き倒しですが
プロット的にも、ちゃんと(出演)男優の頭髪は別にしてみも時代劇として成立させてるのは・・・

薩摩が琉球をその統治下に置いたときから、お話が始まります
主人公の尚はそんな琉球で、薩摩藩士に虐げられながら生活しつつ
下忍の孤児と友になり腕を磨いていたのだった
時は移り倒幕を狙う薩摩藩士たちの狼藉によって庶民の暮らしが脅かされていた江戸
尚は、薩摩藩士隆正を追って江戸に流れ着いていた
そこである女郎屋に売られた少女千と出会った尚だったが
薩摩藩士たちは西郷隆盛からの指令で江戸の動乱に拍車をかける隆正との戦いに臨むにであった・・・

相変わらずの勝海舟に津田寛治さん、榊英雄さんもそして筧一郎さんも繋がり程度のご出演ですが
何よりもこちらが、ある意味時代劇としての体をなしていたのは女優さんに尽きるようですね
山本千尋さんには言及しませんが、ヒロインである三上紗弥がちゃんと着物が着られてるし
女郎としの演技の見事さに尽きると言っても過言ではなかったような

「下忍 赤い影」で酷評しましたが、こちらの作品でトントンという事で

2019年製作、日本映画、「下忍」製作委員会作品
山口義高監督作品、坂口拓アクション監督
出演:結木滉星、寛一郎、三上紗弥、菜葉菜、山本千尋、行平あい佳、榊英雄、津田寛治
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下忍 赤い影

2019-12-21 03:45:58 | 邦画
久々の邦画時代劇と勇んでレンタルしてきたんですが
なんだろう確かに時代劇の体はなしてるようですが
勝海舟演じる津田寛治さんがもう髷も結ってなくて・・・まさかの地頭
主人公の龍までもが、長髪という
これってネオ時代劇って言う感じで製作された作品のようですが

見終わって知ったのですが、これって月遅れで公開された「下忍 青い影」という作品と表裏一体になってるようで
二本見ないといかんような作りになってるようで
「下忍 青い影」ではこちらでは主人公に、最初は敵対するもものの
ついには仲間となって行く尚という琉球出身の青年が主役になってるようです
って事で月初にこの作品は見終わっていたんですが「下忍 青い影」が中旬にリリースされ
そいつを見終わってから、今この記事を作成しております

なんかよく知らないお顔の長い筧一郎と言う若手の役者さんを主演に起用されてるんですが
なんかどっかで見たような役者さんだなぁ・・・って見終わって調べたら
なんと佐藤浩市さんの息子さんだったんですか
どおりでお顔がどこかで・・・お父上の見た目の遺伝子もさることながら演技のDNAも
しっかりと受け継がれた息子さんでした

一方の結木滉星さんは戦隊ヒーロー出身の役者さんでしたか
通りでアクションにキレがあるわけだが
その向こうでヒロインが酷い
アイドルだかなんだか知りませんが、山口まゆさんってお方
まずどっから見てもお姫様には見えないし、時代劇の根本であるお着物が全く身の丈に似合ってないのが致命的

お話としては1867年、武士による統治が終わろうとしている幕末の江戸が舞台
主人公の竜は、町の遊び人で江戸で暮らしている
そんなある日、竜は勝海舟に雇われて島津が、江戸に嫁がせた薩摩藩の姫様の静を奪還して国元に送り戻せという依頼を受ける
嫁いだ先でお姫様は旦那さんにはあーだこーだで夜伽を未だにさせてないと言う
もう嘘のようなお話
さらに気の弱い旦那さんは、江戸が官軍に襲われるとお姫様と一緒に薩摩までの道中警護にあたると言うお人好しなんですねぇ
追手との攻防戦には、なんと青い影の尚までもが加わっての
これがウリになってる5分にわたるワンカットアクションと言うケレンでしたが
あえてワンカットにこだわったせいか、坂口拓さんも苦労されたようでチャンバラとしてさほど
ではなく全体にプロットとしてもあんまり面白い作品ではなかったなぁ

