山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

元朝蕎麦に誓う

2008-01-01 12:04:30 | 蕎麦、うどん、ラーメン
あけましておめでとうございます。

心おだやかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
これから始まる1年が、皆様のhappyな笑顔で満ちあふれますようにと心から願っております。

さて、皆さんは元朝蕎麦(がんちょうそば)をご存知でしょうか?
お金を招き寄せられるようにとの願いを込めた『年越し蕎麦』に対して、細く長く生きるようにとの願いを込めた『元朝蕎麦』は元日の朝に食べるお蕎麦です。

蕎麦好きの我が家では、美味しいお蕎麦が食べられるなら何でもいいやと言うことで、大晦日と元旦にお蕎麦を頂くことにしています。
お蕎麦は会津の蕎麦打ち職人の中から、カミさんの弟が厳選して送ってくれています。

今年は小檜山さんという蕎麦打ちが雄国産のそば粉で打ったお蕎麦でした。



お蕎麦は『挽き方』『打ち方』『茹で方』で決まると言われますが、その中でも『挽き方』が命と言われています。この職人さんは、石臼を改良に改良を重ねてミクロンの世界ま挽き分ける技術を生み出したのだそうです。勿論、打ち方も一流であることは言うまでもありません。

そして今回、会津のお蕎麦を知り尽くした弟に選ばれたのが小檜山さんという蕎麦打ちさんのお蕎麦でした。



大鍋でさっと茹で上げたのがこれ。この艶、この腰、この喉ごし、実に旨いお蕎麦です。



我が家では、大根のおろし汁に薬味のネギと鰹節をたっぷり入れて、醤油と一味を加えてつゆを作ります。いわゆる『高遠蕎麦』というやつですね。信州高遠と関係の深い会津ならではの食べ方、是非一度お試し下さい。やみつきになること請け合いです。



そして、仕上げは鶏蕎麦でさっぱりと。



毎年、この元朝蕎麦を頂くとき、つくづく思うことがあります。
会津地方の蕎麦打ち職人さんたちが、日々どれほどの精進を続けているのだろうかと。
お客さんにホントに旨い蕎麦を食べさせたい、唸らせたい、蕎麦と言ったらなんてったって○○さんだよなあ、そんな声を聞きたくて、石臼に工夫を凝らし、腕に磨きをかけているのだと思います。そこには、一つの技を極め続ける職人魂が見て取れませんか?それほどの精進を重ね続けているからこそ、蕎麦喰いの会津人の中で選ばれ勝ち残ることができるのだと思うのですが、、、、、。


こんな蕎麦打ち職人の心意気を感じて、今年も自分に誓うものがあります。

来院者が笑顔で訪れ、満たされてhappyな笑顔でお帰り頂く。
そんなクリニックを1軒でも多く増やせることに貢献します。

ここで最後を迎えたい、こんなに良くしてもらって、こんなに思いやりに包まれて最後を迎えるなら悔いはない。そんな風に感じて頂ける病院を1軒でも多く増やせることに貢献します。

素晴らしいクリニックや病院の見学を続け、理想のイメ-ジを広げていきます。

私も、私のスタッフもずっと輝き続けます。そのために日々学び精進し、人としての磨きをかけ続けて行きます。人の成長は、仕事の中にこそあると信じています。

寸暇を惜しんで溪と山に出ます。溪と山は私のチカラと生命の源泉ですから。


こんな私ですが、今年も親密なおつきあいのほど宜しくお願い致します。








コメント (10)
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