2019年製作、日本映画、「下忍」製作委員会作品
山口義高監督作品、坂口拓アクション監督
出演:寛一郎、山口まゆ、結木滉星、中谷太郎、行平あい佳、PANTA、榊英雄、津田寛治
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ランボー ラスト・ブラッド

2019-12-20 17:46:26 | 洋画

輸入DVD屋さんの店頭に出ていました
本国では17日に二次使用として「ランボー」の最新作が置かれていました
もう早速購入し、視聴しました。
中国の十何億の観客があって製作されたとか・・・
そうなんですね、これと「エクスペンダブルス」最新作との合わせ技で中国の配給会社が青田買いの買い取りで
製作資金が確保されたのでスタローンが、速攻で作ったようですので
製作費を中国が出してない形ですので、映画のログには中国の会社は関わってないんですね
「ランボー」まで中国にとられるのを辛うじて防いだようですが
日本での公開は未だ未定のようです

「ランボー」の第一弾の原題が「first blood 」、それが日本で過剰ヒットして、邦題の「ランボー」になってしまったようで
それがそのまま定着しまして30数年、スタローンも70歳を超えて
「ロッキー」のように後継者を育てる役にシフトして行けないから
年齢を役のキャラクターにも年齢経過をみせて、ついに「ランボー」もこれで完結って事で
原題は「RAMBO. Last Blood 」って事である意味シンメトリーになっているんですね

そして再びアメリカの本土でランボーがその戦闘能力の本能を開花させます
4作から10年、アリゾナの父親が残してた牧場で住んでいたランボーは
父親の代から働いていたメキシコ系の老婦人とその孫のガブリエルと平穏な生活を送っていた
ガブリエルが自分を捨てた父親に会いにメキシコに出かけて
そこの女友達に騙されて売春組織に売られてしまい消息を断ちます

老婦人の心配から1人メキシコに探しに行くランボー
ガブリエルの友人の腕にガブリエルのブレスレットを見たランボーは
その友人を問い詰め人身売買のカルテルにたどり着くものの
徒手空拳でも百戦錬磨のランボーですが50人に取り囲まれ、完全にフルボッコ
挙句頬を切り刻まれて・・・
同じ組織に娘をさらわれた女性に助けられたランボーは、売春アジトに再び潜入し
ヤク中にされたガブリエルを助け出すものの、牧場への途中でガブリエルは息を引き取る

って事でランボーの復讐劇が始まるという寸法なんですが
まずは牧場に作った地下道に、いろんな仕掛けを仕込むランボー
そして再びメキシコでカルテルのアジトに忍び込んでそこにいる連中の息の根を断つ
幹部の首を切断した死体にガブリエルの写真を残して
アメリカに続く街道にその幹部の生首を落とし、組織の連中を牧場に誘い込む

クライマックスのケレンはすごいです
脚とか首は斬り落とされる、頭に木槍を刺しこむ
仕掛けに破壊される人体
もう
ラストはカルテルのボスにアーミーナイフを刺して、そこからランボーは手掴みでボスの心臓を掴み出します
って事で結構切り株映像が多いです
ってさすがのランボーも人の子っていうか、もうお年でしょうか腹と胸に被弾して傷ついた体を
父親愛用だったロッキングチェアに沈めるランボー・・・

ラストという事でしょうか?エンドクレジットでは第一作の映像にスタッフキャストの文字が・・・
89分の丁度いい尺の映画でしたが
日本での公開はいつに・・・

2019年製作、アメリカ映画
エイドリアン・グランバーグ監督作品
シルベスタ・スタローン製作・脚本・出演
出演:パス・ベガ、ルイス・マンディロア、シェイラ・シャー、イヴェット・モンリール、オスカル・ハエナダ

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インサイド・マン2

2019-12-19 18:43:06 | 洋画未公開
デンゼル・ワシントンが交渉人として銀行強盗の人質事件に臨んだ前作の続編
最近の傾向だがもう何年も前にヒットした作品の続編を
なんで今頃、夢よもう一度っていう感覚で
それもかなりな格下俳優さんを使って製作するんでしょうか?
「バックドラフト」もそうでしたが、こういう傾向って
やっぱ劇場公開と言うよりは、ネット配信のコンテンツとしたコンセプトで作られてるのですかね

って事で、内容的には周到な計画で銀行に押し入って
人質を取って立てこもった頭脳明晰な犯人グループと、それに翻弄されまいとする捜査官たちの攻防を描いてる点では一応は共通してはいるんですが
お話としては続編であるのですが、まずはプロットだけ踏襲していて
デンゼル・ワシントンの映画の持っていた息詰まる緊張感のサスペンス映画には及びもつかないものの
一応の捻りはあるものの
緊張感とサスペンスには及ばないものの
気楽に見てられるB級作品としてはある意味上質な作品でした

お話としては、白昼のNYシティ、頭脳明晰用意周到なダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが
マンハッタンの連邦国準備銀行を襲撃して
従業員と客を人質に取り立てこもる。
さらに、人質全員に自分たちと全く同じ覆面とつなぎを着させるのだった

その現場を取り囲むFBIとNY市警は人質解放に動くために交渉人の女性FBI捜査官と、NY市警の交渉人を当てるものの
事件解決の一環としてさらに指揮系統の違うSWATを周りに配備しての万全の態勢

しかし、強盗団一味の迅速で巧妙な手口に効果的な対応策が取れず、膠着状態が続く
こうして三者の思惑と駆け引きが絡み合いの中で
強盗団は着々と行内で作業を続けていく・・・

過去の第二次大戦でドイツで見つけた金塊が連邦準備銀行の別口地下倉庫に置かれていて
それが強盗団の本当の目的で、
強盗団が連邦準備銀行を爆破して逃げ切ってしまうまでけいさもFBIも全く気付かないという
果ては強盗団の緻密な計画にFBIの交渉人が人質にとられたりと
犯人の手の内で転がされてしまうんですね

緻密な犯人というか、主犯のお姉ちゃんの完全勝利の映画だったなぁ
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デンジャラス・チェイス

2019-12-18 18:13:26 | 洋画未公開
スコット・アドキンスが銃?機関銃?か何かを構えてる
そんなジャケットにつられてレンタルしてきましたが
ある意味アクション映画好きな私ですから
こんなジャケットだと、即レンタルしちゃうんだし、アドキンスも
どうなんだろう、やっぱこの人もアクション俳優さんということで
やっぱ、アドキンスがジャケットにいれば、無条件でレンタルしちゃう1人ですかね

しかし、この映画アドキンスのこんなというか、銃を撃つというか
銃を構えるシーンなんかワンシーンというか、ワンカットもありゃしませんでしたが
原題は「abduction 」、そうなんです
訳わかんない集団に娘をさらわれたオトーサンが、娘奪還に訳わかんない集団のアジトに潜入し
徒手空拳で己の肉体だけで娘の救出をこころみるものの
なんと地下に落とされた途端に彼が浮き上がってきたのはベトナムの公園の噴水だった

一方、ロシアの組織をダイアで揉めて壊滅させた男が
これまた闇の組織に奥さんを拉致されて
妻がいないと思った瞬間にロシアの組織に襲われたために、ロシアに奥さんを拉致されたって思って
これまた奥さんを探して彷徨う男

実は娘を探すオトーサンにアドキンスなんですが
この方1985年に生存していた人物が、公園の噴水に出てきた時は、なんと2018年だった
で、奥さんを拉致された男は2018に生きてる人物
この生きてる時代が違った男2人が、出会ってそれぞれ強力して娘と妻を探すというお話

なんと拉致った影の集団は死人を蜘蛛みたいな機械を首につけて操作するという宇宙人だった
って事で、なんだろう時制がツイストしてるまま繋がってのSFアクション映画ですかねぇ
アクション自体は面白いんですが、SF要素の謎の宇宙人の正体と誘拐する目標が
殆どよくわからんプロットであるんです

そして舞台はベトナムで、出演してるのはスコット・アドキンスではあるんですが
なんと100%の中国映画だったっていうことで
アドキンスは最近本国での出演作は輸入されないし、この映画ではイギリス人という設定でした

2018年製作、中国映画
アーニー・バーバラッシュ監督作品
出演:スコット・アドキンスアンディ・オンリリー・ジートロン・グォク・アンアキ・アレオンダニエル・ホイット


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ある娼婦の贖罪

2019-12-17 17:17:01 | 洋画未公開
いつものエロチックな衣を被せた
これはちょっと珍しい南米エクアドルの映画です。
配給会社はアルバトロスさんですから、こんな煽情的なジャケットの絵面にしてありますが
普通にサスペンススリラー作品でした

本当に申し訳程度の濡れ場というか、エロチックなシーンもありますが
こういった映画に見られるボカシは男根のみでして
ヒロイン?のオバちゃんは、ほとんどの全裸シーンは背中です。
って事でエロ目的でレンタルされた方には詐欺的な作品になっちょります

お話としては、邦題にある通りヒロインは
南米エクアドルの娼婦です。
貧困と暴力が支配する底辺の街で生きるダナは、なんと7歳の娘を母親に預けて
コールガールとして働いているのは生活のためでもあるんですが、実は娘の病気の治療費のため、
身体を売っては暗黒街のコールガール及び人身売買のボスに上納金を納めているのだった…

そんな毎日を過ごしていたダナではあるのだが、お客で医者である男と昵懇になっていた
ある日、人身売買の組織のアジトに上納金を納めに行ったダナは
自分の娘と同じ年頃の女の子を見たダナはその子が人身売買の商品と見てとって強い衝撃を受ける

そんな時、娘の病死が伝えられ、ダナは絶望の底に突き落とされ
そして彼女は娘のかわりにあの少女を救おうと決意し
医者に助成を頼み人身売買組織にたった一人で戦いを挑む…

助けようって少女はそこいらにいる、いわゆるみなしごで
エクアドルってそんな子供が多いんですかね、その子も海岸で普通に拉致されてたし
ま、どこの国も同じで格差社会のようで
医者は娼婦を好きな時に買えるほどの収入を得てるようだし
っていうか、このお医者さん、アジトで銃声聞いただけで
ビビって逃げてしまうのね
って事で少女は助けたものの、また違う組織にまた…っていうような社会ですから
ある意味ヒロインの自己満足でしかないのも事実

2018年製作、エクアドル映画
ガブリエラ・カルバッチ監督作品
出演: ノエル・シュオンワルド, クリスチャン・メルカド, ジェイム・タマリス, アリアーナ・フレイル, ナディン・ムニョス・セルバンテス
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ワイルド・スピード スーパーコンボ

2019-12-16 20:32:17 | 洋画
これってワイスピなのか
ちゃうやろ、っていう作品だった
ビン様も出演してないし、二大ハゲが、過去にワイスピ出演してたキャラでの登場
ってことで、一応はスピンオフの位置付けでいいのかな?

って事で、オープニングがいいよね2分割の画面で2人が、違う立場で合体するまでを描き
そこから反発し合いつつもステイサムの妹の体内に打ちこまれたウィルスの拡散を防ぐお話
二時間は長いやね
ってハゲイサムの妹役のお姉ちゃんが美女で強くてよかったんですが
ステちゃんのおっかさんにヘレン・ミレルっていうのは贅沢

まさかのロック様の故郷がサモアだったとは
サモアってブラックなんとかですか?らしきダンスみたいなのも見られたし

しかし、なんだろうサモア人って、やっぱ肉体が武器なのかしら
っていうのも銃器捨ててしまって弓槍と、ハイテク兵器の戦いって
原始時代じゃないのに
ロック様はもう戦闘ヘリとの戦い
嘘みたいなお話の展開だけはワイスピらしかったけども・・・
戦闘ヘリってミサイル装備してたよね、一発撃ちゃロック様がお釈迦様でしょう

イドリス・エルバが敵役でしたが、なんとサイボーグ
昔ステイサムに撃たれて死んでるって言う設定でしたが
そういやドーなんだろう、エンドクレジットで前半、中盤、後半と3回も小芝居入れてくるっていうのは
だけどこれってそう言う事でスピンオフの続編もあるのかしら?

本編でさえもう続編のおはなしも鼻血も出てきてませんけど
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X(エックス)謀略都市

2019-12-15 20:31:29 | 洋画
この作品は
ここのblogで記事にした「A.Iライジング」とか、ヴァン・ダムの「ザ・バウンサー」とかの企画興行<WECワールド・エクストリーム・シネマ2019>
で上映された一本ですので
ジャケットから私の好きな女刑事が活躍するガーリーアクションだと思っていたんですが

全く真逆な映画でしたし、なんとヒロインの女刑事は地味だし
見た目もおばちゃんだったし
更に役としては敏腕刑事ではあるものの、同僚であった夫の刑事が自殺しており
その第一発見者であったために
刑事としては致命的なPTSDから現場での死体を直接見られず
現場写真はOKなんで、今は事件整理のデスクワークに置かれてる
って言う存在

そんな感じで、父親を知らずに育った18歳の高校生の娘カティは反抗期でもあって
母親とも馴染めないし、学校でもたびたび問題をを起こす問題児
この日も副市長の娘の鼻の骨を折ってしまう
学校は娘の意見も聞かず権力者におもねる姿勢にも、口を出せない母親がヒロインの内勤刑事

そのうえ、内勤で給料を減額られたせいで、住宅ローンの支払いを滞納するなど金策にも悩まされ、PTSDに加えて金銭的にも追い詰められてるような三重四重苦を絵に書いたようなヒロイン

そんなヒロインが勤めているブダペスト警察管内で起きた3つの老人の自殺
不可解な点があると気付き、それらが他殺ではないかと疑問を呈しますが
殺人課の課長は自殺で警察発表した既決案件と耳を傾けない

しかし、地方から転属されたばかりの新任刑事が、あえてヒロインと一緒に捜査を始める
事件現場で共通の犯人からのメッセージを発見し
殺人事件としてなんと新人刑事は出世していく

更に新たな死体とメッセージが出るもの出世しちゃったらあとは知らぬ存ぜずの新任刑事は
取り合ってくれない
警察も警官も出世とハンガリーも韓国警察同様の対応なんですねぇ

一人で事件を追う羽目になったヒロインに犯人が迫りますが
PTSDでパニック障害のヒロインは拳銃も撃てない
更に夫の自殺も、実はでして・・・

ハンガリー社会が昔からだかえていたレイシズムや階級格差などの問題が底辺にあって
邦題のX(エックス)が過去の社会主義時代の秘密警察によって隠蔽された影の組織であったンですね

アクション作品ではないものの、北欧ミステリー風な
サスペンスミステリー映画として、ヒロインは地味でしたが
地味は地味なりに十二分に楽しめる作品だった

2018年製作、ハンガリー映画
カーロイ・ウッイ・メーサーロシュ脚本・監督作品
出演:モニカ・バルサイ、ゾルターン・シュミエド、サボルチ・ベデ・ファゼカシュ
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ウォーキング・デッドシーズン9

2019-12-14 18:13:11 | 海外ドラマ
KADOKAWAさんの販売戦略なのか
この人気シリーズのリリースは、いつもの、ことながら三ヶ月もかけて
前後半4本ずつに分けてるので、コチラは海ドラマは
なるたけシーズンを一気見するのをモットーとしておりますので
お預けをくらった犬みたいに二ヶ月ヨダレを垂らして待ってました

ってことで全16話、755分をそれこそ4巻ずつ二日で完走させてもらいました
前シーズン8を見終わったところで、なんと今シーズンでは、主人公であるニックが死ぬって言う余計な情報を得ていまして
オープニングからドー死ぬのかって言う変な期待と
ニックの後を受け継ぐリーダーは誰?って言うか
個人的にはニーガン辺りが引き継いでいくんだろうな
とか思っていたんですが
”ニックの死”って言うか、絶対に死んでないじゃん

河に掛けた橋をゾンビの襲撃からみんなを守るために爆破するものの
なんだろう爆風で気を失ったのかよくわからんうちに、なんだろうあのクズの町の女ボスであるアンのよくわかんない行動でなんとヘリに救出されて・・・
っていうのが前半の5話辺りでしょうか
そこまではニーガンを監禁てるアレクサンドリアに、ヒルトップ、王国、オーシャンサイドの連中が共に力を合わせ、リックをリーダーとして暮らしていたんですが
救世主の残党との間で起きた銃撃戦を引き金にして先に書いたリックの死(?)を迎えます

そして、ニックの死後(?)から6年後の世界に急に飛びます
ミショーンはアレクサンドリアを、キャロルはエゼキエルと二人で王国を、
そしてジーザスはヒルトップを守っていた
納得のいかないのがこの後半部ではニックとともに
ナゼかヒルトップではマギーがいません
姿をグレンの忘れ形見と一緒に消したって言う設定に・・・

もうニックもマギーもいない「ウォーキング・デッド」って
果たして「ウォーキング・デッド」と言えるんでしょうか
もうダリルとキャロルしかおらんやん

とは言えそこはドラマですからあったらしいヒロインを登場させて来ましたねぇ

そういうことで、なんと大きくなったジュディスです
保安官ハットに、子供サイズの日本刀を背に、ニックの形見のCOLTパイソンを身に付けてますが
そういうことで後半はこのジュディスが物語の要所要所を引っ張ります
この新キャラがなんとニーガンの心を溶かしたり
後半のヴィランとなる話すウォーカーって言うか
死人の皮を被って野性的に暮らす囁く者たちに追われてる
新メンバーたちを加えて進んでいきます

ニーガンが逃げようとするときにジュディスはニーガンにCOLTパイソンを向けますが
10歳くらいの女の子がパイソン撃ったら反動で5メートルくらい吹っ飛ばされるでしょ
っってことでジュディスがパイソン撃つシーンはありませんが

後半は、そんな囁く者たちのリーダーであるアルファの一人娘を巡っての争奪戦をメインにして
ナゼかミショーンが頑なに各コミュニティーとのコンタクトを拒みとおすんですが
そこをこれまたジュディスが溶かしてみせてくれますが
このコミュニティーは囁く者によって各コミュニティーの重要人物たちが大量に殺され首をさらされたり
と破壊されつくします

リックはたぶん生きているものと思われますが、
今後どーなるのかシーズン10が楽しみになってますが一年後ですねぇ

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殺人鬼を飼う女

2019-12-13 19:27:33 | 邦画
日活ロマンポルノのリブート「ホワイトリリー」から
ある意味気にかけてる女優さんの飛鳥凛さん
再び中田秀夫監督と組んでのレズ映画です・・・って言う感覚でしかなかったんですが
なんとレズというよりは解離性性同一性障害という事で4人の人格を持つ主人公を
飛鳥凛を中心にして、大島正華、松山愛里、中谷仁美の4人一役の映画です

売りはエロチックという事で、クライマックスのケレンは4Pですが
4Pっていうのもセックスシーンですから1人は男性の訳で
脱がれていない唯一の女優さんのは中谷仁美さん
脱ぐのに抵抗のない女優さんのようですが、この作品では宣材のみでの裸だけです。

10才の時に性的な虐待を受けていた少女
なんと普通の男からかと思わせる演出でしたが
義父だったのね、結局この性的な虐待を受けたことによって
解離性同一性障害になった女性の話だったのね
だから男性恐怖症で、別人格の一人とレズです

ホラー映画で名を出した中田監督ですが
ホラー色が薄くて、ロマンポルノの再演になってるような作品でしたが
飛鳥凛さんは脱げる女優さんの位置を確定されたようですねぇ
ここんとこはVシネの「日本統一」シリーズの川谷総長の姐さんとしてレギュラー出演されてるのしか見てませんが

水谷研二さんもマッパでのご出演ですたねぇ
ってかやっぱこういったキャラが似合ってる吉岡睦雄さん
と男優陣も素晴らしいけど
ヒロインの母親役の根岸季衣さんが、ある意味一人で持っていったような作品でもあったような

エロが売りにしてるものの、原作重視で描くとこういった中途半端なエロチック作品になってしまうのも仕方ないのかな
個人的な期待(どういう物差しかは別にして)とは違う作品だったようで・・・

切り口の違う記事はコチラ

2019年製作、日本映画、「殺人鬼を飼う女」製作委員会作品、角川映画配給
中田秀夫監督作品
出演:飛鳥凛、大島正華、松山愛里、中谷仁美、水橋研二、浜田信也、吉岡睦雄、根岸季衣
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